恋をして、結婚をして、フツウに赤ちゃんを授かる。
きっとみなさんもそんなフツウを抱いているのではないでしょうか?
しかし、フツウとはすこし違った”現実”があることを
私たちは知っています。
現在、4.4組に1組が不妊症の検査や治療を受け(*1)、
出生児の14人に1人が体外受精によって生まれてきます(*2)。
多くの夫婦が医療を受け入れている中で、
妊活が期間に比例したストレスを夫婦の心身に与えるのも事実です。
自らの身体への疑い、戸惑い、パートナーへの配慮、
親族からのプレッシャー、年齢と確率の関係、経済的な不安、
限られた時間の中での通院、身体を酷使する治療、
結果が伴わない挑戦ーーー
決して楽ではない妊活なのに、
まわりに頼ることができない夫婦がほとんどです。
出産・子育てが徐々にそうなってきたように、
妊活も多くの人に認知され、理解される社会であってほしい。
そして、自分たちを大切にする夫婦が増えてほしい。
出典
*1:第16回出生動向基本調査/国立社会保障・人口問題研究所(2022年)
*2:生殖補助医療による出生児数:公益社団法人日本産科婦人科学会「ARTデータブック(2020年)」、全出生児数:厚生労働省「令和2年(2020)人口動態統計(確定数)」