Column

ガイドライン改定予定と匿名AIDの今後について

2026年8月1日予定のガイドライン改定のお知らせ。AID・IVF-Dの変更内容を案内する画像

当院では、2026年8月1日より、提供精子による生殖補助医療のガイドライン第8版への改定を予定しています。

今回の改定は大幅な変更となるため、詳細は7月中旬頃に改めてご案内いたしますが、治療選択に大きく関わる内容について先にお知らせいたします。

先にお伝えする変更点

①IVF-DにおけるAID回数要件の廃止

AIDを行わずに最初からIVF-Dを選択できるようになります

②AIDも非匿名化へ

AIDにおいても非匿名精子を使用します

当院の提供精子による生殖補助医療は、完全非匿名へ移行するため、匿名AIDは現在保有している精子在庫をもって終了となります。匿名ドナー精子の新規受付は行わず、在庫がなくなり次第終了となります。

非匿名精子とは、出生した子どもが成人後に希望した場合に接触(メール・電話・手紙・対面等)が可能なドナーの精子

匿名精子とは、接触できないドナーの精子

ガイドライン改定後に可能な治療と手続き

皆様の2026年7月31日時点での状況により、8月1日以降に選択できる治療や必要な手続きが異なります。

ご自身がどの治療を選択できるか・どのような手続きが必要なのかは、以下のセルフチェックフォームでご確認ください。

可能な治療・手続き 【セルフチェック】 フォーム

上記の「ガイドライン改定後に可能な治療【セルフチェック】フォーム」を一覧化したものが以下の図です。セルフチェックフォーム内で表示される各ケースの内容はこちらからも確認できます。ただし、ご自身がどのケースに該当するかは、早見表ではなくセルフチェックフォームの方が分岐操作が伴うため正確にできると思います。

セルフチェックシートの一覧早見表

匿名AIDを継続する方へ

匿名AIDは現在保有している精子在庫限りで終了となります。匿名ドナー精子の新規追加は行わないため、今後は血液型による在庫の偏りが大きくなります。

そのため、匿名AIDを継続する方には、医師が匿名AID実施日を決定した後、「匿名AID|提供精子の血液型選択登録」を行っていただきます

対象の方には、匿名AID実施日決定後に登録フォームをご案内します。他院で匿名AID実施日を決めている方には、匿名AID予約のお電話をいただいた時にご案内いたします。

なお、血液型選択登録は匿名AID実施日決定後にのみ可能です。周期開始時などの事前登録はできませんので、あらかじめご了承ください。早めに登録したいとお考えの方もいらっしゃるかと思いますが、正確で公平な在庫管理のため、ご理解とご協力をお願いいたします。

提供精子ストック状況

現在の在庫状況は以下よりご確認ください。

提供精子ストック状況

非匿名AIDの費用

AIDはIVF-Dの3倍の提供精子を使用

IVF-Dは顕微授精のため、卵子に直接精子を注入して授精させることで必要な精子量は少なくて済みます。一方、AIDは人工授精のため、子宮内に注入した精子が卵管まで到達する必要があり、多くの精子量が必要です。AID1回あたりに必要な精子量は、IVF-Dの3倍となり、提供精子を3本使用します。

非匿名AID費用の内訳

提供精子代 71,500円×3本
人工授精 22,000円
合計:236,500円/1回

なぜ非匿名AIDは高額になるのか

匿名ドナーと非匿名ドナーでは、ドナーの特性や精子の管理コストが大きく異なるためです。

匿名ドナーは提供を継続する方が多く、また匿名AIDのみに使用されます。AIDの妊娠率は低めのため、ドナーあたりの出生児数が上限の10人に近づくことは過去一度もなく、提供された精子を無駄なく使用することができていました。そのため、精子管理や感染症検査にかかるコストが抑えられていました。

一方、非匿名精子はIVF-Dにも使用されるため、妊娠率が高いIVF-Dでは出生児数の上限に達しやすい特徴があります。その場合、提供された非匿名精子に余剰があっても使用できず、廃棄となります。

また、非匿名ドナーは登録者数は多いものの、一人あたりの提供回数は少ない傾向があります。そのため、精子の管理や感染症検査の回数が増え、コストも高くなります。このような違いから、非匿名の提供精子は使用する提供精子量に応じた料金設定としています。

非匿名ドナーとは、出生した子どもが成人後に希望した場合に接触(メール・電話・手紙・対面等)が可能なドナー

匿名ドナーとは、接触できないドナー

治療費と妊娠率

提供精子の生殖補助医療は、保険適用外のため費用負担は大きいです。そのため、1回あたりの費用だけでなく、妊娠率も含めて考えることが重要です。

AIDの治療費と妊娠率

2023~2024年に当院で実施したAID 1,032周期の結果では、妊娠率は37歳以下で9.3%、38歳以上で3.1%でした。また、20周期以内のAIDで妊娠した方の平均妊娠周期は3.1周期でした。

AIDを3回実施した場合の費用は、
・匿名AID 93,500円 × 3回 = 280,500円
・非匿名AID 236,500円 × 3回 = 709,500円
となります。

IVF-Dの治療費と妊娠率

一方、体外受精では、36歳以下の胚移植1回あたりの妊娠率は53~57%(4~6AA・BA・AB胚)です。

体外受精は、採卵数・受精数・培養日数・凍結胚数などによって費用が変わります。
例えば、「採卵数 5個→凍結胚盤胞3個」の場合に1回目の胚移植で妊娠した場合の総額は以下の表の通り約74万円です。

IVF-Dの各治療 費用
診察・検査・薬 約60,000円
採卵5個 176,000円
顕微授精 154,000円
提供精子代 71,500円
胚盤胞培養5個 69,300円
胚凍結3個 82,500円
胚移植 約125,000円
採卵から胚移植1回目までの合計:約738,300円

もし1回目の胚移植で妊娠に至らなかった場合でも、凍結胚が残っていれば採卵や顕微授精をやり直す必要はなく、追加費用は主に胚移植費用のみです。36歳以下では、胚移植3回までの累積妊娠率は91%以上となっています。

また、IVF-Dで妊娠した後は余剰胚を凍結保存できるため、第2子を希望する場合は胚移植から再開することができ、第1子と第2子で同じドナーになります。

妊娠率は卵子の年齢に最も影響を受けるため、例えば34歳の時に凍結した胚を37歳で移植した場合でも、34歳時点に近い妊娠率が期待できます。その結果、妊娠までの時間や費用を抑えられる可能性があります。

ご夫婦でご検討ください

治療を選択する際には、1回あたりの費用だけでなく、妊娠率、妊娠までにかかる時間、通院回数、将来の第2子のことも含めて、ご夫婦でご検討ください。

本件に関するご質問

今回のガイドライン改定は大きな変更を含むため、ご不明点もあるかと思います。

①本記事、②よくある質問、③可能な治療・手続き【セルフチェック】フォームの3つをご確認ください。それでも解決しない場合は、下記の専用フォームよりお問い合わせください。

ガイドライン8版改定に関するご質問フォーム

なお、本件に関するお問い合わせは、電話およびホームページのお問い合わせフォームでは受け付けておりません。お手数をおかけしますが、回答の統一と正確なご案内のため、専用フォームをご利用くださいますようお願いいたします。お電話をいただいた場合も専用フォームをご案内いたしますので、あらかじめご了承ください。

よくある質問

目次

1.匿名AID・非匿名AIDについて

2.IVF-Dについて

3.提供精子の血液型について

4.提供精子の在庫について

5.費用について

6.倫理委員会の審査について

7.自分の状態がわからない

8.新ワークシートと非匿名AID・IVF-Dカウンセリングについて

9.早くIVF-Dに進む場合の選択について

内容

1.匿名AID・非匿名AIDについて

Q. 匿名AIDはいつ終了しますか?
匿名AIDは現在保有している匿名ドナー精子の在庫がなくなり次第終了します。終了時期は血液型によって異なるため、現時点ではわかりません。在庫状況は以下よりご確認ください。

Q. 8月1日以降も匿名AIDはできますか?
匿名ドナー精子の在庫がある限り可能です。ただし、新規の匿名ドナー精子の追加は行わないため、在庫がなくなった血液型から順次終了となります。

Q. 8月1日以降は必ず非匿名AIDを選ばなければなりませんか?
いいえ。匿名AIDの承認を得てる夫婦は、匿名ドナー精子の在庫がある場合は匿名AIDも選択できます。

Q. 非匿名AIDとは何ですか?
治療により生まれた子どもが、成人後に希望した場合、接触(メール・電話・手紙・対面等)が可能なドナーが提供した精子による人工授精のことです。

Q. 匿名AIDでもドナーの個人を特定しない情報はわかりますか?
はい、匿名AIDであってもドナーの個人を特定しない情報は開示できます。妊娠後20週ころに臨床心理士またはソーシャルワーカーの面談の中でお伝えします。内容は、ドナーの身長・体重・体の特徴・血液型・趣味特技・職業・精子を提供する理由・3親等以内の病歴です。情報を開示する目的は、お子さんへのテリングに活用していただき、「子どものための安全な告知」を支援するためです。面談の中ではお子さんへの伝え方についても具体的に一緒に考えます。

Q. 匿名AIDと非匿名AIDの違いは何ですか?
出生した子どもが成人後にドナーへアクセスできるかどうかです。この治療で生まれた方の考え方はさまざまです。自分の出自に関心を持たない方もいれば、強く知りたいと願う方もいます。また、若い頃は気にならなくても、年齢を重ねる中で知りたい気持ちが生まれる方もいます。当院では、この治療の当事者となることを自分で選ぶことができなかった生まれた人が、将来知りたいと思った時に、その選択肢が残されていることが大切だと考えています。非匿名の提供精子(非匿名AID・IVF-D)では、それが可能です。

Q. 非匿名AIDを選ぶと、子どもは必ずドナーと会わなければなりませんか?
いいえ。治療で生まれた人が成人後に希望した場合に限ります。ドナーとの接触は、メール・手紙・電話・対面のいずれかから始めますが、その方法はドナーとも相談の上で決定します。また、非匿名ドナーが約束している接触回数は1回以上のため、メール等のやり取りのみで終了し、対面に至らない場合もあります。非匿名は、ドナーとの対面を保証する制度ではありません。しかし、当院はできるだけ顔を合わせた交流を目指しており、接触の際には生まれた人とドナーの仲介役として関わり、安心できる環境づくりを行います。

2.IVF-Dについて

Q. IVF-DのAID回数要件がなくなるとはどういう意味ですか?
これまではIVF-Dに進むためには一定回数のAID実施が必要でしたが、8月1日以降はAIDを行わずにIVF-Dを選択できるようになります。

Q. 現在AIDを続けていますが、途中からIVF-Dへ変更できますか?
可能です。ただし、倫理委員会承認状況等によって手続きが異なりますので、セルフチェックフォームをご確認ください。

Q. 現在他の医療機関でAIDをしています。はらメディカルではIVF-Dからできますか?
可能です。詳しくは「はじめてのAID・IVF-D勉強会」にてご説明していますので、そちらにご参加ください。

3.提供精子の血液型について

Q. なぜ匿名精子の血液型選択登録が必要になったのですか?
匿名ドナー精子の新規追加を行わないため、今後は血液型ごとの在庫差が大きくなることが予想されるためです。夫婦が納得して匿名AIDを実施していただけるように、事前に選択登録をしていただきます。

Q. 今まで夫と同じ血液型のドナーを使用していたのですか?
はい。当院では提供精子のストックが十分あるため、夫と同じ血液型のドナー精子を使用していました。今後もしばらくは夫と同じ血液型のドナーを使用しますが、匿名AIDにおいては、新規追加を行わないため、血液型ごとの在庫に合わせた運用をするために提供精子の血液型選択登録をします

Q. 使用するドナーの血液型はいつわかりますか
AID実施直前に確認いただく「使用するドナーの血液型に関する最終同意書」にてご確認いただきます。事前の登録の通りの使用であることをAID実施前にご確認ください。

Q.「使用するドナーの血液型に関する最終同意書」の確認の時に、AIDの実施を中止することはできますか
本治療はいつでも中止できます。ただし、凍結提供精子を融解した後は、その精子は再利用はできないため破棄となることから、提供精子ドナー費用などがかかります。

Q. 匿名AIDの提供精子血液型選択登録はいつ行いますか?
医師がAID実施日を決定した後にご案内します。

Q. 周期開始時に先に匿名AIDの提供精子血液型選択登録できますか?
できません。卵胞が育ちにくいなどにより高額な排卵誘発剤を使用されているなど、さまざまな事情があることは承知しておりますが、先に登録することで、その後のキャンセルなどの変動も管理が必要になることから、正確な在庫管理のため、AID実施日決定後のみの登録としています。

Q. 匿名AIDの提供精子血液型選択登録は登録後に変更できますか?
原則として変更はできません。登録時によくご確認ください。

4.提供精子の在庫について

Q. どの血液型の在庫が少ないですか?
最新の在庫状況をご確認ください。

Q. 「現在停止(今後追加あり)」とは何ですか?
現時点では、半年間の凍結期間とその後の感染症検査にパスした使用可能な在庫はありませんが、提供精子の凍結はあるため、凍結から半年が経過し、感染症再検査の結果により今後使用可能となる可能性がある状態です。

Q. 「現在停止(今後追加あり)」はいつ再開しますか?
提供精子は、凍結時には判明していない感染症がないことを確認するため、6か月以上の凍結保存が必要です。また、6か月経過後にドナー本人が再度感染症検査を受け、陰性が確認された場合にのみ使用できるようになります。再検査の時期はドナー本人の都合によるため、「▲ 現在停止(今後追加あり)」の精子が『いつ利用可能になるか?』はわかりません。最新の状況は本サイトでご確認ください。

Q.「現在停止(今後追加あり)」や「×終了」の場合は、匿名AIDは実施できませんか?
在庫のない血液型については、夫婦の血液型から、生まれる可能性のある子の血液型を当院のプログラムで自動的に判定し、その血液型に対応する匿名ドナー精子の中からランダムに選択する方法があります。詳しくは、匿名AID決定後に提供精子の血液型選択登録の際にご確認いただけます。

5.費用について

Q.匿名AIDの費用はいくらですか?
1回93,500円です。匿名AIDの費用はガイドライン8版改定後もかわりません。匿名AIDは在庫限りで終了します。

Q. 非匿名AIDの費用はいくらですか?
1回236,500円です。

Q. なぜ非匿名AID費用は高いのですか?
AIDでは、子宮内に注入した精子が卵管まで到達する必要があるため、多くの精子量が必要です。そのため当院では、非匿名AID1回につきドナー精子を3本使用しています。また、非匿名ドナー精子はAIDだけでなくIVF-Dにも使用されるため、出生児数の上限に達しやすく、提供された精子に余剰があっても使用できず廃棄となる場合があります。さらに、非匿名ドナーは登録者数は多いものの、一人あたりの提供回数は少ない傾向があるため、精子の管理や感染症検査にかかるコストも高くなります。このような理由から、非匿名AIDは使用する精子量(3本分)を反映した料金設定となっています。

Q. IVF-Dの費用は変わりますか?
IVF-Dの費用はガイドライン8版改定後もかわりません。

Q.IVF-Dの費用はいくらですか?
IVF-Dの費用は、AIDのように「1回いくら」ではありません。採卵手術でとれる卵子の数・受精数・培養数×日数・凍結胚数・胚移植回数によって異なります。例えば、採卵数5個→凍結胚盤胞数3個の場合の概算はこちらをご覧ください。

6.倫理委員会の審査について

Q. すでに倫理委員会承認を受けています。再申請は必要ですか?
状況によって異なります。セルフチェックフォームをご確認ください。

Q. 匿名AIDから非匿名AIDへ変更する場合は手続きが必要ですか?
必要です。詳細はセルフチェックフォームをご確認ください。

7.自分の状態がわからない

Q. 自分がどの治療を選択できるかわかりません
セルフチェックフォームをご利用ください。

Q. 個別の治療相談はできますか?
診療時に医師へご相談ください。お電話、問合せフォーム、質問フォームでの対応はできませんのでご了承ください。

Q.まだ、はらメディカルクリニックに通院していませんが、相談できる窓口はありますか?
臨床心理士のカウンセリングにて対応しております。当院にまだ通っていない方はお電話にてご予約ください。対面・オンラインの2つの方法があります。当院通院中の方は、予約アプリの【心理カウンセリング】よりご予約ください。

8.新ワークシートと非匿名AID・IVF-Dカウンセリングについて

Q. IVF-Dに進むためには、新ワークシートの提出が必要ですか?
状況によります。すでに匿名AID倫理委員会審査の承認を得ているご夫婦は、新ワークシートの提出は不要です。次の手続きは、非匿名AID・IVF-D説明会への参加となります。また、2026年7月31日までに匿名AID倫理委員会申請前カウンセリングを完了した方も同様です。一方、これから初めて倫理委員会審査を受ける方で、最初から非匿名AID・IVF-D倫理委員会審査を希望する場合は、新ワークシートの提出が必要です。

Q. 新ワークシートはいつ・どのように受け取りますか?
ガイドライン第8版には、今回お知らせした内容以外にも多くの変更があります。詳細は7月中旬頃に改めてご案内します。その際にご案内する「ガイドライン改定確認フォーム」にて、新ワークシートの希望有無を確認します。希望された方には、2026年8月1日にメールでお送りします。新ワークシートはガイドライン第8版の資料であるため、8月1日より前にお渡しすることはできません。

Q. 新ワークシートはどのように提出しますか?
郵送またはご来院にてご提出ください。郵送の場合は、簡易書留やレターパックなど、配達記録が残る方法をご利用ください。なお、【非匿名AID・IVF-D】倫理委員会申請前カウンセリング予約日の3日前必着です。

Q. 8月1日以降の【非匿名AID・IVF-D】倫理委員会申請前カウンセリングを受ける場合、新ワークシートはいつまでに提出すればよいですか?
カウンセリング予約日の3日前までに、当院必着で郵送いただくか、ご来院にてご提出ください。郵送の場合は、簡易書留やレターパックなど、配達記録が残る方法をご利用ください。

9.早くIVF-Dに進む場合の選択について

Q. 6月に初診を受けたばかりで、まだガイドライン第7版のワークシートにも取り組んでいません。最初からIVF-Dを希望しています。匿名AID倫理委員会審査を先に受ける方法と、最初から非匿名AID・IVF-D倫理委員会審査を受ける方法では、どちらが早いですか?
状況によって異なります。匿名AID倫理委員会申請前カウンセリングを早期に完了でき、次回の非匿名AID・IVF-D説明会開催日の3日前(締切日)までに承認が得られ、次回の次回の非匿名AID・IVF-D説明会に参加できる場合は先に匿名AID倫理委員会審査を受けた方が早く進める可能性があります。ただし、この方法では匿名AID倫理委員会審査と非匿名AID・IVF-D倫理委員会審査の2回の審査が必要となるため、申請費用33,000円も2回かかります。

本件に関するご質問

①本記事、②よくある質問、③可能な治療・手続き【セルフチェック】フォームの3つをご確認ください。それでも解決しない場合は、下記の専用フォームよりお問い合わせください。

ガイドライン8版改定に関するご質問フォーム

なお、本件に関するお問い合わせは、電話およびホームページのお問い合わせフォームでは受け付けておりません。お手数をおかけしますが、回答の統一と正確なご案内のため、専用フォームをご利用くださいますようお願いいたします。お電話をいただいた場合も専用フォームをご案内いたしますので、あらかじめご了承ください。

セルフチェックフォーム内容一覧の各ケース

各ケース目次

ケース1

ケース2

ケース3

ケース4

ケース5

ケース6

ケース7

ケース8

ケース9

ケース外①

ケース外②

ケース外③

各ケースの内容

【ケース1】初診が8/1以降の方の治療は、非匿名AID・IVF-Dです。匿名AIDは選択できません。

初診後の流れ

  1. 必要書類の受け取り(初診日)
  2. 自学習新ワークシート提出
  3. 心理カウンセリングを受ける
  4. 非匿名AID・IVF-D説明会参加
  5. 審査書類提出・SW面談
  6. 非匿名AID・IVF-D倫理委員会審査
  7. 承認後、非匿名AID・IVF-Dを開始

※非匿名AID・IVF-D倫理委員会非承認の場合は、当院で提供精子による生殖補助医療を受けることはできません。

所要時間の目安

  • 1~3:ご夫婦のペースで進める
  • 4:3の心理カウンセリング完了後に予約可能で偶数月第1土曜日にZoom開催
  • 5~7:平均2~3か月かかる

予約方法(予約アプリ)

  • 非匿名AID・IVF-D説明会の予約は、【説明会・勉強会】→【非匿名AID・IVF-D説明会】
  • 心理カウンセリングの予約は、【心理カウンセリング】→【非匿名AID・IVF-D】倫理委員会申請前カウンセリング(臨床心理士:戸田)

【ケース2】新制度(ガイドライン8版)の流れで手続きを行い非匿名AID・IVF-D倫理委員会の審査をうけてください。承認の場合は非匿名AID・IVF-Dが可能です。匿名AIDは選択できません。

手続きの流れ

  1. 8/1~新ワークシートを受け取る
  2. 新ワークシート提出
  3. 心理カウンセリングを受ける
  4. 非匿名AID・IVF-D説明会参加
  5. 審査書類提出・SW面談
  6. 非匿名AID・IVF-D倫理委員会審査
  7. 承認後、非匿名AID・IVF-Dを開始

※倫理委員会非承認となった場合は、当院で提供精子による生殖補助医療を受けることはできません。

所要時間の目安

  • 1~3:ご夫婦のペースで進める
  • 4:3の心理カウンセリング完了後に予約可能で偶数月の第一土曜日にzoom開催
  • 5~7:平均2~3か月かかる

予約方法(予約アプリ)

  • 心理カウンセリングの予約は、【心理カウンセリング】→【非匿名AID・IVF-D】倫理委員会申請前カウンセリング(臨床心理士:戸田)
  • 非匿名AID・IVF-D説明会の予約は、【説明会・勉強会】→【非匿名AID・IVF-D説明会】

【ケース3】2026年7月31日までにカウンセリングを完了された方(2026年6月18日時点で予約済みの場合は8月の予約日まで有効)を対象に、匿名AID倫理委員会審査を実施します。カウンセリングが完了しないまま期限を過ぎた場合は、匿名AID倫理委員会審査を申請することはできません。匿名AID倫理委員会審査で承認された場合は、非匿名AID/IVF-D倫理委員会審査へお進みください。

【注意】本ケースでは、匿名AID倫理委員会審査と非匿名AID・IVF-D倫理委員会審査の2回の審査が必要となり、申請費用も2回分かかります。一方で、すでにワークシートを提出・作成済みの場合は、新ワークシートの提出は不要です。また、患者様の状況によっては、2回審査を行っても本ケースの方が早く進められる場合がありますし、最初から非匿名AID・IVF-D倫理委員会に進んでいても早さは同じ場合もあります。時期や目的によって、最初から非匿名AID・IVF-D倫理委員会審査を受ける場合と比べたメリット・デメリットが異なります。ご夫婦でよくご検討ください。

■匿名AID倫理委員会審査手続きの流れ

  1. 7/31までに ( 6/18時点で予約済みの場合は8月の予約日まで有効 )  カウンセリングを完了する
  2. 匿名AID倫理委員会審査

※匿名AID倫理委員会非承認の場合は、当院で提供精子による生殖補助医療を受けることはできません。非匿名AID・IVF-D倫理委員会に申請することもできません。


所要時間の目安

  • カウンセリング完了から21日以内に倫理委員会の結果がわかります

予約方法(予約アプリ)

  • 心理カウンセリングの予約は、【心理カウンセリング】→【匿名AID】倫理委員会申請前カウンセリング(臨床心理士:戸田)

■匿名AID倫理委員会承認後、非匿名AID・IVF-Dに進む場合の手続きの流れ

  1. 非匿名AID・IVF-D説明会参加
  2. 審査書類提出・SW面談
  3. 非匿名AID・IVF-D倫理委員会審査
  4. 承認後、非匿名AID・IVF-Dを開始

※倫理委員会への再申請があるため2回目となる33,000円がかかります。非匿名AID・IVF-D倫理委員会非承認の場合は、匿名AIDを在庫の限り続けることができます。

所要時間の目安

  • 1:偶数月の第一土曜日にzoom開催。匿名倫理委員会承認後の申し込み
  • 2~4:平均2~3か月かかる

予約方法(予約アプリ)

  • 非匿名AID・IVF-D説明会の予約は、【説明会・勉強会】→【非匿名AID・IVF-D説明会】

■7/31まで ( 6/18時点で予約済みの場合は8月の予約日まで有効 )  に実施したカウンセリングが完了しない場合は匿名AID倫理委員会申請不可。改めて非匿名AID・IVF-Dを進める場合の流れ

  1. 8/1~新ワークシートを受け取る
  2. 新ワークシート提出
  3. 心理カウンセリングを受ける
  4. 非匿名AID・IVF-D説明会参加
  5. 審査書類提出・SW面談
  6. 非匿名AID・IVF-D倫理委員会審査
  7. 承認後、非匿名AID・IVF-Dを開始

※倫理委員会非承認となった場合は、当院で提供精子による生殖補助医療を受けることはできません。

所要時間の目安

  • 1~3:ご夫婦のペースで進める
  • 4:偶数月の第一土曜日にzoom開催。 3の心理カウンセリング完了後に参加可能
  • 5~7:平均2~3か月かかる

予約方法(予約アプリ)

  • 非匿名AID・IVF-D説明会の予約は、【説明会・勉強会】→【非匿名AID・IVF-D説明会】
  • 心理カウンセリングの予約は、【心理カウンセリング】→【非匿名AID・IVF-D】倫理委員会申請前カウンセリング(臨床心理士:戸田)

【ケース4】2026年7月31日までにカウンセリングが完了した方を対象に、匿名治療倫理委員会審査を実施します。ただし、2026年6月18日までに倫理委員会申請前カウンセリングを予約済みの方は、予約日が7月31日以降であっても、その予約日にカウンセリングが完了した場合に限り、匿名治療倫理委員会審査の対象とします。予約日にカウンセリングが完了しなかった場合は、匿名AIDを選択することはできません。


■匿名AID・手続きの流れ

  1. 予約した日にカウンセリングを完了する
  2. 匿名AID倫理委員会審査
  3. 承認後、匿名AIDを開始

※匿名AID倫理委員会非承認の場合は、当院で提供精子による生殖補助医療を受けることはできません。非匿名AID・IVF-D倫理委員会に申請することもできません。


所要時間の目安

  • カウンセリング完了から21日以内に倫理委員会の結果がわかります

予約方法(予約アプリ)

  • 心理カウンセリングの予約は、【心理カウンセリング】→【匿名AID】倫理委員会申請前カウンセリング(臨床心理士:戸田)

■匿名AID承認後、いずれ非匿名AID・IVF-Dに進む場合の手続きの流れ

  1. 非匿名AID・IVF-D説明会参加
  2. 審査書類提出・SW面談
  3. 非匿名AID・IVF-D倫理委員会審査
  4. 承認後、非匿名AID・IVF-Dを開始

※倫理委員会への再申請があるため2回目となる33,000円がかかります。非匿名AID・IVF-D倫理委員会非承認の場合は、匿名AIDを在庫の限り続けることができます。

所要時間の目安

  • 1:偶数月の第一土曜日にzoom開催
  • 2~4:平均2~3か月かかる

予約方法(予約アプリ)

  • 非匿名AID・IVF-D説明会の予約は、【説明会・勉強会】→【非匿名AID・IVF-D説明会】

■7/31まで( 6/18時点で予約済みの場合は8月の予約日まで有効) にカウンセリングが完了しなければ、匿名AID選択不可。改めて非匿名AID・IVF-Dを進める場合の流れ

  1. 8/1~新ワークシートを受け取る
  2. 新ワークシート提出
  3. 心理カウンセリングを受ける
  4. 非匿名AID・IVF-D説明会参加
  5. 審査書類提出・SW面談
  6. 非匿名AID・IVF-D倫理委員会審査
  7. 承認後、非匿名AID・IVF-Dを開始

※倫理委員会非承認となった場合は、当院で提供精子による生殖補助医療を受けることはできません。

所要時間の目安

  • 1~3:ご夫婦のペースで進める
  • 4:偶数月の第一土曜日にzoom開催。 3の心理カウンセリング完了後に参加可能
  • 5~7:平均2~3か月かかる

予約方法(予約アプリ)

  • 心理カウンセリングの予約は、【心理カウンセリング】→【非匿名AID・IVF-D】倫理委員会申請前カウンセリング(臨床心理士:戸田)
  • 非匿名AID・IVF-D説明会の予約は、【説明会・勉強会】→【非匿名AID・IVF-D説明会】

【ケース5】匿名AID倫理委員会の審査結果が「承認」の場合は、匿名AIDが可能です。 (匿名精子の在庫がある限り


■手続きの流れ

匿名AID倫理委員会の審査結果をお待ちください。心理カウンセリングから21日以内にご連絡します。

※匿名AID倫理委員会非承認の場合、当院で提供精子による生殖補助医療を受けることはできません。非匿名AID・IVF-D倫理委員会への申請もできません。

■匿名AID承認後に非匿名AID・IVF-Dに進む場合の手続きの流れ

  1. 非匿名AID・IVF-D説明会参加
  2. 審査書類提出・SW面談
  3. 非匿名AID・IVF-D倫理委員会審査
  4. 承認後、非匿名AID・IVF-Dを開始

※倫理委員会への再申請があるため2回目となる33,000円がかかります。非匿名AID・IVF-D倫理委員会非承認の場合は、匿名AIDを在庫の限り続けることができます。

所要時間の目安

  • 1:偶数月の第一土曜日にzoom開催
  • 2~4:平均2~3か月かかる

予約方法(予約アプリ)

  • 非匿名AID・IVF-D説明会の予約は、【説明会・勉強会】→【非匿名AID・IVF-D説明会】

【ケース6】匿名AIDが可能です。(匿名精子の在庫がある限り


匿名AID倫理委員会の承認を得ているため、匿名AIDが可能です。

■今後いつか非匿名AID・IVF-Dを希望する場合

  1. 非匿名AID・IVF-D説明会参加
  2. 審査書類提出・SW面談
  3. 非匿名AID・IVF-D倫理委員会審査
  4. 承認後、非匿名AID・IVF-Dを開始

※非匿名AID・IVF-D倫理委員会非承認の場合は、匿名AIDを在庫の限り続けることができます。

所要時間の目安

  • 1:偶数月の第一土曜日にzoom開催
  • 2~4:平均2~3か月かかる

予約方法(予約アプリ)

  • 非匿名AID・IVF-D説明会の予約は、【説明会・勉強会】→【非匿名AID・IVF-D説明会】

【ケース7】IVF-D前審査結果(非匿名AID・IVF-D倫理委員会審査)が「承認」の場合、IVF-Dが可能です。8/1以降、凍結胚がない場合に限り非匿名AIDも可能です。匿名AIDは選択できません。

SW面談から1か月以内に告知計画書をWEB提出してください。そこから21日以内にIVF-D前審査の結果をお伝えします。

※倫理委員会の審査結果が「非承認」の場合は、非匿名AID・IVF-Dは実施できませんが、匿名AIDは可能です。(匿名精子の在庫がある限り

【ケース8】IVF-Dが引き続き可能です。8/1以降は、 凍結胚がない場合に限り非匿名AIDも可能です。匿名AIDは実施できません。

【ケース9】 IVF-D前審査(非匿名AID・IVF-D倫理委員会審査)途中でにAIDの妊娠がわかり治療の進行が中断した場合の有効期限は以下の通りです。


① IVF-D前審査(非匿名AID・IVF-D倫理委員会審査)の承認後、「IVF-D前個別説明(培養士)」まで完了している場合(提供精子使用契約まで完了している場合)

承認から1年間有効です。AIDによる妊娠が万が一流産・死産となった場合でも、1年以内であれば改めて審査を受けることなくIVF-Dを開始できます。

ただし、承認から1年を超えた場合は、IVF-D前審査を最初から行う必要があります。

② IVF-D前審査(非匿名AID・IVF-D倫理委員会審査)の承認後、「IVF-D前個別説明(培養士)」まで完了していない場合

IVF-D前審査を最初から行う必要があります。

上記は、本治療ではガイドラインや運用ルールの変更が多く、その時点のルールに基づいて同意をいただく必要があるためです。本治療は患者・子ども・ドナーという3者の権利に関わるため、3者の権利を整理するために、定められた手続きに沿って進める必要があります。ご理解くださいますようお願いいたします。

【ケース外①】  最初から非匿名AID・IVF-D倫理委員会審査を希望する場合は、現在予約中の【匿名AID】倫理委員会申請前カウンセリングの予約をキャンセルしてください。7月31日までに心理カウンセリングを完了した場合は、匿名AID倫理委員会審査を実施することになります。そうではなく、最初から非匿名AID・IVF-D倫理委員会審査を希望する場合は、7月31日までの心理カウンセリング予約をキャンセルしてください。

手続きの流れ  

  1. 匿名AID倫理委員会申請前カウンセリングをキャンセルする
  2. 8/1~新ワークシートを受け取る
  3. 新ワークシート提出
  4. 非匿名AID・IVF-D倫理委員会申請前カウンセリングを受ける
  5. 非匿名AID・IVF-D説明会参加
  6. 審査書類提出・SW面談
  7. 非匿名AID・IVF-D倫理委員会審査
  8. 承認後、非匿名AID・IVF-Dを開始

※倫理委員会非承認となった場合は、当院で提供精子による生殖補助医療を受けることはできません。

所要時間の目安

  • 1~4:ご夫婦のペースで進める
  • 5:4の心理カウンセリング完了後に予約可能で偶数月の第一土曜日にzoom開催
  • 6~8:平均2~3か月かかる

予約方法(予約アプリ)

  • 非匿名AID・IVF-D説明会の予約は、【説明会・勉強会】→【非匿名AID・IVF-D説明会】
  • 心理カウンセリングの予約は、【心理カウンセリング】→【非匿名AID・IVF-D】倫理委員会申請前カウンセリング(臨床心理士:戸田)

【ケース外②】  当院では、提供精子の生殖補助医療をお受けいただくことができません。

【ケース外③】  匿名AIDが可能です。(匿名精子の在庫がある限り

本件に関するご質問

①本記事、②よくある質問、③可能な治療・手続き【セルフチェック】フォームの3つをご確認ください。それでも解決しない場合は、下記の専用フォームよりお問い合わせください。

ガイドライン8版改定に関するご質問フォーム

なお、本件に関するお問い合わせは、電話およびホームページのお問い合わせフォームでは受け付けておりません。お手数をおかけしますが、回答の統一と正確なご案内のため、専用フォームをご利用くださいますようお願いいたします。お電話をいただいた場合も専用フォームをご案内いたしますので、あらかじめご了承ください。