D配信#18:第3回IVF-DのAID回数条件ほか、第3回IVF-D説明会申し込み、第3回IVF-Dを進める上での注意点
【1】第3回IVF-DのAID回数条件ほか
【2】第3回IVF-D説明会申し込み
【3】第3回IVF-Dを進める上での注意点
【1】第3回IVF-DのAID回数条件ほか
第3回IVF-Dは40組の夫婦が対象です。12月4日(日)~12月17日(土)に実施した「IVF-D希望者人数の調査」の結果、「IVF-Dを希望するAID7回以上実施の夫婦は36組」でしたので、第3回の一次募集における応募条件は次の通りとします。なお、対象は2022年12月末までに実施したAIDです。
●当院AIDと回数証明済他院AIDを合計して7回以上実施していること。
●片側卵管閉塞・切除(狭窄は含まない)の場合は合計3回以上実施していること
●両卵管閉塞・切除の状態にあること
また、AID回数以外にも条件があります。次の①~③の全てを満たしている必要があります。
①IVF-D採卵当日の年齢が42歳以下であること
②IVF-D説明会申し込みの時点で「提供精子における生殖補助医療の同意書」を提出済みであること
③最後の当院診察からIVF-D説明会申込までの期間が2年未満の方(2年以上経過している場合は、IVF-D説明会に申し込む前までに戸籍謄本/住民票/身分証明書の提出、感染症甲状腺血液型検査、二人そろっての来院が必要です)
【2】第3回IVF-D説明会の申込方法
上記の条件を満たす方で、IVF-Dを希望する方は、以下のURLより第3回IVF-D説明会をお申込みください。申し込み期限は1月15日(日)までです。
●自分がAID回数条件を満たしているかどうかを確認するために、当院まで電話・メールをすることはどうぞお控えください。判断に迷う場合は説明会の申込みをしてください。
●申込が定員数の40を上回る場合は合計AID回数が多い方を優先します。AID回数が同数の場合は事前のお知らせの通りIVF-D希望者人数の調査協力をした方を優先します。さらに同条件の場合には年齢が高い方を優先します。
●申込が定員数を下回る場合は1月21日(土)に二次募集についてメール配信します。
第3回IVF-D説明会の申込フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeBhaaimP76v1oaaaX-XbKh_EJ05uPSPsWSEcGKyusFzy9-XQ/viewform?usp=sf_link
【3】第3回IVF-Dを進める上での注意点
●注意その1:途中終了の可能性
提供精子で体外受精を行うことは法律的には問題はありません。しかし、日本産科婦人科学会では提供精子の医療は人工授精までと定めています。提供精子の医療がなぜ人工授精までしか認められていないのかという問題提起を厚生労働省は2001年に認識しましたが、厚生労働省は提供精子に関する法整備が完了するまで現状維持のままでいるよう通達を出したため、日本産科婦人科学会はその方針を支持する形になっています。しかし、その後21年経った今も法整備はされていないため提供精子の医療は人工授精までに制限されているという状況です。そこで、この度当院は、提供精子にかかる問題点(出自を知る権利保全、ドナーの権利保全、情報を100年間保全)を当院独自の方法で解決する仕組みを備えて提供精子の体外受精に進みます。しかしながら、当院はあくまでも認可の上で診療活動を行える立場にあり、もしも今後強い指導が入った場合にはこれを進めることができない可能性があります。
●注意その2:夫婦の取組が必要
IVF-Dは当院独自の取り組みになるため、顧問弁護士の指導のもとで慎重に進めています。重要になるのが、「プロセスの中でも夫婦の考えは当院規定の要件を満たし、夫婦の意思は一致していたのか」という点になります。そのため、夫婦そろって同じタイミングで取り組んでいただくことがこの先3回あります。
① 夫婦揃って説明会に最初から最後まで参加すること(zoom)
② 夫婦揃って社会福祉士の面談をうけること(zoom)
③ 夫婦揃ってIVF-D前個別説明をうけその場で契約を取り交わすこと(来院)
この3つのうち1つでも途中参加・退席、実施できない場合には第3回IVF-Dを実施することができません。第3回IVF-Dのスケジュールを今一度ご確認の上でお申込みください。
第3回IVF-Dのスケジュール
https://www.haramedical.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2021/12/schedule_d3.pdf
(2023年1月9日)