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お知らせ

D配信#20:第3回IVF-Dの二次募集など今回盛りだくさんの内容

メール配信の時間が遅くなり申し訳ございません。本日、盛りだくさんの内容です。
【1】第3回IVF-D【二次募集】の条件
【2】第3回IVF-D説明会申し込み方法
【3】面談名称変更・新しい面談者
【4】今後AID6回以上実施済みになる方へ
【5】IVF-D妊娠卒業後の面談
【6】2回目のIVF-D採卵開始
【7】学会シンポジウムの動画配信と質問・意見は2/1まで

【1】第3回IVF-D【二次募集】の条件
一次募集の結果対象者は30名でしたのであと10名を募集します。二次募集における応募条件は次の通りとします。AIDの実施期間は2022年12月末分までが対象です。なお、AID実施回数は出産によりリセットされます。

●当院AIDと回数証明済他院AIDを合計して6回以上実施していること。
●片側卵管閉塞・切除(狭窄は含まない)の場合は合計3回以上実施していること
●両卵管閉塞・切除の状態にあること

また、AID回数以外にも条件があります。次の①~③の全てを満たしている必要があります。
①IVF-D採卵当日の年齢が42歳以下であること
②IVF-D説明会申し込みの時点で「提供精子における生殖補助医療の同意書」を提出済みであること
③最後の当院診察からIVF-D説明会申込までの期間が2年未満の方(2年以上経過している場合は、IVF-D説明会に申し込む前までに戸籍謄本/住民票/身分証明書の提出、感染症甲状腺血液型検査、二人そろっての来院が必要です)

【2】第3回IVF-D説明会の申込方法
上記の条件を満たす方で、IVF-Dを希望する方は、以下のURLより第3回IVF-D説明会をお申込みください。申し込み期限は1月27日(金)までです。

●自分がAID回数条件を満たしているかどうかを確認するために、当院まで電話・メールをすることはどうぞお控えください。判断に迷う場合は説明会の申込みをしてください。
●申込が定員数の40人を上回る場合は合計AID回数が多い方を優先します。AID回数が同数の場合は事前のお知らせの通りIVF-D希望者人数の調査協力をした方を優先します。さらに同条件の場合には年齢が高い方を優先します。
●第3回IVF-Dを進める上での注意点については#18のメールをご確認ください。

第3回IVF-D説明会の申込フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd4Iv9oN_AM9JRzak9jBU1YT78jBJooOEN17CPAAfqZXSREGg/viewform?usp=sf_link

第3回IVF-Dのスケジュール
https://www.haramedical.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2021/12/schedule_d3.pdf

【3】面談名称変更・新しい面談者
■社会福祉士面談の名称変更
IVF-D前に実施している社会福祉士面談ですが、名称を「IVF-D前SW面談」に変更します。SWとはソーシャルワーカーのことです。子どもや家族の支援職は社会福祉士以外にもあるために変更します。書類の名称は順次変更するため、一定期間は新旧の名称が混在します。

■新しい先生がSW面談に加わります
これまで、国内における非配偶者間治療の家族支援の第一人者である才村眞理先生に面談をお願いしてきましたが、第3回IVF-Dより新しく徳永祥子先生が加わります。徳永先生は大学の講義のほか、才村先生の下で非配偶者間治療の家族支援についても学ばれている先生です。

徳永祥子先生の略歴
2002年英国ルートン大学(応用福祉社会学)卒業、2005年京都府立大学大学院福祉社会学研究科修士号(福祉社会学)取得、2015年京都府立大学大学院公共政策学研究科博士号(福祉社会学)取得。2016年から2018年まで公益財団法人日本財団研究員。2017年青山学院短期大学非常勤講師。2019年立命館大学衣笠総合研究機構客員准教授。2021年立命館大学衣笠総合研究機構准教授。英国HND(国家上級資格)ソーシャル・コミュニティケア取得

【4】今後AID6回以上実施済みになる方へ
IVF-Dを開始する時、当院はAID6回以上実施済みの方の人数から勘案し、IVF-D移行に2年かかる予想を立てておりましたが、第3回にてほぼ全員が実施できる見込みです。当初の予想よりIVF-Dに進む夫婦は少なかったです。

2022年12月末時点でAID6回以上実施した夫婦は今回の第3回IVF-D説明会二次募集にお申込みください。2023年1月以降にAIDの実施が6回に達する夫婦は、4月からIVF-Dに進むための準備を開始できます。そして運用が変わります。詳細は4月にメール配信しますが、気になると思いますので簡単に記載します。

●IVF-D説明会の内容は動画になり自由にいつでも視聴できます。AID6回未満の方も動画視聴だけは自由にいつでも可能になります。
●IVF-D説明会に夫婦で参加しているか、内容を正しく理解できているかについてはチェックリストを提出していただき確認します。
●IVF-Dに進みたい夫婦は順次「希望者リスト」に登録します。当院側でSW面談の準備ができたらご連絡しますので予約をしていただきます。その後の流れは現在同様です。
●2023年1月以降にAIDの実施が6回に達する夫婦からは、AID回数が多い順にIVF-Dに進むのではなく、希望者リスト登録順になります。

IVF-D説明会動画の運用開始が4月、その後のSW面談は、第3回IVF-DのSW面談が5月14日まで続くため、6月以降になるかと思います。それまでの間、AIDを6回実施済みの場合でもAIDを続けていただいても良いですし、回数順ではなくなりますのでお休みしても順番に不利は生じません。

【5】IVF-D妊娠卒業後の面談
IVF-Dで妊娠卒業した方が誕生しはじめました。IVF-Dの場合は
①生まれる子への支援方法
②精子提供者の周辺情報の開示
③精子提供者の病歴の開示
などのお話があります。これは、卒業後に予約をお取りいただき個別にzoomでご説明します。②をどのように活用するのかにより子どもを取り巻く環境が変わるため、この話を中心にご相談した後で、①と②をご自宅にご郵送します。同じ精子提供者によるDNA半分兄弟との繋がりについてもこの面談でお話します。

【6】2回目のIVF-D採卵開始
2回目のIVF-D採卵を開始します(1回目のIVF-Dで移植胚が得られなかった方や妊娠が得られなかった方)2回目の方はSW面談や契約面談は不要なためスムーズに開始できます。

■2回目のIVF-D採卵開始
明日以降いつでも2回目に入ることができます。採卵をしたい周期の月経2日目か3日目に「採卵周期2・3日目」をご予約の上でご来院ください。月経4日目以降で採卵周期を開始することは不可能ではありませんが、卵巣の中では発育可能卵胞の選定が開始されているためこの時点から注射を多く投与しても発育卵胞数は減ります。そのため、4日目以降の採卵周期開始はおすすめしません。

【7】学会シンポジウムの動画配信と質問・意見は2/1まで
前回のD配信でお伝えした通り、1月15日に日本産科婦人科学会主催の提供卵子・精子に関するシンポジウムが開催されました。この時見ることができなかった方は2/1まで動画視聴が可能です。また、このシンポジウムや今後の法整備について、質問・意見・感想も2/1まで募集しています。
https://www.jsog.or.jp/modules/committee/index.php?content_id=291

通常国会は間もなくはじまります。次の国会で法案がでるかどうかもわかりませんが、今、私たちにできることは当事者の声を国会議員に届けることだけなので、上記URLから皆さんの意見を届けていただきたいと思います。皆さんの数年後の治療とこれから生まれる子ども、すでに生まれている子どもに直接影響する法律になります。前向きにしっかり見守っていきましょう。

(2023年1月22日)

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