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LHサージ製剤(トリガー)が全ての治療において使用できるようになりましたNo.157

1月11日のメール配信にて、LHサージ製剤(トリガー)の「オビドレル」出荷停止をお伝えしましたが、その後、「オビドレル」は不妊治療に欠かせない製剤であることから、厚生労働省が特別に早期の再承認を認める運びとなり、出荷停止は2月2日に解除されました。

■オビドレルが市場に再入荷するのは3月からですが、当院は在庫が十分にあることから、昨日の16:30より全ての不妊治療においてLHサージ製剤(トリガー)の使用を可能としました。

1月11日から昨日までの間、タイミングや人工授精の治療をしている方は、LHサージ製剤が使用できないことで、排卵抑制の強い排卵誘発剤は使うことができませんでした。全ての不妊治療において、一周期一周期が大切であり、妊娠する可能性が最も高い治療を受けていただくべきところ、このような薬剤の使用制限となりましたことをお詫び申し上げます。

今回は、不妊治療薬不足のお知らせが続く中で、久しぶりに良いお知らせを配信できて嬉しいです。まだ、一部の黄体補充剤やアンタゴニスト製剤は供給不足が続いていますが、全体的にみて薬不足は改善傾向にあります。

(2023年2月7日)

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