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D配信#45:鴨下講演:テリングの現状と支援、特定生殖補助医療法に関する問い合わせ、ドナーさんへの感謝のメッセージ受付開始、IVF-D説明会の申込み開始・SW面談早期受付

▼全ての夫婦が対象
【1】鴨下講演:テリングの現状と支援
【2】特定生殖補助医療法に関する問い合わせ

▼お子さんがいる夫婦が対象
【3】ドナーさんへの感謝のメッセージ受付開始

▼次のIVF-D説明会について
【4】IVF-D説明会の申込み開始・SW面談早期受付

【1】鴨下講演:テリングの現状と支援
今年1月6日、日本産科婦人科学会主催の、「第2回 生まれくるこどものための医療に関わる生命倫理について審議・監理・運営する公的プラットフォーム設立準備委員会会議」が開催されました。クローズで行われたこの会議の中で、当院副院長の鴨下は、テリングの現状と支援について、【法案たたき台改定の必要性を訴える】内容を講演しました。本会議の内容は日本産科婦人科学会から、特定生殖補助医療法を進めている議員連盟に提出されます。鴨下の講演を動画サイトにアップいたしましたのでご覧ください。

↓テリングの現状と支援~どうしたら親はテリングできるのか~鴨下桂子(12分間)
https://youtu.be/XesCbkCvubo

【2】特定生殖補助医療法に関する問い合わせ
「現ガイドラインの治療を受けられるのはいつまでか?」という問合せが増えていますので、AIDとIVF-Dについて以下にまとめます。

<AID>においては、現ガイドラインである、①はらメディカルでリクルートした、②日本人ドナーで、③夫とドナーの血液型のマッチングがあり、④妊娠後の夫婦へのドナー情報開示や⑤近親婚ではないことの確認実施は、法律が成立するまでは可能です。法律の成立時期がいつになるのかはわかりませんが、この法案を進めている議員連盟の声明では、今国会(会期は6月頃まで)での成立を目指しているそうです。法律が成立しても、猶予期間内は、上記の①~③は実施できる見込みです。④~⑤については現在も学会から認められておらず当院独自のガイドラインにて実施しているため、法律が成立した後の実施については法律の専門家との協議が必要であり現時点ではわかりません。

<IVF-D>においては、現ガイドラインである、非匿名ドナーによる精子提供による実施が確実に可能なのは、法律が成立するまでです。IVF-Dは法律が成立して間もなく、何らかの影響をうける可能性があります。理由は、IVF-Dは法律にて認められる正式な治療法になりますが、法律では非匿名ドナーは認めておらず、当院の現ガイドラインとの違いが大きいためです。現在は、IVF-Dに関する法律が存在しないため、当院と患者さん、当院とドナーの契約が優先されます。しかし、法律が制定後は、当院の契約よりも法律が優先されます。

【3】ドナーさんへの感謝のメッセージ受付開始
AID・IVF-Dにてお子さんをご出産されたご夫婦から、ドナーさんに感謝の気持ちを伝えたいというご要望が増えてきましたので、専用のフォームを作成しました。ドナーさんにとって、夫婦からの感謝の言葉は何よりも嬉しいと思います。ドナーさんへの感謝のメッセージは、ドナーが見るHPやドナーメール配信に記載します。また、IVF-Dの場合は、当院からドナー本人にメッセージをお届けします。

↓ドナーさんに感謝を伝えるフォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSevKigFr68lGNE0gUsXmLdxm87I47qrtOANexura-18AxZweQ/viewform?usp=sf_link

【4】次のIVF-D説明会の申込み・SW面談早期受付

▼次のIVF-D説明会の申込み
次回のIVF-D説明会は、4月27日(土)12時~14時半です。本日より申込を開始し、締め切りは4月24日(水)です。IVF-D説明会申込時点で、AID実施回数の条件を満たしている必要があります。IVF-Dへのステップアップを希望するご夫婦は、診療予約システムの【説明会・勉強会】→【IVF-D説明会】からお申込みください。申込後の情報は、申込者にのみ配信します。情報を夫婦ともに受信したい場合は、夫婦両方とも説明会の申込をしてください。

IVF-D説明会は、zoomで行います。開始から終了まで夫婦ともに参加が必要です。開始時間となる12時と、終了時にカメラによる出席確認を行います。カメラ映像はzoomホストである当院のみ見ることができます。

説明会参加後、5月中は面談書類の作成期間となり、早い方で6月からSW面談がはじまります。SW面談後は、告知計画書を提出し、21日以内に審査結果がわかります。審査にて承認の場合は、IVF-D前個別説明にて契約を完了し、次の周期からIVF-Dが可能になります。

▼SW面談早期受付
IVF-D前審査のプロセスの中で、タイムラグが発生するのがSW面談です。提供配偶子の生殖補助医療を担当できるSWが国内に2名しかいらっしゃらず、多忙なため、面談日を早めにまとめて確保することができないため、面談日が数カ月先になる方が生じます。

そこで今回は、『SW面談早期受付』を行います。次回のIVF-D説明会申込日の4月24日までにAID実施回数の条件を満たす見込みがあり、SW面談を早い日程で実施したいご夫婦は『SW面談早期受付』フォームに2月末までにご入力ください。ただし、注意事項があります。フォーム入力者分の面談枠を先に確保するため、妊娠成立以外の理由でIVF-Dに進まない(進めない)場合には、面談のキャンセル料として8,800円がかかります。特にSW面談を急がないご夫婦は、早期受付の手続きは必要ありません。IVF-D説明会にだけお申込みください。

↓SW面談早期受付
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScqvp5z957SdRsAsduGho8rQu1W0Q5YQRZjVZ86E5iBGGggwg/viewform?usp=sf_link
*SW面談早期受付の締切は2月29日です。

(2024年2月4日)

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