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eKYC よくある質問

このページでは、精子提供の生殖補助医療である、AIDとIVF-D胚移植の際に夫の本人確認及び同意確認として行うeKYC(electronic Know Your Customer)に関するよくある質問を説明します。

eKYC手順の説明PDFはこちら

目次
▼eKYCについて
Q1 eKYCとは何でしょうか。
Q2 AIDまたはIVF-D胚移植の際に、なぜeKYCが必要なのですか。
Q3 IVF-Dの採卵手術の時は、eKYCはしなくてよいのですか?
Q4 eKYCに使える本人確認書類は何でしょうか。
Q5 夫が本人確認書類となる、運転免許証とマイナンバーカードのいずれも持っていません。
Q6 eKYCをすれば治療の同意書は必要ありませんか。
Q7 パソコンでeKYCは行えますか。
▼事前の調整
Q8 夫のスケジュール的に指定時間の間にeKYCを行えない日があるのですが。
▼トラブルが発生した場合
Q9 AIDまたはIVF-D胚移植前日になってもeKYCのメールが届きません。
Q10 メール内のURLをクリックしても本人確認の画面になりません。
Q11 本人確認書類の住所を変更し忘れてしまいました。
Q12 eKYCをAIDまたはIVF-D胚移植当日の9時までに行うのを忘れてしまいました。
▼不確かなことについて
Q13 eKYCを行いましたが、無事に本人確認できているか不安です。
Q14 はらメディカルクリニックに登録している住所が、現在の住所(本人確認書類の住所)と一致しているかわかりません。
▼eKYC審査が非承認のケース
Q15 eKYCの手続きを完了した場合でも審査で非承認になるのはどのような場合ですか。
Q16 eKYCで「容貌が一致しない」という理由で非承認の場合、治療をすることはできないのでしょうか。
▼住所・メールアドレスの変更
Q17 はらメディカルクリニックに登録している住所が変更になったので、修正したいです。
Q18 2024年3月以降に夫のメールアドレスを変更・登録しました。問題ないでしょうか。
Q19 今後、初診をうける場合は、夫のメールアドレスの登録はいつしますか。またその後の変更は問題ないでしょうか。
▼妻への連絡
Q20 妻は当日eKYCの審査結果を知ることはできますか。

Q1 eKYCとは何でしょうか。

eKYC(electronic Know Your Customer)とは、オンライン上で本人確認を完結するための仕組みのことです。当院はこの仕組みを使って、精子提供による生殖補助医療を行う際の夫の本人確認及び同意確認を行います。なお、オンライン本人確認を行ったとしても実施日当日には必ず同意書類をご提出ください。

Q2 AIDまたはIVF-D胚移植の際に、なぜeKYCが必要なのですか。

当院では2023年5月、「患者が夫の死後も当院にその事実を伝えず、IVF-Dの胚移植を実施し、妊娠・出産が成立した」という重大なガイドライン違反が発生しました。夫が死亡後の胚移植での妊娠・出産は、患者の夫が子どもの法的な親とならず、非匿名ドナーの権利をおびやかす可能性を孕みます。本件発生後、多くのドナーより不安や不満の声をいただき、ドナーの減少に繋がりました。精子提供の生殖補助医療は、ドナーの協力があってはじめて成り立つ医療であり、『ドナーの権利保護』は『子どもの福祉』同様に最重要事項であることから、当院は再発を防止するために治療日時点での夫の生存を確認でき、法的な本人確認の効力を有するeKYCを導入します。

Q3 IVF-Dの採卵手術の時は、eKYCはしなくてよいのですか?

はい。採卵手術は、この医療行為が直接生命に繋がることはないため、eKYCは不要です。ただし、治療の同意書は必ず夫婦のご署名の上ご提出ください。
精子提供による生殖補助医療の同意書[記看-226]
IVF-D に関する同意書[記看-238]
凍結精子の融解同意書[記培-117]
提供精子使用における同意書【IVF-D】[記培-192]

Q4 eKYCに使える本人確認書類は何でしょうか。

eKYCに使用できる本人確認書類は、運転免許証とマイナンバーカードのみです。

Q5 夫が本人確認書類となる、運転免許証とマイナンバーカードのいずれも持っていません。

eKYCができない為、治療は実施できません。

Q6 eKYCをすれば治療の同意書は必要ありませんか。

いいえ、eKYCを行ったとしても治療の同意書は必ず夫婦のご署名の上ご提出ください。
*AID実施日に必要な同意書
精子提供による生殖補助医療の同意書[記看-226]
非配偶者間人工授精(AID)に関する同意書[記看-87]
凍結精子の融解同意書[記培-117]
提供精子使用における同意書【AID】[記培-204]

*IVF-D胚移植日に必要な同意書
精子提供による生殖補助医療の同意書[記看-226]
融解胚移植に関する同意書[記看-95]

Q7 パソコンでeKYCは行えますか。

行えません。スマートフォンを用いてeKYCを実施してください。

Q8 夫のスケジュール的に指定時間の間にeKYCを行えない日があるのですが。

AIDまたはIVF-D胚移植の際には必ずeKYCを行っていただかなければなりません。
eKYCは前日の20時頃から翌朝9時まで約11時間の猶予がありますが、夫の仕事上の理由などにより、eKYCが実施できない日時がある周期は、その日がAIDやIVF-D胚移植にあたる可能性について周期最初に医師とご相談ください。

Q9 AIDまたはIVF-D胚移植前日になってもeKYCのメールが届きません。

メールはAIDまたはIVF-D胚移植前日の20時頃に、ekyc★haramedical.or.jp(★=@)から「【重要】本人認証のお願い(はらメディカルクリニック)」という件名で自動的に配信されます。以下の2点をご確認ください。
(1)診療予約システムに登録されているメールアドレスは正しいものですか
(2)プロモーションメール又は迷惑メールフォルダに振り分けられていませんか

メールの受信を確認できない場合は、AIDまたはIVF-D胚移植当日の朝9:00~10:00の間に夫から当院(03-3356-4211)までご連絡ください。妻からご連絡をいただいてもご対応いたしかねます。

事前に ekyc★haramedical.or.jp (★=@)から送信されるeKYC用メールを確実に受信できるように、受信設定をおすすめいたします。なお、D配信や予約確認メールは、atlink.jpのドメインから送信されています。eKYC用メールの送信元とはドメインが違いますのでご注意ください。

Q10 メール内のURLをクリックしても本人確認の画面になりません。

(1)今回のAIDまたはIVF-D胚移植前日20時以降に受信したメールでお間違いないですか。eKYC用のURLは毎回変わりますので、必ず今回の治療として前日に受信したメール内のURLをクリックして手続きをしてください。
(2)メール本文中のURLの途中でリンクが切れてしまっていませんか。その場合はURLを全てコピーしスマートフォンのブラウザに直接貼り付けてください。
(3)操作はスマートフォンで行っていますか?パソコンでは操作できませんので、スマートフォンに切り替えて再度操作をお願いします。

上記をおこなっても本人確認の操作画面にならない場合は、AIDまたはIVF-D胚移植当日の朝9:00~10:00の間に夫から当院(03-3356-4211)までご連絡ください。妻からご連絡をいただいてもご対応いたしかねます。

Q11 本人確認書類の住所を変更し忘れてしまいました。

本人確認書類(運転免許証かマイナンバーカード)の住所変更ができていない場合は、本人確認は行えず治療は実施できません。AIDまたはIVF-D胚移植前日までに住所変更が間に合わない場合は、実施の2日前までに夫から当院(03-3356-4211)までお電話ください。特例として1回に限りeKYCと郵便物2種の写真送付による住所確認を併用した本人確認を有効とします。ただし2回目以降は特例は実施できませんので必ず本人確認書類の住所変更を行っていただきますようお願いいたします。なお、妻からご連絡をいただいてもご対応いたしかねます。

Q12 eKYCをAIDまたはIVF-D胚移植当日の9時までに行うのを忘れてしまいました。

AIDまたはIVF-D胚移植当日の朝9:00~10:00の間に夫から当院(03-3356-4211)までご連絡ください。1回に限り再度eKYC用リンクを発行しすぐに実施していただきます。本人確認書類を携帯するようにしてください。妻からご連絡をいただいてもご対応いたしかねます。ただし、再度eKYCの操作を忘れた場合、2回目以降は特例の対応は行えませんのでご了承ください。

Q13 eKYCを行いましたが、無事に本人確認できているか不安です。

本人確認ができている場合は当院からの連絡は行っておりません。不備がある場合にのみ、当院から夫宛てにお電話を差し上げます。ご連絡をする時間はAIDまたはIVF-D胚移植当日の朝9:00~10:30の間です。不備がある場合は再度eKYCを行っていただきますので、AIDまたはIVF-D胚移植当日は本人確認書類を携帯するようにしてください。

Q14 はらメディカルクリニックに登録している住所が、現在の住所(本人確認書類の住所)と一致しているかわかりません。

はらメディカルクリニックに登録している住所を確認する方法はお電話(03-3356-4211)で行ってください。なお、お電話で実施できるのは「確認のみ」です。住所の変更はできません。住所を変更する場合はこちらです。

Q15 eKYCの手続きを完了した場合でも審査で非承認になるのはどのような場合ですか。

①身分証明書の住所が当院の診療予約システムに登録している住所と一致しない、②身分証明書の写真とeKYC手続きの際に撮影した写真の容貌が一致しない、などの場合です。

Q16 eKYCで「容貌が一致しない」という理由で非承認の場合、治療をすることはできないのでしょうか。

eKYCの容貌一致は、年齢による経過なども加味された上でAIにて行われます。正確性は非常に高いと言われていますので、身分証明書本人不一致になる可能性は低いと思われます。ただ、万が一容貌が一致しない場合には、当院より夫に9:00~10:30の間にご連絡します。身分証明書類がもう1種類ある場合は、再度eKYCのURLを発行し、すぐに手続きをしていただきますので、本人確認書類を携帯するようにしてください。身分証明書類が1つしかなく、それが容貌不一致の場合、治療をすることはできません。次の治療までに身分証明書の写真を撮り直してください。

Q17 はらメディカルクリニックに登録している住所が変更になったので、修正したいです。

住所・電話番号変更連絡フォームよりご連絡ください。

Q18 2024年3月以降に夫のメールアドレスを変更・登録しました。問題ないでしょうか。

2024年2月29日時点で通院中のご夫婦の場合、2024年2月末時点で夫が診療予約システム(atlink)に登録しているメールアドレスにeKYC用のURLがメール送信されます。2024年3月以降にメールアドレスを変更・登録する場合は、情報の引継ぎを手動で行う必要があるため、夫から当院までお電話にてご連絡ください。妻からご連絡をいただいてもご対応いたしかねます。

Q19 今後、初診をうける場合は、夫のメールアドレスの登録はいつしますか。またその後の変更は問題ないでしょうか。

夫のメールアドレスの登録は、初診日にしていただきます。初診日が2024年3月1日以降のご夫婦の場合、初診日に夫が登録したメールアドレスにeKYC用のURLがメール送信されます。それ以降にメールアドレスを変更・登録する場合は、情報の引継ぎを手動で行う必要があるため、夫から当院までお電話にてご連絡ください。妻からご連絡をいただいてもご対応いたしかねます。

Q20 妻は当日eKYCの審査結果を知ることはできますか。

(1)本人確認ができている場合は当院から夫への連絡は行っておりませんので、夫と情報を共有してください。夫婦が情報の共有ができない環境にあり、妻が結果について気になる場合は、AIDまたはIVF-D胚移植当日の10:00以降に妻から当院(03-3356-4211)までお電話ください。このお電話では、審査結果が承認か非承認かをお伝えしますが、非承認の場合に、何が問題であったのかについては、当院は夫にしか伝えることはできませんのでご了承ください。

(2)eKYCの審査が非承認の場合、当院は9:00~10:30の間に夫宛にご連絡します。それでも本人確認ができない場合は、治療中止を伝えるために、当院から妻にご連絡します。(夫婦で情報共有できる場合は当院から妻に連絡しないこともあります)

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