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地震の備えについて No.182
残暑が続く中、ご通院いただきありがとうございます。最近、地震に関するニュースが多く、皆様が不安を感じていらっしゃることと思います。当院では、以下のように地震への備えを行っています。
- 施設の耐震性
当院が入居するビルは耐震補強を実施しており、震度6強から7程度の地震にも耐える構造になっています。 - 来院中の安全確保
来院中に地震が発生した場合、館内放送により安全確保に関する指示を行います。スタッフは緊急対応訓練を受けており、実際の地震時にも適切な対応を行ってきました。 - 胚(受精卵)の培養
胚の培養は専用の培養器で行っており、停電時には自動的にバックアップ電源が作動し培養を継続します。ただし、地震の規模や今後の見通しによっては、培養を続けるよりも、胚を凍結保存することが適切と判断する場合もあります。 - 胚・卵子・精子の凍結保管
凍結された胚・卵子・精子は、停電の影響を受けない液体窒素タンクで保管されています。各タンクには温度管理センサーを設置しており、遠隔でも監視しています。 - 災害伝言ダイヤル171の活用
地震時は携帯電話が繋がりにくくなるため、災害伝言ダイヤル171について、この機会にご夫婦やご家族で利用方法をお話しください。「171」とダイヤルするだけで、携帯電話や固定電話から伝言の録音と再生が可能です。その際に必要になる電話番号を『どの番号にするか』、事前に決めておくと安心です。録音時間は30秒です。伝える内容として、「あいたいよ」をご参考にしてください。
・あ:あなたの名前
・い:今いる具体的な場所
・た:誰と一緒にいるか
・い:痛いところや体調について
・よ:予告(この先どうするのか)
以上です。今後も安全を確保できるよう努めてまいります。何かご不安な点やご心配な点があれば、どうぞクリニックまでお知らせください。
(2024年8月11日)