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D配信#52:パブリックコメント募集、第7回IVF-D説明会のご予約、匿名ドナーに会いたいと言われたら

【1】パブリックコメント募集:トランスジェンダー男性とシス女性のご夫婦を対象とする生殖補助医療ガイドライン改訂案
【2】第7回IVF-D説明会のご予約
【3】匿名ドナーに会いたいと言われたら

【1】パブリックコメント募集
トランスジェンダー男性とシス女性のご夫婦を対象とする生殖補助医療ガイドライン改訂案

当院では、トランスジェンダー男性とシス女性のご夫婦を対象とした新たな指針の追加を予定しております。この改訂案について、2024年12月8日(日)から15日(日)までの期間、皆様からのご意見を募集いたします。具体的な指針内容および意見提出方法につきましては、下記サイトをご覧ください。

↓改訂案への意見募集
https://www.haramedical.or.jp/column/staff/trans_opinion.html

【2】第7回IVF-D説明会のご案内

開催日時:2025年1月11日(土)12:00~14:30
※質疑応答は14:30以降

開催方法:Zoomによるオンライン開催

対象:IVF-D実施要件を満たし、治療をご希望のご夫婦

<予約方法>
ご夫婦それぞれで予約が必要です。
予約手順:診療予約システムにログイン→「説明会・勉強会」→「IVF-D説明会(ご夫婦参加)」を選択

<今後の開催予定>
第8回説明会は、第7回参加者全員の審査完了後に日程を設定いたします。現時点では2025年4月頃の開催を予定しております。

【3】匿名ドナーに会いたいと言われたら

これは、「匿名のドナーの場合、子どもに告知をする方がかわいそうではないか?」というご相談をもとにした一般社団法人AID当事者支援会の無料ニュースレターの記事です。

この記事では、親が子どもに「出自」をどう伝え、どのように向き合うべきかについて、匿名ドナーのケースを踏まえた「出自を知る権利」の2つの重要なポイントをわかりやすく解説しています。また、精子提供で生まれた子どもを育てている筆者が、自身の実体験を交えながら、子どもの疑問にどう答えるか、どのような環境を整えるかを具体的に語っています。

子育て中の方、治療中の方、倫理委員会審査前やIVF-D審査前の方にとって、子どものためのテリングを考える際に非常に参考になる内容だと思います。ぜひご一読ください。

▼ 記事リンクはこちら
https://aid-toujisha.com/news/20240911/

▼ 無料ニュースレターの登録はこちら(登録すると過去の記事も読めます)
https://aid-toujisha.theletter.jp/

▼筆者夫婦のテリングの新聞記事
https://aid-toujisha.com/news/20240902/

追記
最近は特定生殖補助医療法案の国会提出が近いのではないかということで、テレビや新聞各社の取材が続いています。取材の際は、「法制化後、クリニックではどう変わりますか?」と毎回質問されます。

法律が制定されても、それは法律が認める大枠を定めるだけです。具体的な運用については、日本産科婦人科学会の方針決定を待ち、その上で各医療機関が詳細を決めていくことになります。また、夫婦・子ども・ドナーの情報を管理することになる国立成育医療センター(独立行政法人)の役割についても、学会の方針決定後に具体化される予定です。

そのため、法制化後の当院の具体的な対応についてご案内できるのは、もう少し先になりそうです。

(2024年12月8日)

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