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体外受精説明会のレポート

2020年8月13日(土)体外受精説明会レポート

【開催日時】
8月13日(土)
15:00~17:00

【ご参加頂いた方】
・参加人数・・・114名
→ご夫婦での参加 ・・・・・・・・・・・・94名(47組)
→おひとりでの参加・・・・・・・・・・・・20名

【頂いたご意見】
・大変丁寧で分かりやすかった。妊娠実績やスライドでの数値が2013年のものだったので最新のものを知りたかった。

・医療者ですがそれでも難しいと感じたのでアニメなどの作成ですともっとわかりやすかったです。

・院長が早口だったので少し聞き取りにくかった。

・漠然としていた体外受精を身近に感じることが出来ました。早速顕微授精に取り組みたいと思いました。

・院長が医療事故を正直に説明したことで信頼が高まった。

・時間が長い

・全体的にとても丁寧な説明でした。現在他院で治療中ですが培養の方法など知らないことがたくさんあり勉強になりました。他院の施設、治療体制、フォローの充実など患者目線を大事にするポリシーが随所で伺えて安心して通院できる病院だと思いました。

・説明会の予約方法がわかりにくかった。生命の倫理の話にもう少し触れてほしかった。

・サロンの不意の電話連絡を取れないので困っている。

・2個移植について培養士からの説明があるとのことでしたが、なかったのでなぜでしょうか?

・大変勉強になりました。ありがとうございました。

・スタッフの方々の感じが良く、難しい内容でも楽しく気持ちよく伺うことができました。ありがとうございます。

・他院の説明会を受けたことがあります。一番わかりやすかったです。こちらで治療を受けたいと思います。

・誠実な説明会で大変よく理解できました。

・丁寧で分かりやすい説明でした。事前に聞いていた通り前の席は寒かったです。膝掛けの貸し出しがあると有難いです。

【頂いたご質問】
Q 採卵日が日曜日にあたった場合は、どうするんですか?
A 当院では日曜日の採卵は行っていないため、その場合は土曜日か月曜日となります。

Q 夫婦ともにフルタイムで働いており、仕事帰りに来院することも難しいのだが、他の方はどうしているのか?
A 仕事帰りに来院される方や、練習は必要だが、自己注射といって注射を持ち帰り自分で打つという方、他院で注射だけ打つという方など様々です。自己注射の場合、ご主人が練習して妻に打つという方もいらっしゃいます。

Q 子宮内膜症なのだが、投薬や注射を用いて卵巣へ刺激を加えても大丈夫なのか?
A 程度にもよるのでこの場では回答できない。初診の際に子宮内膜症である旨伝えて、刺激等のスケジュールは医師とご相談ください。

Q すでに8か月待ちの初診登録をしているのだが、どうすれば良いか?
A 本日送らせていただく優先予約で予約をとっていただいた方が早いと思うので、そちらからご予約下さい。

Q 現他施設での治療歴があるが、過去のデータ(投薬や注射をどの程度行って、何個の卵がとれたか等)を、医師からもらって初診の際に持ってきた方が良いか?
A 必ず必要というわけではないが、もし可能なら持ってきた方がスケジュールを組むにあたりスムーズに行えると思います。

Q 体外受精以外の治療も可能か?
A 周期によって人工授精やタイミングを行いながら治療を進めていくことも可能です。詳しいスケジュールは医師にご相談ください。
ただし、本説明会で初診優先になるのは【体外受精】の初診枠のみです。体外受精が出来ない周期にAIHやタイミングをするのは可能ですが、体外受精の治療を前提とされている場合のみご予約いただけます。

Q Micro TESEを行い、精子を凍結しているのだが、それを貴院での体外受精に使用することは可能か?
A 可能です。当院での受け入れは可能なので、その施設が凍結精子の移送を行っているかどうかはご自身でご確認下さい。

Q 平均採卵数が少ないように思いますが?
A あくまで平均なので。たくさん獲れる方もいれば全然獲れないという方もいます。データはあくまで参考程度にお考え下さい。

Q 公表しているデータの中にTESE-ICSIの該当者なしという年齢層があるのだが、TESE-ICSIは行っていないのか?
A 行っています。該当者なしとなっている項目は、その年度に、その年齢層の方でTESE-ICSIを行なった方が居なかっただけだと思います。

Q 優先予約の有効期限が2か月以内ということだが、2ヵ月以降に予約を取りたいという場合はどうすれば良いか?
A 8か月待ちの初診登録で順番をお待ちいただくこととなります。

Q 他院で治療しているのだが、検査は必ず受けないといけないのか?
A 男性:精子検査 女性:感染症・甲状腺・IVF術前検査
以上は必須となります。
但し、女性側の必須検査は半年以内の他院結果があれば免除になります。免除の条件は、当院指定の報告書を他院に持参し、担当医に直接結果を記入して頂くことです。

Q 以前クロミッドを使用して軽い副作用?が出てしまったので、使う量を少なめにして欲しい
A 医師と看護師にお伝えのうえ、ご相談ください。

Q 体外受精を行って凍結した胚を、凍結した同じ周期に戻すことは可能か?
A できません。同じ周期に移植したいのであれば新鮮胚移植の選択になります。

Q 先に何度か採卵し、凍結胚をある程度貯めてから移植をしたいのだが、可能か?
A 可能です。医師にご相談ください。

Q 他院にて体外をしているが、クロミッドを使うと毎回内膜が薄くなる。FSHが高いので、あまり刺激はできないといわれているが、その場合は完全自然周期しかないか。
A 実際に診察してみないと分からないが、カウフマンなど薬を使用して1周期お休みすることでFSHが下がる可能性もあり、刺激量を増やすことも可能。内膜は薄くなっても、当院では凍結融解胚移植を推進しているため、移植周期に内膜を作ればいいので問題はない。クロミッドのほかにフェマーラという誘発もあり、金額は高くなるが内膜が薄くなる副作用はない。

Q 予約のスライドを見逃してしまったので、4月に初診登録しているがどうなるか教えてほしい。
A 本日の18時に優先登録のメールが送られるので、そこから登録・予約すれば1~2か月以内に初診が受けられる。そこで予約を取らなければ、4月に初診登録した順番待ちになるので、現在8か月待ちで12月頃になる。

Q 自然では14日目くらいで排卵が来るが、クロミッド・フェマーラを使用した周期は8日目くらいで排卵する。早すぎてもよくないといわれたが、大丈夫か。
A  8日目で排卵は早いが、それが良くないといわれる理由は、排卵が早いと成熟しないまま排卵している可能性があるからである。採卵時はエコーだけでなくE2値も見ているので、周期が早くても成熟卵が採れれば問題ない。やってみなければ分からないところではあるが、それでやはり卵胞が小さめで排卵したり、未熟卵しか取れないようであれば、排卵抑制の薬剤を使用するなどの方法はいくつかある。

Q 採卵の前の周期は自然で1周期様子を見るといっていたが、その周期に人工授精はできないか。
A 誘発剤を使用しないという意味なので、人工授精は可能です。

Q 婚約はしているが籍は入れていない。パートナーは現在海外に住んでいるが診察は受けられるか。
A 婚姻していない場合は、パートナーと現住所が同じである住民票が必要となるため、住所が違う場合は残念ながら診察して頂けません。
また、婚約中での受診希望の場合は、①夫婦揃って来院 ②双方の戸籍謄本 ③住所が同一である事が証明される住民票 が必要となります。

Q 住民票が用意できたとして、初診が受けられたとして、その後パートナーの住所を海外に戻したらどうなるか。
A 初診時同じ住所であれば、その後は問題ない。

Q 未受精卵凍結を希望するがやっているか。
A 現在はやっていない。未受精卵凍結は妊娠成績が非常に低い。パートナーがいる方は未受精卵凍結をするメリットが全くないため、受精卵凍結を勧める。

Q パートナーが日本に来た時に体外受精すればいいか。
A 採卵は女性の周期に合わせて行うので、決められた日程に合わせて行うことはできない。その場合は、パートナーが来日時に精子を凍結し、それを融解して採卵の時に使用することになる。凍結すると精子数が減るので顕微授精となる可能性が高い。

Q 凍結方法がいくつかあったが、こちらではどの方法か。
A ガラス化法を採用しています。

Q 凍結費用は2万円とあったが、これは何個凍結しても2万円なのか、1個2万円なのか。
A 凍結胚1個当たりの金額です。

Q 人工授精と体外受精はどう違うのか。
A 人工授精は調整した精子を膣の中に入れるだけなので、それ以外は自然。体外受精は卵子を体の外に出して、外で受精し培養し、育った胚を移植で体の中に戻すので、全く違う。

Q 低用量ピルを内服しているが、体外受精するときは飲むのをやめた方がいいか。
A ピル内服中は排卵していないので、内服中止しないと卵胞は育たない。

Q 胚の移送は海外へもできるか。
A 可能。受け入れ先や移送方法はご自身で探してもらわないといけない。

Q パートナーの精子がもしいなかった場合、他人の精子をもらうことはできるか。
A できるが、当院では人工授精までしかできないため、体外受精希望であれば自分で実施施設を探してもらう必要がある。

Q 精子のXY選別はやってもらえるか。
A 現在、女の子産み分けの初診は受け入れておりません。

Q 海外に胚を移送することは可能か。
A 可能です。

Q 着床前診断した胚をはらメディカルクリニックに移送して移植したい。
A 着床前診断した胚の受け入れはお断りしています。

Q 他院で治療をしているが、初診の検査は必要なのか。
A 感染症と甲状腺の検査は、検査日が半年以内であれば指定の用紙に主治医に記入していただければ免除になります。

Q 現在他のクリニックで治療しており、IMSIで受精している。はらメディカルクリニックでIMSIはやっているか。
A やっていません。IMSIとICSIでは大きな差はないとの報告もあります。

Q PIEZO ICSIはやっていますか。
A やっていません。現在のところ導入は未定です。

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