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体外受精説明会のレポート

2020年6月17日(土)体外受精説明会レポート

【開催日時】
6月17日(土)
15:00~17:00

【ご参加頂いた方】
・参加人数・・・138名
→ご夫婦での参加 ・・・・・・・・・・・・104名(52組)
→おひとりでの参加・・・・・・・・・・・・34名

【頂いたご意見】
・ジュース、チョコありがとうございました。

・室温をはじめ、丁寧な対応ありがとうございました。

・クリニックの独自の方法など、もう少し紹介頂けると良かったです。

・ご丁寧な説明ありがとうございました。

・最新情報や映像が多くて良かったです。

・採卵あたりの胚盤胞の獲得率ではなく、到達率の方が良いと思う。

・院長の説明が口ごもって聞き取りずらかった。

・気にして下さってはいましたが、寒かったです。冷えは大敵です。

・色々わからない点を説明して頂き、だいぶイメージができるようになりました。

・すごくわかりやすいのですが、もう少し全体時間が短いとありがたいです。

・予約がもう少し取りやすいと助かります。

・説明会時間を短くして開催回数を増やして欲しい。

【頂いたご質問】
Q 平日18:00迄仕事をしている。採卵周期や移植周期で日中どうしても来なければいけない日はあるか。
A 採卵日と移植日は日中の来院が必要。採卵周期3.4日目は、採血結果をお待ちいただくのであれば、17:00の予約枠までの来院が必要。
朝出勤前や昼の休憩時間に来院可能であれば、採血のみ実施し、結果を聞くのは18:00の診察ということも可能。又は、月経3日目に夕方の注射枠で採血にご来院頂き、結果翌日18:00の診察で聞くことも可能。
月経8~10日目ごろの来院は、院長の指示次第だが、採血結果をお待ちいただく場合は同じく17:00予約枠までの来院が必要。

Q 風疹抗体は必須検査に入っているか。抗体があるかわからないが、2カ月治療がお休みなるのであれば、先に予防接種を受けても良いか。
A 必須検査項目に入っている。予防接種を希望であれば先に実施してもかまわないが、当院では実施出来ない為、実施してくれる病院を探すか、自治体に確認してみて。

Q 以前高刺激で誘発したことがあるが、それもできるのか。
A 方法としてはあるが、AMHが1未満であればお勧めはできない。

Q 採卵の際に局所麻酔はあるのか。
A 局所麻酔は無い。無麻酔か全身麻酔のどちらか。点滴は麻酔の希望に関わらず前例実施。

Q 麻酔料金2万円は、麻酔を希望した場合全例かかるのか。
A 麻酔料金がかかるのは、完全自然排卵周期法の場合のみ。誘発薬を使用している周期の採卵は麻酔料金は別途かからない。

Q 他院で3回体外受精を実施しており、転院を考えているが、現在44歳で今年10月で45歳になる。現在通院中の病院での治療が終わってから通院したいが、初診の期限が来てしまう。通院は可能か。
A 他院通院中でも初診を受けることは可能。45歳前に初診だけ来院いただいて、他院での治療が終わってから、通院でも大丈夫。

Q 他院通院中、これまで3回採卵したがなかなか胚盤胞まで育たない。やっと胚盤胞まで2個育ったがグレードが悪い。これは年齢によるものだから転院しても変わらないか?
A 誘発方法で卵子の成熟度が変わったり、培養環境でも変わるので試す価値はあると思う。しかし、逆に悪くなることも考えられるので、前医には戻れるようにしておいた方がいい。誘発方法や採卵数、受精数、グレードなどの情報は持っているようなので紹介状など不要。

Q OPEが必要な場合当院で実施可能か。
A FTであれば実施可能だが、他のOPEが必要な場合は、他院で実施して頂き、OPEが終わったら当院で治療を再開する流れになる。

Q 他院で1年半治療つづけて、次で4院目。10数回採卵をほぼすべて自然周期で行っているが、うまくいかず1回しか移植できていない。通院して採卵する場合、高刺激はできるのか?
A 当院では、なるべく患者様の希望に沿えるよう治療を行いますので高刺激で採卵することは可能です。採卵周期に入る際に、採卵要望書に希望をご記入ください。

Q 注射に通う回数はどれくらいか。 フルタイムで働いていて何日も通うのは難しいかもしれない。
A どれくらい刺激するかによって注射の回数は変わってきます。また、自己注射を行えば注射のための通院はしなくていいので検討してみてください。

自己注射練習の予約を取り、看護師と練習して頂ければ、自己注射可能です。

Q ホームページから初診登録しているがどうすればいいか。
A 本日、送られてくるメールから初診予約を行ってください。IVF説明会に参加された方の優先予約のほうがはやく初診予約が可能です。

Q 採卵のために刺激を行うことで負担はかかるのか。以前、採卵で薬を使用して行ったが、その後の診察で「卵巣状態がわるい。これでは生理はこない」と言われた。今の状態で採卵することは可能なのか。
A 必要以上に刺激を行うことで卵巣に負担をかけてしまうということはあります。当院での治療は、低刺激~中刺激がメインでホルモン値、卵巣状態をみているため必要以上に卵巣に負担をかけるような刺激ではないかと思います。また、卵巣状態が悪ければカウフマン療法をするなど、お休みすることも可能です。

Q 採卵周期、薬を使うことで卵の質は落ちるのか。
A 刺激することで卵の質が落ちるということはありません。

Q 過去の採卵では、受精したものの発育がとまってしまった。よくあることなのか?使用している培養液の問題なのか?
A 周期によって卵の質は変わるので、なんともいえない。10個とれてすべて胚盤胞まで育つ人もいれば、全て分割がとまって育たない人もいます。たまたま、質の悪い卵が取れてきただけという可能性もある。使用している培養液は病院によって異なっているので、同じ条件で刺激して採卵した場合、当院でうまくいく可能性もある。

Q 今まで通っていた病院、クリニックでは担当医師、スタッフによって言っていることが異なる、診察の場面で嫌な言い方をされるが、はらメディカルクリニックではそういうことがあるのか?
A 当院ではスタッフ間で勉強会を行い、教育を行っています。スタッフ間での情報共有ができているので言われることが違うということはあまりないと思います。また、原院長に関して診察で嫌な言い方をされたなどのクレームは聞いたことはありません。

但し、感情の捉え方は人それぞれですので不快に感じることがあるかもしれません。もし、そのようなことがあれば、納得がいくまでご質問いただくか、http://www.haramedical.or.jp/enquete/
にメールを送って頂ければご意見として対応させて頂きます。

Q 土日は採卵をやっているのか。また、採卵が休診日にかぶる場合はどうするのか。
A 日曜日のみ採卵は行っていません。日曜日に採卵日があたってしまう場合には、卵胞の発育具合をみて早めに採卵するか、排卵を抑える薬を使用して月曜に採卵するかになります。

Q 精子は熱に弱いと聞いた。血流をよくするためにホットヨガをしているが熱を持つのでよくないのか?
A 精子は低くても高くても温度変化に弱い。そして睾丸は熱に弱いので、血流をよくすることは大切だがホットヨガではなく普通のヨガにしてはどうか。

Q 体外受精をまだしたことがない。初診から採卵まで最短で何か月かかるのか?

A 初診で診察にきていただいた後、1周期は自然排卵を確認します。その後、状態がよければ翌周期以降、採卵可能です。なので、問題なく進めば初診から最短1~2か月くらいで採卵することができます。

場合によっては、次の周期から採卵周期に入る人もいます。

Q 共働きで働いている場合、採卵するためにどれくらい来院が必要なのか?
A どれくらい刺激するかによっても変わってくるので、具体的に何回かどうかはお答えできません。(IVFファイルを使用し、モデルスケジュールを見せて説明)お忙しい場合の注射刺激に関しては、自己注射なら来院回数を減らすことも可能です。採卵周期に入る際に採卵要望書というものがあるので来院回数などに関しても記入していただき、診察時に医師とご相談ください。

Q 静脈麻酔は全身麻酔?
A 当院での静脈麻酔は全身麻酔です。局所麻酔ではありません。

Q 年齢が高くなってきて、AMHも低いが大丈夫か。IVFファイルにのっている排卵誘発方法での採卵数はAMHの値も加味しているのか?
A 高齢でAMHが低くても採卵して、複数個とれる方もいらっしゃいます。IVFファイルにのっている排卵誘発方法での採卵個数はAMHの値は加味していません。AMHの値は、卵巣に残っている卵子の数を示しているものといわれますがあくまでも目安です。他のホルモン値や卵巣状態を考えて誘発方法を決めさせていただきますので、医師とご相談ください。

Q 初診予約は月経周期のいつごろとればいいか?
A 初診予約はいつとっていただいても問題ありません。ご都合がいい日にご予約ください。

Q 流産歴があり、他院でアスピリン処方されている。今後、飲み続けていいか?
A 当院でも、流産歴がある場合に移植後アスピリンを処方することがあります。初診で診察していただいた際、医師に処方・服用していることを伝えていただきご相談ください。

Q 採卵する場合、体重制限はあるのか?
A 体重制限はありません。

Q 以前、採卵した時に麻酔があまり効いていなくて痛かった。
A 当院での麻酔は全身麻酔で行っています。患者様の状態にあわせて採卵中に麻酔を追加することも可能です。採卵が決まった際に、看護師に前院での麻酔があまり効いていなかった旨をお伝えください。

Q 他院での採卵で10個とれて4個未成熟卵が採れた。はらメディカルクリニックで採卵してもそういうことはあるのか?
A すべての卵胞が同じように育つわけではなく、採卵は一番大きくそだっている卵胞にあわせて行います。そのため、未成熟卵がとれる可能性はあります。

Q 他院で採卵した際に、培養5日目で胚盤胞まで育たず破棄となった。受精操作後、発育が遅いものは移植可能か?
A 発育が遅いものの移植はできません。当院では、凍結や移植する際の胚のグレードを決めています。そのため、培養6日目まで続けた際にその基準に達していないものは破棄処分となります。

Q 子宮筋腫があるが、採卵と子宮筋腫のオペを同時に行うことは可能か。
A 採卵と子宮筋腫のオペを同時に行うことはできません。子宮筋腫の大きさや場所にもよりますが、刺激して採卵する場合に子宮筋腫が大きくなる可能性があります。診察にて医師と相談してください。また、子宮筋腫の手術は当院では行っていません。外来で診察を行っている佐藤医師に引き継いでもらい、慶應大学病院にて手術を行っていただきます。(看護部野館さんに対応していただきました)

Q 女性総合検査は初診前に受けたほうがいい?必須なのか?
A どちらかと言うと、これから初めて治療をスタートしようか同意しようか悩まれている方向けの検査です。必須ではありません。本日の優先予約で予約を取っていただき、初診で来院してから1周期自然排卵を確認するので受けなくていいかと思います。

Q 知人からAMHは卵の質を反映するものだと聞いた。はらメディカルクリニックに通う際はAMH検査を必ずおこなったほうがいいのか?
A AMHは卵の質でなく、卵巣に残っている卵の数を反映するものです。また、あくまでも目安です。当院でのAMH検査は必須ではないので、気になるようであれば一度受けていただいてもいいと思います

Q 今まで、タイミングしか行っておらず流産を3回している。はやく体外受精をやるべきか?
A 卵の質は年齢が上がれば下がっていくので、早めに採卵したほうがいいです。タイミングだと1周期に1個の卵子しか排卵しません。体外受精の場合は、刺激を行うことでその周期に育ってくる卵胞を複数個育てることができます。

Q 他院での治療を行っているのと、現在仕事も忙しい。初診優先予約ができる5か月が過ぎた場合にはどうなるのか?
A 5か月をすぎてしまった場合には、ホームページから初診登録から行っていただく必要があります。

Q 現在、流産後で生理きているが、hCGが高い状態。それでも治療可能か?
A 治療可能かどうかは、お体の状態次第で決まりますので診察にて院長とご相談ください。

Q 今通っているクリニックでは全例新鮮初期胚移植を行っています。はらメディカルでは凍結胚盤胞移植を勧めているが何が違うのですか。
A クリニックによってオススメしている方法には違いがあります。当院では胚盤胞まで育てることでより妊娠しやすい胚を選別し凍結を行い、その後子宮の状態を着床しやすい状態にしてから胚を融解し移植する方法をお薦めしています。

Q 妊娠率はどのくらいありますか。
A 凍結胚盤胞移植が一番妊娠率高いというデータがあります。

Q 完全自然と刺激を行った周期で料金はどのくらい違いがありますか。
A 完全自然で採卵を行った場合がもっとも安い料金となり、刺激をすると料金は上がります。ただ誘発を行い採卵数を多くして1回の採卵で獲得できる凍結胚を多くする方が結果的に料金が抑えられることもあります。

詳しくはホームページの「費用」をご確認ください。

Q コンベンショナルIVFのデメリットにある形態的な精子の選別とは何ですか。
A コンベンショナルIVFの場合ある程度良い精子を集めた状態の精子を使用しますが、どうしても異常精子と良好精子が混ざった状態で卵子と一緒に培養することになります。ICSIの場合は顕微鏡にて拡大し形態的に良好な精子を選別することが可能ですが、IVFの場合は上記の理由からどの精子が受精したか確認できません。ただ形態的に以上のある精子の多くは受精することが難しいです。

Q 他院にて乏精子症と診断されたが治療可能ですか。精子染色体の検査は行っていますか。
A 当院には非常勤医師の大橋による泌尿器科外来もあります。また染色体の検査も行っています。

但し、泌尿器科を受診しても劇的に精子が良くなることは残念ながらあまりありません。

Q 乏精子症の方の妊娠実績はありますか。
A 当院では成績はだしていないのでどのくらいの割合で妊娠に至っているかは把握しておりません。ですがTESE精子を用いた顕微授精で得た胚盤胞で妊娠している患者様はいます。

Q IMSIはやっていますか。PIEZO-ICSIはやっていますか。
A ”当院ではIMSIは行っていません。受精や発育の成績もICSIと大差ないという報告があるのでおこなっていません。
PIEZO-ICSIも当院ではやっていません。”

Q 注射は痛いですか。自分で行うhCG注射は簡単ですか。
A 個人差はありますが痛いです。ペンタイプになっているので簡単にできるようになっています。

Q 胚の凍結方法は全例ガラス化法ですか。
A はい、ガラス化法で凍結を行っています。

Q 胚の観察のタイミングはいつ行うのですか。
A 採卵日の翌日培養1日目に受精確認、培養3日目に分割状況の確認、培養5・6に凍結確認(胚盤胞になっているか)の為に観察を行っています。観察をする際にインキュベーターから出すことで胚へのストレスもあるので当院ではなるべく最小限の観察を行っています。

Q 精子検査をした際に奇形精子が多いと言われた。所見をみて培養士としてどう思いますか。
A ”(患者様持参の精子検査報告書を見ながら)確かに正常形態率が基準値以下ではありますが、精子濃度、運動率、高速運動率がそれをカバーできる値なので問題なくコンベンショナルIVFを行えると思います。

Q 体外受精を希望しているがポリープや筋腫を持ったまま行えるのか。
A どちらかというと除去したほうがいいですが、それらは子宮にあるので先に採卵を行ってより若い卵子を得た後、移植前に除去する方法もあります。

Q 出来れば誕生日までには治療を始めたいのだが。
A 出来るだけ早く初診予約をお取り頂いて、早めに採卵をしてより若い卵子を獲得していくことをおすすめします。

Q 仕事と治療を両立したいのだが、必ず来院しなければいけない日はいつなのか。
A 採血のために月経3か4日目、採血と超音波検査のため月経8~10日目のいずれか1日、採卵のために月経11~14日目のいずれか1日来院が必要です。

Q AMHが0.8くらいなのだが刺激は低刺激が望ましいのか。
A AMHだけ見ると低刺激か自然排卵が望ましいですが、医師との相談で中刺激も行えます。何個卵子がほしいかを医師に伝えてください。

Q 精子の奇形率が高いのだが改善はできるのか。
A 精子の奇形はその人の個性のようなものなので原則改善はできませんが、奇形が原因で受精に問題が起こることはほとんどありません。

Q 他院でカテーテルが入りにくいということがあったのだがその原因は
A 子宮内で出血が起こると入りにくくなります。それは医師の技術力に関係しており、症例数の多い病院の医師ほど技術力が高いです。

Q ホームページを見て45歳以上の人は初診受付が出来ないとなっており、今年の9月で45歳になるのだが、今日の優先初診予約を取れば間に合うのか。
A 優先初診予約をとって頂ければ間に合います。

Q 現在他院で通院しているが出来ればこちらに転院したい。来週中にもこちらに転院することは可能か。
A 他院で行っている周期の治療は当院では行えませんが、その周期が終了して新周期からの治療であれば可能です。

Q 採卵針の大きさはどのくらいなのか。
A 19Gのものを使用しています。以前はこれよりも細いものを使用していましたが卵子の成熟率を上げるため19Gに変更しました。

Q 卵子の質が良くないと言われたのだがその原因は。
A ”卵子の核か細胞質かによって異なります。核ならばその中にある染色体が原因なのでこれはアプローチできません。細胞質ならば脳下垂体や卵巣に原因があり、当院ではサロン等でアプローチが可能です。

Q 精子の量が多いと多受精になってしまうのか。
A 多受精の原因はむしろ卵子側にあります。精子が卵子内に入れば透明帯が固くなり他の精子の進入を阻止するのですが、この透明帯の固化が遅くなると多受精を引き起こしてしまいます。

Q 高刺激希望。統計をみる限り、中刺激・高刺激の採卵数にあまり違いがないように思ったのだが、違いはあるのか。
A 年齢や予備能力によって採卵数は異なってくるので一概には言えないが、年齢が上がるとAFが少ないので、高刺激をしても採卵数が少なく、中刺激とあまり変わらない可能性がある。ただ、周期によっても異なるし、ホルモン検査でもある程度予測はできるが、やってみないと分からない。

Q 短期間で集中して終わらせたいので高刺激を希望した。4か月で終わるか。
A 高刺激にしたからといって早く終わるとは限らない。刺激が強いとホルモンの影響が次周期以降にも残りやすいため、数周期の休みが必要になる場合がある。そうすると他の刺激法に比べて逆に遠回りになる場合もある。採卵数より卵の質が大切なので、数が多ければいいわけではない。

Q 最初から体外受精できるか。
A 1周期は自然の排卵を見させてもらい、翌周期から採卵周期に入れる。

Q 初診後の診察はスムーズに予約取れるか。
A 体外受精の特別枠があるので予約取れない時は電話してくれれば大丈夫。

Q 自己注射は簡単にできるものか。
A 慣れれば普通にできる。初めは時間がかかるかもしれないが、針の先端が見られる方なら問題ない。30分の練習があり、習得してもらう。自分で出来ない場合はご主人に注射して頂いても大丈夫です。

Q 胚盤胞しか凍結してないのか
A 希望があれば初期胚も可能。ただ、妊娠率が高いため、胚盤胞の凍結を推奨している。

Q サロンの初診をすでに予約済みで案内が周ってきたが予定が合わずに受けられなかった。今回説明会に参加したので優先されるはずだが、どうやって優先枠だとしらせればいいのか。
A サロンのHPの「お問合せ」からフォームを送って頂ければ、こちらで優先枠に切り替えます。

Q 他院で採卵時空胞が多い。スプレキュアで誘発しているのが原因なのか。
A 点鼻薬は確実にできているかや、鼻炎などの炎症があると吸収率が下がることがあるため、注射薬の方が確実ではある。しかし、空砲が多いのがスプレキュアだけの問題であるのかは分からない。成熟卵がとれているようならばLHサージ誘起はできているのではないか。

Q いつも内膜が薄い。移植時も6㎜だったが、医師(他院)から「妊娠に大切なのは卵の問題なので内膜は薄くても妊娠する」と言われ移植した。何か対策はないのか。
A ホルモン補充を勧める。使用する薬剤や容量によっても変わる。あとは医師と相談して頂かないと何とも言えない。

Q HSG結果はなくてはダメか。
A

毎月の排卵を無駄にしない為、卵管が通っているかどうかさえわかっていれば大丈夫です。

Q 他院に凍結胚あり。移送時の入れ物はどうすればいいのか。
A 相手先の容器を使用して返却するか、当院の容器を持って行って使用する場合がある。当院はどちらでもいいので、相手先の施設に相談して決めてください。

Q 生理周期が整っていない為、移植日程を決めるのが難しいが、どういう方法があるか。
A ホルモン調整周期といって、ご自身のホルモンは使わず、薬で月経周期をコントロールできるので、その方法をお勧めする。

Q 2段階移植を検討しているが、SEET法とどちらがいいのか。
A 2段階移植の多胎を防ぐためにできたのがSEET法なので、2段階移植とSEET法(内膜刺激)は理論的には同じである。ただ、2段階移植は初期胚と胚盤胞が必要なので2個以上の凍結胚が必要となる。SEET法の内膜刺激法は1採卵に1SEET液しか確保できないため、それ以外は簡易法(市販の培養液)となるので妊娠率は若干下がる。

Q 二個移植もできると言っていたが、何個でもできるのか。
A 二個までです。

Q 二個移植で妊娠率は上がるのが。
A 医学的検知からは変わらないが、医師の経験上から若干上がると言う医師が多い。ただ、多胎のリスク(切迫早産や流産)も理解が必要。胚のグレードによって検討した方がいい。

Q 内膜刺激SEET法で2個移植と2段階移植ではどちらの妊娠率が高いか。
A 統計が無いのでわからないが、理論的には内膜刺激の2個移植ではないか。

Q 高刺激の副作用は?
A ホルモンの影響が体に残り、自身のホルモンが戻るまでに時間がかかることがある。卵がたくさんできOHSSのリスクが上がる。そのため腹痛やむくみ、重症化すると塞栓のリスクがある。

Q 刺激の程度を変えるタイミングは?
A 患者様の希望と先生との相談で決める。

Q 多胎妊娠のリスクは?
A 産科が限られる。双胎なら大きい病院であれば大丈夫だが、品胎になると受け入れ先があまりない。また、切迫早産や流産のリスクが高まるので、未熟児となる可能性も高まる。

Q 医師がいろいろいるが、診察を担当する医師はだれか。
A 診察と移植は基本的に院長のみ。その他の処置は曜日によって非常勤の先生が行う。着床不全、漢方、泌尿器は専属の医師が担当。

Q 誘発方法で迷っている。他院で高刺激(12個採卵→4個受精→BT1個、BTにならなかった3個、全てグレードつかない、全凍結)と低刺激(2個採卵、うち1個未成熟→1個ICSI→4分割G3で移植)はやったことがある。
A 刺激に反応するのであれば中刺激以上の方が効率的である。しかし、高刺激でも状態の良い胚が得られていない為、やったことがない中刺激を試してみたらどうか。本人の希望を第一に、ホルモン値や年齢なども含め、先生と相談して決めている。

Q 初診後すぐ体外受精をしたいが、予約は取れるか。
A 1周期は自然排卵をみるので、翌周期からになる。初診後は18時以降など混み合う時間帯も一部あるが、体外受精の周期は特別枠になるので、その後の予約は比較的スムーズに取れる。場合によっては、すぐにIVFに入る方もいます。

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