節分について【看護部より】
こんにちは。看護部です。
東京に4年ぶりの大雪が降った先日。まだまだ寒い日が続いていますが、この寒い時期に一年間の無病息災を祈る行事が2月3日にあります。
そう『節分』です。
節分というのは立春・立夏・立秋・立冬の前日のことをいいますが、そのなかでも、厳しい冬の季節を乗り越えた後の「立春」は、1年の始まりとして特に尊ばれ、旧暦で年があらたまる重要な日にあたっていたため、春の節分が最も重視されており、一般には『節分』といえば春の節分を指すものとなっています。
神社やお寺では、節分のお祭りをやっているところが多いですよね。
また、家庭でも豆まきをしたり、恵方巻きを食べる方がいらっしゃるのではないでしょうか?
まず、恵方巻き。江戸時代から明治時代にかけての大阪の花街が節分のお祝いと商売繁盛を祈り、食べたことがルーツだと言われています。昔は「丸かぶり寿司」や「太巻き寿司」と呼ばれることが多かったようですが、近年ではすっかり「恵方巻き」という呼び方が定着しています。これは某コンビニが名付けたことで全国的に浸透したと言われおり、コンビニがいかに生活の中に根付いているかを再認識しますね。
それではどうして恵方巻きは一本丸かじりで食べるのでしょう?それは、一本丸ごと食べる事で幸福や、商売繁盛の運を一気にいただく、ということを意味している事が大きいようです。途中で止めることで運を逃すことなく一気に恵方巻きを一本をまるごと食べる事で、年の幸運をぜひ手に入れたいですね。
次に、豆まき。節分にこの1年の穢れを祓い、新たな年の無病息災を祈るお祭りが豆まきという形で行われています。日本では古来より、穀物や果実には邪気を払う霊力があると考えられており、大豆が使用されていたようです。
豆まきに使われる大豆(スタッフの中には落花生をまくという方もいました。)。大豆を数え年の数だけ食べると、これからの一年病気にならないとされています。そして注目したいのは、大豆に含まれるイソフラボン。大豆イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)とよく似た構造と働きを持っています。また、体内に発生する活性酸素という、病気の元である物質を除去する作用があると言われ、女性の美容と健康に役立つ成分として大変注目されています。
今年の節分は、日本の昔ながらの風習を意識して過ごし、春が動き始め、これから暖かくなっていく節目の日である立春を感じてみてはいかがでしょうか。