お知らせ
子宮膜着床能検査(ERA)、子宮膜細菌検査(EMMA)、慢性子宮膜炎検査(ALICE)のお知らせ
体外受精の胚移植が不成功に終わった場合、原因は①「胚の染色体異常」 ②「子宮側の異常」のいずれか、もしくは、その両方が考えられます。
一般的に不成功時の原因としては①「胚の染色体異常」が多いですが、②「子宮側の異常」をも改めて精査checkする必要があります。結果に応じて治療を行います。
■子宮内膜着床能検査 ERA
胚(受精卵)と子宮内膜が着床する「着床受容期」について検査します。体外受精は一般的な着床受容期に合わせて移植をしていますが、ERAによって受容期がずれていることがわかった場合には、胚移植を受容期に合わせて行います。
■子宮内膜細菌検査 EMMA
子宮内の細菌環境が胚移植に最適かどうかを判定します。結果によって治療があります。
■慢性子宮内膜炎検査 ALICE
従来の方法では特定できなかった不妊症、不育症の原因と認められている細菌を検出します。慢性子宮内膜炎は流産(着床不全)原因の60%に認められています。
上記3つ検査については以下より詳細をご確認ください。
https://www.haramedical.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2018/11/ERAEMMAALICE.pdf
子宮側の異常の場合に、その他の検査として
■子宮鏡検査
子宮内の血流やポリープ、卵管口入り口付近の形状的な原因について調べます。ご希望の方は診察にてお申し出ください。
■免疫異常、血栓の検査
血液検査「着床不全・不育症の一時スクリーニング」。ご希望の方はスタッフにお申し出ください。