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体外受精 特定不妊治療の助成金、東京都について詳しく解説します【業務部より】

こんにちは。業務部です。 寒暖差はあるものの、日中は過ごしやすい日も増えてきました。 皆様いかがお過ごしでしょうか。 本日は、東京都の特定不妊治療の助成金についてご案内致します。 2021年1月より、特定不妊治療の助成金が拡充されることが決定しました。 ※治療終了日が2021年1月1日以降の場合に適応されますのでご注意ください。 【拡充内容について】 ①所得制限の撤廃 これまでは夫婦合算の所得が905万未満でしたが、所得制限を撤廃 ②助成上限額の増額 各ステージ以下の通り増額されました A:20万円   →30万円 B:25万円   →30万円 C:7万5千円 →10万円 D:15万円   →30万円 E:15万円   →30万円 F:7万5千円 →10万円 ③助成回数 ・妻の年齢が39歳までに通算1回目の助成を受けた方→通算6回目まで ・40歳から42歳までに通算1回目の助成を受けた方→通算3回目まで 特定不妊治療費助成事業の助成を受けた後、以下の場合はこれまでに受けた助成回数をリセットすることができます ・出産した場合 ・妊娠12週以降に死産に至った場合 リセット後の上限回数は、リセット後に初めて助成を受けた治療開始時の妻の年齢で再決定します。 ・40歳未満→通算6回まで ・40歳以上43歳未満 →通算3回まで 〈例①〉 妻が36歳のときに助成制度を4回受け、第一子を出産 その後39歳になってから第二子のために治療を再開 →リセットしない場合の残り回数は2回 →リセットする場合、残りの助成数は6回になります 〈例②〉 妻が39歳のときに助成制度を2回受け、第一子を出産 その後41歳になってから第二子のために治療を再開 →リセットしない場合の残り回数は4回 →リセットする場合の残り回数は3回 例②のように、助成回数をリセットすることで 残りの助成回数が減ってしまう場合がございます。ご注意ください。 ※1回の治療期間の初日における妻の年齢が43歳以上で開始した治療は全て対象外です。 ※助成回数のリセットは、希望する方のみが申請できます。必ずしも申請する必要はございません。 リセットの申請に必要な提出書類など、詳しくは東京都のホームページをご確認ください。 【東京都ホームページ】 https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kodomo/kosodate/josei/funin/top.html また、東京都以外の自治体に関しましては条件等異なりますので、申請をご希望される自治体へのご確認をお願い致します。 【各市区町村別の追加助成制度について】 東京都からの助成金とは別に自治体によって追加補助があるのはご存知でしょうか。 市区町村によって助成内容は異なります。 下記にそれぞれの自治体別でまとめましたのでご参照ください。 また適用には諸条件等がございますので、詳しくは各自治体のホームページをご確認頂きますようお願い致します。 ・千代田区→上限15万円 東京都の当該助成事業で交付を受けた助成金の額の2分の1の額(端数がある場合は切り捨てる。) ・中央区→1年度あたり上限10万円 ・港区→1年度あたり上限30万円 ・文京区→1年度あたり上限10万円 ・台東区→1回の治療につき 治療ステージA,B,D,E:5万円 治療ステージC,F:2万5千円 ・江東区→1年度あたり治療ステージA,B,D,E:10万円 治療ステージC,F:5万円 ・品川区→1回の治療につき 治療ステージA,B,D,E:5万円 治療ステージC,F→2万5千円 ・大田区→1回の治療につき 治療ステージA,B,D,E:5万円 治療ステージC,F→2万5千円 ・世田谷区→1回の治療につき 治療ステージA,B,D,E:10万円 治療ステージC,F:5万円 ・中野区→1回の治療につき 治療ステージA,B,D,E:5万円 治療ステージC,F→2万5千円 ・杉並区→1回の治療につき 治療ステージA,B,D,E:5万円 治療ステージC,F→2万5千円 ・豊島区→1回の治療につき 治療ステージA,B,D,E:5万円 治療ステージC,F→2万5千円 ・板橋区→1回の治療につき 治療ステージA,B,D,E:5万円 治療ステージC,F→2万5千円 ・練馬区→1回の治療につき 治療ステージA,B,D,E:5万円 治療ステージC,F→2万5千円 ・足立区→1回の治療につき治療ステージにより50,000円もしくは25,000円を上限とする ・葛飾区→1年度あたり上限15万円 ・江戸川区→1回の治療につき 治療ステージA,B,D,E:5万円 治療ステージC,F:2万5千円 ・昭島市→1回の治療につき上限3万円 ・調布市→1年度につき上限1万円 ・国分寺市→1回の治療につき上限3万円 ・国立市→1回の治療につき 治療ステージA:4万円 治療ステージB:5万円 治療ステージC,F:1万5千円 治療ステージD,E:3万円 ・福生市→1回の治療につき上限7万円 ・東大和市→1回の治療につき上限3万円 ・清瀬市→1年度に2回、1回の治療につき上限5万円※治療期間によって回数等異なる ・武蔵村山市→1回の治療につき上限6万円 ・稲城市→1回の治療につき上限3万円 ・羽村市→1回の治療につき上限5万円 ・あきる野市→1回の治療につき上限5万円 ・日の出町→1回の治療につき上限5万円 ・奥多摩町→1年度あたり上限15万円 ・神津島村→1年度に2回、1回の治療につき上限10万円 最後に、当院への申し込み方法をご案内いたします。 【1】(助成金申請のための)当院への提出書類 ①治療期間中の対象分の領収書コピー ②無記入の証明書 ③当院への申込書↓ https://www.haramedical.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2018/12/joseikin_3.pdf 【2】(助成金申請のための)当院への書類提出方法 ①診療来院に合わせて提出する場合 「会計依頼」の際に、「会計追加の依頼はありますか?」という質問が表示されますので、「はい、追加依頼あり」を選択し、受付からお呼びするまでお待ちください。 ②来院予定がなく郵送で提出する場合 上記【2】の3点+「宛先を記入した返信用封用(切手不要)」をご送付ください。普通郵便の場合は郵送事故の可能性があります。追跡が可能なレターパック、簡易書留、宅急便などを推奨致します。 併せて作成費用をお振込みください。振込先は以下URLに記載しています。 https://www.haramedical.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2018/12/joseikin_3.pdf ③診察外で来院して提出する場合 助成金申込み用の予約をお取りいたしますので、事前にお電話にてご連絡ください。予約なしでお越しの場合には来院患者様を優先的に対応いたしますのでお待たせ時間が長くなる点をご了承ください。 お申込み方法でご不明点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。 現時点で公表されている助成拡充は一部の自治体ですが、今後も他県それぞれの事業拡がりが期待されます。 また不妊治療の保険適応なども検討されていますので、助成事業を最大限に活用し今後の治療に役立てて頂ければと思います。 はらメディカルクリニック業務部
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