スタッフコラム・ブログ
冷え対策と筋肉量
今回はサロンが担当させて頂きます。
10月に入り、気温が下がってまいりましたがいかがお過ごしでしょうか。寒さに敏感な方は、そろそろ冷えが気になり始めているのではないでしょうか。そこで今回は、冷え対策の一つである筋肉についてお話させていただきます。
人間は常に一定の体温を常に保つ事が出来る恒温動物ですが、この機能は筋肉による温度調節が重要な役割を果たしています。運動時には筋肉などで作られる熱が圧倒的に多く、生み出される熱全体の70%を占めるという報告があります(参照:TERUMOホームページ)。筋肉は熱産生以外に血液の循環にも関与しています。下半身の血液を心臓に戻すには重力に逆らって循環させなければならず、このときにふくらはぎなどの筋ポンプ作用を利用します。普段から運動不足の方はこの筋ポンプ作用が弱く、足だけでなく全身の血液循環が悪くなります。また、筋の熱産生も低くなるため防寒に気を配っていても気温が低い所にいると外気温に負けてしまい寒さを感じてしまいます。
筋肉量は年齢とともに減少しやすくなっていきます。10代・20代の頃と同じ生活をしていても、筋肉の減少が早くなってしまいますので冬に向けて体改造してみてはいかがでしょうか。運動はヨガ・スポーツジム・ジョギングなど身近ではじめやすい物から試してみて下さい。楽しいなと思えるスポーツを見つけられたら、無理なく続けられます。足の冷え対策であればジョギングなどの下半身を鍛える運動、肩まわりの循環を良くしたい方はヨガ・水泳やテニスなど上半身を使う運動が効果的です。
スポーツの秋で冬の準備をしてみてください。