不妊症・男性不妊・人工授精・体外受精・胚移植・AID・精子バンク等の不妊治療・不妊専門クリニック。
体外受精説明会のレポート

2020年12月11日(金)体外受精説明会レポート

【開催日時】
12月11日(金)
18:00~20:00

【ご参加頂いた方】
・参加人数・・・130名
→ご夫婦での参加 ・・・・・・・・・・・・80名(40組)
→おひとりでの参加・・・・・・・・・・・・50名
・クリニックの通院について
→当院通院中の方 ・・・・・・・・・・・・50名
→他院通院中の方 ・・・・・・・・・・・・80名
・体外受精の経験
→あり ・・・・・・・・・・・・42組
→なし ・・・・・・・・・・・・35組
→回答なし・・・・・・・・・13組

【頂いたご意見】
今回は特にご意見は頂きませんでした。

【頂いたご質問】
Q 胚盤胞を何個も凍結できた場合、移植をする際の支払いはどこからかかりますか?
A 移植の費用は、移植周期の月経がスタートし誘発が始まった時点で発生致します。例えば低刺激の場合、クロミッド、超音波、hcg注射、坐薬、融解料、移植費用、レーザーアシステットハッチング料、移植後の坐薬がかかります。移植の誘発方法によって金額は異なります。

Q すぐ体外受精を始められますか?
A すぐに開始できますが、一周期は排卵の状態を確認する場合があります。院長の原は、患者様個人個人の自然での排卵状態を一度確認してから治療に入る事が多いのですぐに始められるかは院長判断になります。但し、強いご希望があれば初診時や診察時にお申し出ください。

Q 採卵が年末年始の休診と被ってしまったらどうすれば良いですか?
A 誘発を始めす前にある程度のスケジュールは決まりますので、被ってしまう場合には薬で生理をずらすか、次周期に行います。

Q IVF術前検査は初診時に出来ますか?
A 可能です。初診時、診察前に受付から今後の流れのご説明がございますのでその際にお申し出ください。

Q 遠方のため夫の来院が難しいのですが。来院回数はどれくらいですか?
A 治療内容が産み分けとAID以外の方はご主人の来院不要です。治療をするにあたって一度も来院する必要はありません。必須精子検査も1か月以内に奥様が持参すれば問題ございません。採卵・AIH当日も妻が持参もしくは事前凍結でOK。

Q 夫が頭痛薬を服用しているのですが精子に影響はありますか?
A 頭痛薬の種類にもよると思うがあまり影響は無いと思います。精子が作られるまでに3カ月かかるので現在服用中の薬がその日の採精に影響する事は少ないです。

Q 明日送られてくる初診用サイトのIDとPassの有効期限はいつまでですか?
A PWDの有効期限はその都度変わりますが今回は説明会内のスライドで1週間とお伝えしています。PWDの再発行は1回に限り可能なので、希望する初診日の1~2ヶ月前になったらPWD再発行依頼の電話を頂ければ調整することが可能です。

Q 移植周期はホルモン補充周期と自然周期のどちらが良いのでしょうか?
A 人によりますが、ホルモン補充周期の方が移植のキャンセル率が少なく、それぞれ実施の確実性が違います。確実性は自然<低刺激<ホルモン補充の順です。妊娠率は同じです。前周期に誘発量・年齢・移植回数によって院長と相談の上決定します。

Q AMHが低い場合、採れる卵は少ないのでしょうか?
A 刺激を強くしても多くは採れません。卵の質は年相応です。採れる卵の数には限りがあります。よって、低刺激が主な誘発方法となりますが、周期によって異なりますので、3・4日目の診察の際に内診をして準備されている卵の数を確認するのも一つの方法です。

Q 子宮筋腫や子宮ポリープがある場合はどうすればよいでしょうか?
A ポリープがあれば取りましょう。筋腫は年齢、場所、大きさによるので診察で確認が必要です。5cmが手術するかどうかの境目です。外部委託のMRI検査もあるので、診察時に相談をしてください。より詳細な状態を確認できます。

Q 奇形精子が多いがICSIをやるのがよいのでしょうか?
A 精子数が多ければIVFでも問題ありません。調整しているので、ある程度悪い精子は選別できます。そもそも奇形精子は受精能がないことが多いです。

Q 自己注射は他院でやっていたのですが、練習は必要でしょうか?
A 注射には筋肉注射と皮下注射がありますので、看護師が確認させていただきます。

Q 中刺激をやっていたが高刺激もやってみたいのですが、クロミッドの副作用が不安です。
A クロミッドは人にもよるが副作用は少ないです。副作用は個人差がありますが、服用を中止すれば症状は改善します。少しでも異変を感じたらすぐに服用を中止し、診察にお越し下さい。高刺激で増えるのは注射の単位量です。刺激量については院長と相談できますので、診察時にお申し出ください。

Q 精子の所見は凍結と持参・院内ではどちらがよいでしょうか?
A 凍結により精子の運動率が落ちるので新鮮精子を使う方が良いです。凍結の場合、解凍後に精子の運動率は下がってしまうので、持参か院内が良い。持参か院内かは、すごく精子の状態が悪くない限りはどちらでも変わりないです。

Q スプリットICSIって、IVFとICSIを一緒に行うのでしょうか?
A IVFはIVFのシャーレ、ICSIはICSIのシャーレに分けて行っています。

Q R-ICSIはなぜ発育が遅いのでしょうか?
A 授精させる時間が他の卵子に比べて遅くなるからです。

Q 多精子受精が起きた胚の培養は続けられないのでしょうか?
A 多精子受精胚は染色体異常胚なので発育しないため培養を中止します。

Q 他院で治療中のため転院するなら3月を考えています。初診の優先枠についてご質問。
A 先に初診登録だけ済ませておくこともで出来、治療中の場合でも、一度初診にお越し頂くことは可能です。予約状況等もあるので、取れるうちに初診予約を取る事をお勧め致します。

Q 他院の凍結胚を移送することは可能ですか?
A 他院から当院への移送の場合、先方の施設の了承が得られれば可能です。移送の日程の調整や胚の移送は患者様自身にしていただくこととなります。当院HPに専用のフォームが用意されているので移送が決定したら、そちらのフォームに必要事項を記入して送信してください。

Q 他院から胚を移送した後は移植までに最短でどのくらいかかりますか?
A 他院からの移送胚を使用するということで、必要な検査等を全て済ませれば、移植周期に入るのにそんなに時間はかからないと思います。ただ、胚があるのが前提なので、まずは胚の移送を第一に考えた方が良いと思います。無事に胚を移送できた場合は、当院での初めての移植になるので、一度移植を希望する前の周期にお越しいただき、次周期移植をしたいと院長にお伝えください。その希望に合わせて調整に入ります。

Q 主人がはらメディカルクリニックの泌尿器科を受診する予定です。初診を受けるのは泌尿器科の検査結果が全てで揃ってからの方が良いですか?
A 同時並行で行った方が良いと思います。体外受精を行うにあたり事前に必要な検査等あるので、泌尿器科の検査結果が出たらすぐにでも動き出せるように準備をしておくのが良いと思います。

Q 当院に病気凍結で来院、2本凍結した。病気のため今後夫が再度凍結のために来院するのは無理そう。今後の流れはどうすれば良いか?
A 今後の凍結が無理そうということで、体外受精を行う機会も2回と少ないです。その少ない機会の中で少しでも妊娠の可能性を上げるためには、まず採卵で多くの卵を獲得する必要があります。なので、初診の際にその旨を院長に伝え、刺激の量を相談して下さい。

Q 採卵までの刺激の量は受精率に影響しますか?
A 刺激量と受精率に相関はありません。

Q 他院で採卵中で、現在培養している胚が上手く行かなかったらすぐに転院しますが、もし凍結までうまくいったらそのまま他院で移植するつもりです。そういう場合でもすぐに初診の予約をとった方が良いのでしょうか?
A 他院との平行受診は認められませんので、他院での治療が終わるまでは初診の予約はとれません。今回配布したログインパスワードの更新が1度だけできるので、有効期限が切れそうになったら当院までお電話をお願いいたします。

Q 助成金について。提出はいつまでにするもの?また、1回1回申請するのでしょうか?
A 申請期限は毎年年度末までです。今年分でしたら来年の3月までに提出が必要です。1回1回申請する必要はなくまとめてで構いませんが、1回1回それぞれに書類が必要です。年度末になるにつれ作成に時間がかかりますので、ご希望日までに仕上がらない可能性があります。よって、早め早めに提出することをお勧めします。※如何なる場合も作成順に優先等はありません。

Q 未成熟卵はいつまで培養してくれますか?
A 当院では基本的に当日中に成熟しなかった未成熟卵に関しては、その日で培養を終了させて頂いております。

Q コンベンショナルIVFを行った場合、卵の成熟に関してはいつ分かるのでしょうか?
A ふりかけによる受精の場合、卵の周りの細胞も受精に必要になってくるため、成熟の確認は当日の夕方頃となります。結果は翌日の午前中にメールにてお知らせします。

Q ICSIとコンベンショナルIVFを半分半分で行って、ICSIの卵が全て未成熟卵だった場合はどうなるのでしょうか?
A ICSIのために裸化を行った結果、全て未成熟卵であった場合、その時点で一度入院の個室に伺って患者様へ報告致します。その後コンベンショナルIVFを行う予定だった卵から追加でICSIのための裸化を行うかどうかは患者様と相談のうえ決定致します。

Q 44歳なのですが、中刺激だとだいたい3個くらいは採れますか?
A 妊娠実績報告書に記載した値はあくまでデータを集計した平均なので、必ずそうとは限りません。高齢になると中々採卵まで至らなかったり、採卵しても卵が採れないという割合が、どうしても増えてくるのでその点も考慮しておいた方が良いと思います。

Q ネットを見ていたら卵の質を上げるのに漢方が有効的とよく見るのだが、実際はどうでしょうか?
A 漢方にも色々あるので、なんとも言えませんが、ネットの情報の中には間違ったものや、大袈裟に書かれたものも多くあるので、気になるようであれば漢方専門医を受診するのが良いかと思います。患者様の中には漢方なら安全と思っている人が多いが、実は間違えて使用するととても怖い薬です。使用する際は、充分に漢方医と相談した方が良いかと思います。

Q 日々の食事などでなにか気を付けることはありますか?
A 生活習慣に関しては、バランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠といった一般に健康的といわれる生活を送ることを心がけておくことが良いとよく言われています。しかし、不妊治療に直接的関係があるかは不明です。但し、健康の為には必要な事だと思います。

Q 現在他院に通院中です。初診登録後、着床不全外来のみ受診することは出来ますか?また、転院後、不妊外来と着床不全外来を並行して受診することは可能ですか?
A どちらも可能です。

Q 初診にかかるタイミングはいつがよいでしょうか?
A いつでも大丈夫です。体外受精を希望している場合、初診日からスタートすることは出来ないが、低温期で受診すればその周期から卵胞チェックして、タイミング・人工授精を考慮することは可能です。

Q 初診にあたり、基礎体温をほとんどつけていないのですが大丈夫でしょうか?
A 基礎体温をつけていれば判断材料の一つとして確認します。しかし、つけていないからといって初診が受けられないという事はありませんのでご安心ください。

Q 胚移植は誰が実施するのでしょうか。採卵の様にドクターが変わることはありますか?
A 現在のところ、院長が全例実施しています。

Q 診療の時間枠はどうなっていますか?予約時間通りすぐに呼ばれるののでしょうか?診療の待ち時間はどのくらいありますか?
A 予約枠は9時から30分刻みであり、完全予約制です。曜日によっては混雑の為時間通りにお呼びできないこともある為、予約時間からずらしてご来院頂くようメールで案内することもある。待ち時間は、その時により違うが、お待たせするときは予約時間から2時間近くかかることもあります。原院長の診察は予約時間から30分以内にお越し頂ければ大丈夫。予約時間前にお越し頂いても問題ないが待ち時間は長くなります。

Q 他院で2回移植し結果がでなかった。転院後、2個移植は可能でしょうか?
A 産婦人科学会の規定通り、2回以上続けて不成立であった場合は可能の為、可能です。

Q 採卵周期の通院回数はどの程度ありますか?
A どういった誘発を希望するかにもよります。中から高刺激を希望の場合、注射の回数にもよるが最低3から4回程度の通院が必要になってきます。注射を全て当院で実施した場合はさらに来院回数が増える為、通院が難しいようであれば、自己注射をすることも可能です。自己注射は予約しての練習が必要です。

Q 子供連れでの来院は可能でしょうか?
A お子様連れでのご来院はお断りさせていただいております。当院のパンフレットラックに近隣の託児所の案内あるので参考になさってください。

Q 採卵の際の非常勤ドクターは自分の希望で選べますか?
A 曜日により出勤している先生が違う為、選択は出来ません。

Q 他院で自己注射しているのですが、怖くてなかなか自分で出来ません。はらメディカルクリニックでは自己注射はどうなっていますか?また、他院で注射してもらうことは可能でしょうか?
A 予約項目【自己注射練習】を受けて頂き、その場で実際に注射を打って頂きます。それが出来れば自己注射可となります。他院で既に指導を受けて出来るのであれば、当院でも自己注射は可能です。手技が心配なら当院で実施前に注射練習を受けてみるのも一つの手。打てなければ注射は通院するか、他院で注射を打ってもらうか、もしくは、費用が高額だが注射練習の要らないペンタイプの誘発薬を使用するなど選べます。
他院に注射を依頼する場合、薬剤・注射器等はお渡しするが、ご自身で注射を打ってくれる病院を事前に見つけて頂くことになります。

Q 妊娠実績報告書から、スプリット法を選択した場合の受精率を知りたいです。
A コンベンショナルとICSIにそれぞれの受精率が含まれています。

Q 胚移植周期にもhCG注射をするのはなぜですか?
A 排卵日を特定する為です。また、その周期の卵胞が黄体となり内膜を作っていくので確実に排卵させるように行っています。

Q 治療のステップアップはどうしたら良いですか?先生から指示してくれるものですか?
A 基本的に、治療のステップアップはご夫婦で話し合っていただくものです。ステップアップを希望するのであれば、その旨を先生に申し出て頂ければ大丈夫。先生から治療を提案されることはあっても、ステップアップを指示されることはありません。

Q BL到達率を上げるために刺激すべきでしょうか?
A 染色体の異常を考えると分母を多くという考え方もあるが、その方の排卵状況やその周期のホルモンをみて決定すべきだと思います。より質の良い卵を取る確率を上げるため刺激をした方が良いこともある。

Q 1度の採卵で初期胚とBLに分けて凍結できますか?
A 可能です。

Q 今まで低刺激だったのですが、良くなかったのでしょうか?
A 低刺激にした理由が明確かどうかと、そのクリニックの考え方があるかと思います。

Q 遺伝検査は出来ますか?
A 遺伝不育外来がある、着床前診断はやっておりません。

Q クレジット支払いは可能ですか?
A 可能です。

Q 初診受けたいが、日にちの指定はできますか?
A 順番が来たらこちらからメールにてご連絡し、専用予約サイトよりご自身で予約して頂きます。先に順番が来た方で既に予約が埋まってしまっている希望など、ご希望に添えない場合もあります。

Q 初期胚とBLの2個移植は可能ですか?
A 可能です。

Q PCOで乏精子症、妊娠率を上げる方法があれば知りたいです。
A 泌尿器外来、着床不全、HFSなどを検討してもよい。PCOは程度によるので診察しないと何とも言えません。毎周期状態を診るために診察に来院した方が良いかと思います。

Q OHSSになりやすいと言われたがIVFやりたいです。
A 刺激は弱めにしたり、予防の薬を使って発生を防ぐ事が出来ます。

Q 精子の移送は可能ですか?
A 先方の許可があれば可能です。

Q 乳ガンでOPE,その後放射線治療とホルモン療法、ホルモン療法5年と言われたが挙児希望で主治医と相談し、3年で止めた。今は聖路可で治療しているが凍結移植やSEETができないので専門のこちらに転院したいです。がんの既往があっても受け入れてくれますか?
A ガン治療後に当院にかかってる方もいるが、ガンの程度や治療は人それぞれ違うので、ガンのほうの主治医の意見も踏まえ、当院院長が治療可能か検討すると思う。ガン治療側の担当医の許可をもらえれば初診予約は可能です。今後の流れやどのような治療になるかは、院長と相談となります。出来れば診断書か紹介状があると良いです。

Q 凍結胚移植は採卵後、最短でいつ移植出来ますか?
A 翌月に戻したいと言う人が多いです。卵巣・子宮の状態が問題なければ翌月から可能です。

Q 円錐切除をひかえており、その前に卵を採りたいです。
A 卵が出来なければ採卵はできないため、外来でご相談ください。

Q 2個移植のリスクはありますか?
A 最大で4つ子の可能性がありますが、実績表の通り高い確率ではない。でもそのリスクはある事を理解して下さい。

Q 3日目が日曜の場合はどうしたら良いでしょうか?
A 土曜日か月曜日の来院で問題ございません。

Q ストレスは卵に影響しますか?
A あまりしないように思います。しないとも言い切れないが、直接的原因の可能性は低いと考えます。

Q 今月(12月)に初診が回ってきたら年内に採卵できますか?
A 自然な排卵をみないと使用する薬剤など決められない為、今月は出来ないです。よって年内は難しいです。

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