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体外受精説明会レポート(11/21(土)開催分)

【開催日時】
2020年11月21日(土)
16:30~18:00


【ご参加頂いた方】
・参加人数・・・73名(Zoomでの参加含む)


【頂いたご意見】
・12月から通わせていただきます。よろしくお願いします。
・早くて難しかったです。画像がどこのページなのかわからず、切り替わりも早くて料金もよくわかりませんでした。でもありがとうございました。
・動画でわかりやすい説明でした。
・スクリーンに映っている画像が手元の資料に掲載されているか確認作業をしようと気がそれました。スクリーンとお話に気を注ぎ聴かせていただきました。けれど不明な点があったらお聞きすることができる雰囲気なので安心です。


【頂いたご質問】
Q 転院を考えています。初診の予約でいいでしょうか?
A はい

Q 前医で受けた検査結果は使えますか?
A 1年以内の結果であれば項目によっては当院の検査が不要になることがあります。

Q 検査結果が難しくどれが必要かわからないかもしれません。
A 感染症、甲状腺、AMHですが、わからなければとりあえず全部持ってきていただいて大丈夫です。

Q 体外受精の周期は性交渉は禁止ですか?
A 処置などで出血があるときや、採卵後1週間は感染のリスクがあるのでお控えください。採卵日に精子が必要になりますが禁欲期間は2-6日が妥当なのでその辺も考慮することが必要です。

Q 私はOHSSってなんですか?痛いのが怖いです。OHSSになりますか?
A 卵巣過剰刺激症候群について説明。今は予防薬もあるし、お腹の張りなど細かく見ていけば防げること多い。初回から強い刺激はしないと思うのでそんなに今から心配しなくて大丈夫です。

Q いつから周期に入ればいいですか?
A 気持ちの整理がついてから。年末年始はお休みです。

Q 英語が多くてわかりにくいです。FSHとかERPとか。
A 全部いっぺんに理解するのは難しいですよね。まずは採卵について理解を深めましょう。SEETやERPは採卵ではなく移植にかかわることなので、その都度説明します。

Q ダイエットしてもいいですか。水しか飲まない日を作ってます。
A 過激なダイエットはお勧めしません。見る限り標準体型に見えます。健康を害する危険のあるダイエットはやめてください。

Q 34歳が妊娠するのにはいくらくらいかかりますか?
A 取れた卵の数などにもよりますし、個人差が大きいので一概には申し上げることができません。

Q 採卵周期の初日はいくらくらいお金を用意しておけばよいですか?
A 刺激の方法による、たとえば4のやり方ならホルモン検査代、超音波代金、内服薬代金、その日に打った注射代で1万円くらいになるかもしれません。

Q IVFファイルがむずかしくてわかりません。
A 採卵から卒業までのことが乗ってるので、情報量が多いですよね。まずは採卵からなので採卵に絞って情報収集をしてみてください。

Q 中刺激がいいですか?
A AMH,それまでの治療歴、来院可能日、2.3日目のホルモンやAF、ご希望をもとに決定するので良いということはないが、採卵の数が見込めて、負担が少ないという面から初回このやり方で様子見ていくのはよくあります。

Q 他院にて3回IVFやったが胚盤胞まで到達しなかった。原因は何ですか。(完全自然2回、中刺激1回)
A 可能性としては卵子の成熟が不十分、もしくは、精子の問題。あるいは、遺伝子の問題も考えられ現段階でははっきりとはわからない。

Q 貴院での刺激法は何になりますか?
A 高刺激が多いですが、月経時のホルモン値やその方の傾向により中刺激になったりホルモン状況も見ながら指示が出るので、人によって様々です。

Q PCOS疑いあり、IVF時の刺激は低刺激からになりますか?
A 当院では基本中~高刺激となります。PCOSでも刺激によりたくさん卵胞発育することあるが最終的には卵子の質が重要になってきます。

Q PCOSだと着床しにくいと聞いたことあるが本当ですか?
A 当院では凍結胚移植でのホルモン補充療法で移植周期を整えていくため子宮内環境は安心できると思います。しかし、受精卵のグレードや遺伝子問題があれば着床に至らないことも考えられます。院長は着床不全においても専門分野でもあるため移植の際にご相談しながら進められるのはいかがでしょうか。

Q 採卵の時は精子凍結した方が良いのでしょうか?
A 当日、妻来院時間3時間以内のものを持参するか一緒に来院して院内採精していただいても大丈夫です。凍結した場合、精子所見下がることが考えられます。

Q 獅子所見悪い場合、授精させないということはあるのでしょうか?
A 遺伝子の影響は両親から受けるため全く影響はないとは言えません。心配なら、当院ではDFIといった寄詳しく説明検査を受けていただき、泌尿器専門医にご相談されてもよいかと思います。

Q 採卵をしたい周期では予約はどのタイミングでとればいいのでしょうか?
A 月経2・3日目ごろに予約項目「採卵2.3日目」で予約を取ってください。当日はホルモン値を確認し診察にて誘発の指示が出て、採卵周期の開始となります。

Q 躁鬱ですが、不妊治療はできますか?
A 可能です。当院でも躁鬱病の方で不妊治療されている方はいらっしゃいます。ただ、治療をして問題ないか担当医に確認をしてください。また、薬を飲んでいる場合は申告してください。

Q 夫が以前、脳腫瘍で手術をしています。精子に影響はありますか?
A 腫瘍の位置によって異なります。視床下部や脳下垂体の近くであれば影響があるかもしれませんが、一度精子検査をしてみないとわかりません。

Q はらメディカルクリニックに受診したら最後まで治療しなければなりませんか?
A そんなことはありません。体外受精・胚移植まで当院で行う方がほとんどですが、転院される方もいます。もし凍結胚ができて転院される場合は、胚移送も可能です。

Q 初診までに何かできることはありますか?
A 精子検査、奥様のホルモン検査・感染症・甲状腺などの検査をはじめての妊活検診でお受けいただけます。

Q これまではらメディカルクリニックで5回採卵をしていますがあまり上手くいっていません。
A たしかに、採卵数が少ない周期、胚凍結できない周期もありますが、5回の採卵で7個の胚盤胞が凍結できています。胚盤胞のGradeも悪くないので、上手くいっていないことはありません。
排卵誘発をして基本的に成熟卵が取れていますので卵巣の反応性は問題ありませんし、毎回正常受精が確認できていますので、受精障害もありません。受精卵当たりの良好胚盤胞形成率は年齢平均以上です。

Q 採卵結果について培養士とお話しする機会はありますか?
A IVF振り返り相談をご予約ください。1回の採卵につき1回無料で30分間培養士に相談できます。採卵結果についての相談や胚移植に向けての相談などができます。

Q タイムラプスは使用したほうがいいですか?
A はい。タイムラプスエンブリオモニタリングシステムを使用することで受精卵にストレスを与えず培養することができますのでおすすめです。通常の培養では観察のたびにインキュベーターから受精卵を取り出し顕微鏡で観察するため、環境の変化がストレスとなります。しかし、タイムラプスエンブリオモニタリングシステムはインキュベーター内にカメラが内蔵されているため受精卵を外に出すことなく観察できます。タイムラプスエンブリオモニタリングシステムを使用した場合、通常の培養と比較して胚盤胞形成率が10%以上上昇しました。

Q 現在未婚でありパートナーもいないので卵子凍結を考えているのですが、卵子凍結は行っていますか?
A 残念ながら当院では現在卵子凍結は行っておりません。
体外受精周期で卵子を採取したが、当日精子の採取ができず、凍結精子もなかったなどで受精操作ができなかった場合に緊急的に行う場合はありますが、基本的には行っておりません。
また、未受精卵は凍結・融解で受精卵よりもダメージを受けやすく融解時に変性してしまう確率が高いです。またその後の受精操作は顕微授精のみとなり、その後の発育も新鮮卵子を使用した場合と比べると悪い傾向にあります。
しかし、受精して、順調に発育して、胚盤胞移植の段階まで進めば、やはり若い時に凍結しておいた卵子由来の方が妊娠率は高いです。
なので卵子凍結をするのであればなるべく多くの卵子を凍結しておいた方がよろしいかと思います。

Q 精子検査を2回ほど行ったのですが精子所見が悪く、さらに精索静脈瘤が見つかったので来年のどこかで手術を考えています。
手術を検討している間に何にか、体外受精をするなどした方がいいと思いますか。

A (精子所見を拝見させていただきました)顕微授精であれば運動精子が1つでもあれば受精操作が行えますので、現在のこの精子所見であれば顕微授精は行えます。
精索静脈瘤の手術をご検討中とのことですが、手術後精子所見が良くなるとおもうのですが、大幅に改善する可能性は低いので、顕微授精になると思われます。
また、卵子は女性の年齢が進むにつれて妊娠率が下がってしまいます。ですので、検討する期間が空いてしまうのであればそれはもったいない期間となってしまうので、1度当院の初診を受けてみて採卵をする準備だけでも進めてみてはいかがでしょうか。それでも期間が開くようでしたら採卵を試してみてもいいかもしれません。

Q 2年前に体外受精を2回行ったのですが、お休みしていました。また再開したいのですが、次はいつ来院ばよいでしょうか?また必要な検査などはありますか?
A 月経周期3・4日目の採卵周期の予約枠でお越しください。
もし、事前に医師と話しておきたいとお考えでしたら宮﨑院長の再診枠をおとりいただいても大丈夫です。
検査に関しましては、必須検査である感染症甲状腺検査とAMH検査は1年ごとに検査していただいているのでこちらは再検査が必要となります。
あとは前回が2年前とのことなので必須ではないのですが、精液検査も気になるようでしたらお勧めします。2年前にはなかった新しいDFI検査という精子のDNA断片化率をみる検査もございます。

Q 2年前の体外受精では2回とも取れた個数が少なかったです。結果1コ胚盤胞えお得ることができ移植したのですが、妊娠までに至りませんでした。
A PCOSで初めての誘発だったので注射の量を少な目にしていたのかもしれません。誘発中や採卵後の体の異常は特になかったとのことなので、採卵周期に入る際に提出していただく「採卵周期ご要望書」があるのでそちらに希望の目標採卵数を書いていただき、医師と相談のうえですが注射量を多くすることもできるかもしれません。
ただ、お体の状態によっては刺激を多くすることができない場合もあるので医師とご相談ください。

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