体外受精説明会レポート(12月16日(土)開催分)
【開催日時】
12月16日(土)
15:00~17:00
【ご参加頂いた方】
・参加人数・・・136名
→ご夫婦での参加 ・・・・・・・・・・・・106名(53組)
→おひとりでの参加・・・・・・・・・・・・30名
【頂いたご意見】
・丁寧な説明会でした。資料もとても充実していると感じました。帰宅してゆっくり熟読したいと思います。
・他院より分かりやすかったです。情報量も充実していて良かったと思います。
・映像もあり具体的で分かりやすかった。
・今まであまりにも知識がなかったので、色々現実を知る事が出来て良かった。具体的に考えてみようと思いました。
・知らなかったことを知れて良かったです。不妊治療がより具体的な身近なものに感じました。
・メールでの連絡がスパムメールとして届いてしまったので、それがとても困った。初診のアンケートは項目が多いので途中で仮登録できるようにwebシステムを改善してもらいたい。
・P7完全自然周期41-43歳の人に向いてると書いてあるがなぜかな?と思った。
・開始前のテレビ番組が不快でした。参加者のほとんどAID経験者なのであれば尚更です。
【頂いたご質問】
Q 2人子供がいるのですが、人工受精を8回行っており、そのうちの1回しか着床していません。子供がいても体外受精に進めるのでしょうか。
A もちろん進めます。体外受精を希望するのであれば、採卵を希望する前周期の診察時に院長へお伝え下さい。
Q 人工授精の実施回数に上限はあるのでしょうか。
A 実施回数の制限はございませんが、実施回数は妊娠実績表を指標にされている方が多いです。
Q クラミジア陽性で卵管が詰まると聞いたのだが本当なのでしょうか。
A はい。クラミジアは不妊の原因になります。クラミジア自体は治療済であれば問題ありませんが、卵管については実際に検査してみないと分からないので卵管造影を行ってみることをお勧めします。当院の卵管造影検査枠は週1(水)ですので、予約が取りづらいのが現状です。検査を希望される場合は、1ヶ月先まで予約可能ですので早めにご予約されることをお勧め致します。
Q 体外受精周期では何回来院が必要なのでしょうか。
A 刺激方法や卵胞発育状態によりますが、中刺激であれば大体4-6日程度です。月経3か4日目、注射のみで2-3日程度、超音波検査のため月経8~10日目のいずれか1日、採卵のためにだいたい月経11~14日目のいずれか1日来院が必要です。
ですが通院回数を減らすため、次の方法を取られる方もいらっしゃいます。
①ご自身で注射をおこなう【自己注射】
②誘発注射を持ち帰り他施設で打つ(ご自身で探していただく)【他施設注射】
③ペンタイプの誘発注射(高額)
Q 初診は生理周期のいつ頃に受けたほうがいいのでしょうか。
A いつでも構いません。ご都合のつく日で初診のご予約をお取りください。出来ることから進めていきます。
Q 自然妊娠と体外受精でその後の子供の発育に違いはあるのでしょうか。
A 体外受精の方が流産率・染色体異常率も上昇するが、体外受精のせいではなく、夫婦の元々持ってる因子の問題です。高齢になるとダウン症など染色体異常の可能性は上がりますが、自然妊娠と体外受精での妊娠で子供の発育に差が出ることはありません。
Q 他院で4回ICSIを行っており、ほとんど胚盤胞にならず、現在治療中のクリニックでは転院しても培養方法は変わらないから転院しても意味がないと言われました。
A 実際に受精から胚培養まで行ってみないとわかりませんが、年間採卵件数や培養士の技術・培養液・管理などの培養環境、誘発方法などクリニックによって異なりますので、転院も一つの方法だと思います。
Q 胚盤胞まで達成するためにできることは?
A 胚盤胞まで達成できない理由の一つに卵のエネルギー不足が挙げられます。当院のサロンで施術しているBSMや鍼、インディバ、ミトコンドリアウォーキングなど試してみてはどうでしょうか。サロン希望の場合は、サロンHPより初診登録をお願い致します。詳しい資料をご希望の場合は、HPから資料請求をお申込みください。ご質問がありましたらサロンにお電話いただければお答え致します。
Q 誘発方法はどのようにして決めているのですか。
A 3-4日目に来院して頂き、採血を採らせていただきます。その採血結果を見ながらその周期ごとに合わせた誘発方法を考えていきます。また、月経3.4日目に来院した際、超音波検査を希望して頂ければ、前胞状卵胞を診ることが出来ます。その周期に採れる大体の個数がわかるので、それを元にも医師とご相談頂けます。
Q 卵胞はどれくらいの大きさが採卵の基準となるのでしょうか。また採卵日は月経12日だと思っていたのですがこのクリニックではどうなのですか。
A 卵胞はおよそ20mmが基準です。採卵日は卵胞の発育状態に合わせて決定していくので周期によって異なりますが、月経11~14日目となることが多いです。
Q 採卵で未成熟卵が採れた場合、その卵子も料金にカウントされてしまうのですか。
A カウントされます。採卵費用は成熟・未成熟関係なく、採卵できた個数によって変動します。
Q 中刺激でも連続周期で採卵することは出来るのですか。
A 卵巣の状態によりますが、卵巣状態が良ければ連続して採卵することは可能です。
Q 採卵日が年末年始に該当した場合はどうなるのですか。
A 当院の休診日については2018年年末年始のご案内を参照ください。月経開始日によっては年明けに採卵できる可能性がありますので当院が休診に入る前に院長とご相談ください。
Q 術前検査は初診に採血したものと一緒ですか?
A 感染症・甲状腺検査と術前検査は異なります。術前検査は当院で採卵や手術をおこなうにあたり必要な必須検査となります。内容は酸素濃度・体重測定・血圧・採血でございます。
Q 顕微授精による卵へのストレスとは変性という意味ですか。
A 顕微授精は針で卵子を刺しているので精子自らの力で受精しているIVFと比較すると卵子に掛かる負担は大きいです。卵子が弱いと変性してしまう可能性があります。
Q 顕微授精を検討しているのですが、顕微授精は人の手を介すので何か悪い影響が出ることはないですか。
A 卵子に針を刺すことでストレスがかかるので、受精後の胚発育はコンベンショナルIVFの方が良好です。自然妊娠に比べると流産や染色体異常は多いですが、手技によるものではなく、夫婦の元々の因子によるものと言われています。
Q それであれば、現在男の子が1人いますが、その子にも何か影響があると言うことですか。
A 男児の場合、造精機能に関係する遺伝子は父親由来ですので、父親同様精子運動率が悪く、将来的に生殖補助医療が必要になる可能性はあります。
Q MD-TESEを2月に予定しています。そのあとなるべく早く治療を始めたいのですが、初診登録はどのタイミングで行えばいいですか。
A 精子移送の許可があるようでしたら、本日の優先予約で登録して頂き、手術前に初診を受けても大丈夫です。初診時に、手術の予定を再度お伝えください。その後、精子回収が確認できてから移送の手続きをし、再度診察へお越しください。但し、精子回収ができなかった場合は、治療継続ができないので、それまでの診察や検査が無駄となってしまいますので、心配でしたら、手術後の日程で予約をお取りください。
Q 高血圧で通院していますが、中刺激でも大丈夫ですか。
A 血圧が高い事は妊娠へのリスクになりますが、排卵誘発への影響はありませんので刺激法はどれでも構いません。妊娠の許可を通院中の施設へご確認ください。
Q 薬を使うことでのリスクはありますか。特に血栓が心配です。
A 薬にはそれぞれ副作用があるのとアレルギーが起こる可能性があります。使用できない薬があるようでしたら、事前にお知らせください。あとは使用してみないと分からない事なので、何かあればすぐにご連絡して頂き、対応させていただきます。
血栓のリスクが高いのはピルになりますが、連続して使用しなければ高リスクではありません。また、OHSSの場合にも血栓のリスクはありますが、そうならないように薬剤や点滴などで対応させていただきます。
Q これまでに6回採卵し、3回目までは胚盤胞になりましたが、4回目からは移植胚が得られません。6回目の採卵では7個採れ、3個受精し、途中で止まってしまいました。今後どうすればいいですか。何か手立てはありますか。
A 具体的な状況が分からないのでどこに問題があるのかは分かりません。例えば、未熟卵が多かったのであれば、誘発方法や使用薬剤を変えることで、成熟卵を増やせる可能性があります。培養過程の問題であれば、施設を変えると培養環境も変わるので、結果変わってくる可能性もあります。ただし、良くなる可能性も、悪くなる可能性もあります。また、年齢が上がり、卵子自体の力が低下してしまう事も一つの原因かもしれません。
これまでの資料をお持ちの上、治療前相談をお申込み頂ければ、もっと詳しくご相談いただけます。”
Q 妊娠しないのは、7個中3個しか受精しなかったので受精に問題があるのでしょうか。それとも着床に問題があるのでしょうか。
A 7個中成熟卵がいくつあったかにもよります。受精しないわけではないので、受精障害とは言えないと思います。妊娠に至らない原因の多くは胚の染色体異常によるもので、着床に問題がある割合は低いです。しかし、チャンスを無駄にしない為にも事前に検査して頂いてもいいと思います。当院では着床不全外来もありますので是非ご相談ください。当院での着床不全外来のみ通院希望でしたら、HPの着床不全外来の初診登録をお願いします。
Q 卵子と精子の相性を見る検査があると聞きましたが、それは何ですか。
A 恐らく、抗精子抗体のことかと思います。女性側が精子を異物とみなし排除しようと抗体を作ってしまうものです。顕微授精を選択されていますので、この検査は不要です。
Q 麻酔使用時は、おしっこをためるのですか。
A 尿を溜めるのは移植時だけです。麻酔使用時は排尿を済ませて頂いた方がいいです。
Q すでに初診登録していますが、今日の優先予約からとればもっと早くなりますか。
A 既に予約を取っているのであれば、自身の仮IDとPASSでログインしていただき、空き状況を確認していただければ早めることが出来ます。新たに登録する必要はございません。
Q 1周期は自然で見るとのことでしたが、他でも体外受精経験がありますし、すぐ体外受精を始めたいので省くことはできませんか。
A 他院での体外受精歴のあるなしに関わらず、1周期は自然排卵で見させていただいています。あとは診察時に直接医師へご相談ください。
Q 紹介状全てに印字は必要ですか。
A 感染症・甲状腺の採血結果は施設名の記載がない場合は無効となりますので、印字して頂いた方がいいです。紹介状自体には印字されていると思うので、それ以外はどちらでも構いません。
Q 誘発剤を使用すると閉経が早まったりしませんか。
A 院長からもありましたように、通常の排卵でもいくつか育ってくるうちの1個が排卵まで発育し、それ以外は消退していきます。誘発剤を使用する事で、消退する予定のものを育てているだけなので自然周期と変わりません。
Q 他院で採卵後お腹が痛いのですが、治療を続けても大丈夫ですか。
A 診察しないと分からないので、採卵した施設へご相談した方がいいです。
Q これまで行った病院では、自然に育った1個が1位であるという考え方と、自然の1個が1位だけど2~4位も妊娠しうるので育てた方がいいという考え方でした。こちらは、どれも1位になりうると言うことのようですが、どういうことですか。
A いくつかあるうち、反応が早かったものが育ってきます。育ってくるのだからいい卵子に決まっているという考え方と、早かっただけでいい卵子という保証はなという考え方に分かれます。証明されていませんので、考え方の違いとしか言えません。
Q 最初から顕微授精をするのと、途中から顕微授精をするのでは何が違いますか。
A 金額と経過が違います。顕微授精は5個までであれば固定金額ですが、レスキューICSIであれば、コンベンショナルIVF費用とレスキューICSIする胚1個単位で費用が発生します。また、レスキューICSIは通常の受精時間より5~6時間後の受精となるので、胚の発育は通常の顕微授精の方が良好です。
Q ほぼ不妊治療未経験で40歳なのですが、何から始めたら良いか分かりません。
A 年齢が40歳ということなので、すぐにでも体外受精を始めた方が良いです。
Q 不妊治療に関しての知識がほとんどないのですが大丈夫でしょうか。
A 初診にお越しいただきましたら、まずは通院に関しての説明や注意点を受付よりお伝えいたします。続いて、お送りいただきました問診票をもとに、看護師が治療の進め方や方針等をゆっくり精査させていただき、その後院長との診察となります。
初診時、わからない事や不安なことがあれば、会計終了後、看護師担当の初診ガイダンスも受けることが出来ますのでご安心ください。
治療を始められて不明点が出た場合の看護師担当の「初診から2~4か月のフォローアップ」など通院をする上で、様々なサポートもご用意しております。
Q 2人子どもを希望しています。
A 年齢の事を考えると、卵子を採り貯めておいた方が良いです。ただ、40歳を過ぎているので、高刺激にしても採卵数は多くないかもしれません。
Q 44歳なのですが、何も治療をしていません。
A 年齢の事を考えるとすぐにでも体外受精を始めた方が良いです。当院の初診の受入年齢は45歳になるまでなのでお早めに初診をお申し込みください。
Q フルタイムで仕事をしていますが、採卵日はずらせるのでしょうか。
A 1日程度はずらすことができる場合もございますが、ベストな状態ではなくなります。医師とご相談ください。
Q 他施設で風疹のワクチンを打ったのですが、抗体がついてなかったらもう一度打った方が良いですか。
A ワクチン接種は必須ではありません。リスクを承知で摂取しない人もいます。またワクチン接種しても抗体が付かない方もいます。また、抗体がついても時間が経つと下がってきてしまう方もいます。初診時に感染症の検査をしますので、そこで抗体が無ければもう一度接種した方が良いですが、医師とご相談下さい。
Q 採卵は朝8:40以外の時間はないのでしょうか。
A 8:30来院のみでございます。
Q 凍結精子と自宅採取か院内で採取した精子はどちらが良いでしょうか。
A 凍結精子を使用する場合、融解後に運動率が落ちてしまうので新鮮精子の方が良いです。自宅採取でも院内採取でもあまり差はありません。
Q 予約は何時まで受け付けていますか
A 月~木の最終受付は18:30です。注射と採血のみであれば20時と21:30もありますが、こちらの予約は看護師へ直接お伝えください。”
Q 卵子の凍結はできますか。
A 受精卵の凍結は可能ですが、未受精卵の凍結は行っておりません。
Q 初診までに事前に検査しておいた方が良いですか。
A すぐに初診に申し込むのであれば、そこで必要な検査をしますので、急いで行う必要はありません。
Q 他院に受精卵が残っていますが、移送はできますか。
A 可能です。移送容器や液体窒素は当院で用意することもできます。
Q 移送をしなかった場合、今通っている施設で胚移植を行おうと思いますが、はらメディカルクリニックで移植までの黄体管理などやっていただけますか。
A 当院に通院中の方が、遠方で実施するので移植施設の指示のもと管理をすることはありますが、まだ通院していない患者の管理はおこなっておりません。
Q 着床不全外来で初診待ちをしているのですが、本日送られる体外受精の初診優先予約のメールでも初診登録をした方が良いでしょうか。
A 本日の優先初診は体外受精枠ですので、着床不全外来のみをご希望の場合は着床不全外来の初診待ちをお待ち下さい。当院体外受精に合わせて着床不全外来も受診される場合は、本日の体外受精優先枠で初診予約をお取下さい。
Q 採卵時、夫が院内で精子を採取する場合、朝8:40に一緒に来院しなければならないのですか。
A 院内採取でも持参の場合でもご主人様は予約時間に来ていただければ大丈夫です。その後、奥様の入院しているお部屋に付き添うこともできます。”予約時間は8:40、9:00、9:20をご用意しております。
Q 自然妊娠で1人産んでいます。着床は問題ないと思いますがSEET法は必要ですか。
A 自然妊娠では、胚が分割しながら卵管を進み子宮に着床します。その間に子宮と胚とで相互作用が起きて子宮内膜が着床に向けて準備しています。体外受精では体外で培養しているため子宮内膜が着床に向けて準備できていない可能性があります。それを防ぐため、胚からの分泌成分を含んだ培養液を胚移植前に入れてあげることで子宮内膜を着床に向けて整えますなので、SEET法は実施した方が良いです。
Q サロンの受診も希望しますが、採卵周期や移植周期に希望の施術の優先枠などはありますか。
A 採卵周期は先行予約があり、通常の予約よりも早い段階でボーンスクイーズを予約することが可能です。移植周期は特別枠はありません。(ちなみに通常予約は、1周期に3施術まで予約を押さえることが出来ます。)また次周期に採卵を予定している場合は、次周期の月経日を予測してBSMを1回予約することが可能です。それ以外の予約は、全て周期分のみで月経開始からの1周期分です、優先予約はありません。
Q 2月に初診の予約を既にとっています。本日の優先予約メールで再度、予約したほうがいいですか。
A 本日のメールから再度予約していただく必要はございません。仮IDをお持ちですので、予約システムから直近のご都合がいい日に予約を取り直してください。
Q 月極め支払いについてメールが届いていましたが、私も対象ですか。
A 対象外です。原院長の診察を10回以上受けていることが条件に含まれるので、当院に通っていただいた後にお申し込み可能です。条件については、配信メール・HPでご確認ください。
Q 転院のタイミングについて。現在、他院にて移植周期にはいっています。今回の移植で妊娠しなかった場合は転院しようと思っています。月経周期のどのタイミングで初診予約をすればいいですか。
A 月経周期関係なくご都合がいい日に初診予約をしていただいて大丈夫です。
Q クリニックに通う場合、すべて採血は取り直しですか。
A 6か月以内に検査したもので、かつクリニック施設名が入っている検査結果があれば有効になります。その場合は、当院で再度検査していただく必要はありません。初診時に、検査結果をご持参ください。ただし体外受精術前検査の採血項目については他院で実施していたとしても、当院で採血して頂く事が必要です。また、ホルモン値の採血については毎周期医師とご相談の上採血して頂きます。
Q サロンの優先予約はどうすれば登録できますか。
A 本日の0:00までに、サロンHPの初診登録を行ってください。通常の初診登録の方よりも優先的に予約の案内をさせて頂きます。
Q 33歳、他院にて低刺激周期で、採卵1回実施。採卵数3個、胚盤胞1個凍結。胚盤胞1個移植するもhCG100以下で化学流産。毎周期、遺残卵胞があると指摘されています。2周期続けてピルを飲んでリセットさせてからの採卵周期になるため、採卵できるまでに時間がかかります。はらメディカルクリニックに通院する場合も、採卵周期に入るまでに時間がかかりますか。
A 遺残卵胞があってもホルモンを出していなければ誘発開始できることもあります。ピル内服でも残っていたら吸引することもあります。過去のホルモン値、卵胞計など記録しているノートを見せていただきましたが、実際に、診察をして卵巣状態を見てみないと分かりません。クリニックによって治療方針は様々なので、現時点で通っているクリニックでなかなか採卵できないのであれば転院するのも方法だと思います。
Q LHサージは主に何を使っていますか。
A 4種類ございます。リュプロアセテート法、妊婦尿由来HCG製剤、遺伝子組み換えHCG製剤(オビドレル)、スプレキュア点鼻法です。オビドレルは純度が高く効果が安定している為、推奨しております。
Q 高刺激で採卵することは可能ですか。
A ご希望であれば、高刺激で採卵することは可能です。ただ、見せていただいたホルモン値、卵胞計をみる限りではご年齢も若いので中刺激でもいいかもしれません。どのように刺激していくかに関しては来院していただいた際、医師とご相談ください。
Q 現在、他院に通院中。喘息持ちのため、麻酔が使用できず無麻酔で採卵実施。はらメディカルクリニックでは、喘息でも麻酔をして採卵できますか。
A 可能です。当院では、喘息もちの患者様でも、静脈麻酔を使用して採卵することができます。ただし重度の喘息だと呼吸状態が悪化するので難しいこともあります。喘息持ちの方は吸入薬持参してください。
Q 診察時の待ち時間はどれくらいですか。
A 日によって大きく変わります。土・祝は非常に混み合っていて最大2~3時間お待ちいただくこともあります。平日の午前、午後であれば待ち時間30分程度で比較的はやく診察を受けていただけます。当日採血をして、診察にて結果を聞かれる場合は、採血を行い1時間待っていただき診察に入るということもあります。また、診察後、処置待ち、会計待ちもございますので、土曜・祝日は時間に余裕をもってお越し下さい。
Q 採血結果はすべて取り直しですか。他院での検査結果があればいいですか。
A 体外受精希望でしたら、当院での必須血液検査は感染症・甲状腺検査と体外受精術前検査です。感染症・甲状腺検査については6ヶ月以内に他院で実施していた場合は施設名の記載のある検査結果をお持ち頂ければ当院で取り直す必要はございません。体外受精術前検査の採血項目については他院で実施していたとしても、当院で採血して頂く事が必要です。また、ホルモン値の採血については毎周期医師とご相談の上採血して頂きます。
Q 採卵周期の誘発方法は高刺激にしてもらえますか。
A 患者様のご希望で高刺激を選択していただくことは可能です。但し、刺激を強くすればした分だけ採卵数が増えるというわけではありません。その周期のホルモン値や卵巣状態によって刺激量を調節していくかと思います。診察時に医師とご相談ください。また採卵周期に入る場合、要望書をご用意しておりますのでそちらにご記入ください。
Q 他院にて移植を低刺激周期で1度行ったことがあります。ホルモン補充周期とは何ですか。移植方法3種類において、妊娠率に差はありますか。
A ホルモン補充周期はご自身のホルモンではなく、薬を使ってホルモンを調節し子宮の状態を整える方法です。3種類の方法において妊娠率に差はありません。移植を行える確実性が違うだけです。ホルモン補充周期、低刺激周期、完全自然周期の順で確実性が高い方法となっています。
Q R-ICSIとは何ですか。また、一般的に行われている方法ですか。
A R-ICSIとは、コンベンショナルIVF後に受精の反応が見られなかった卵にICSIを行う方法です。当院でも実施しており、一般的にも行われている方法かと思いますが、実施してない施設もございます。
Q クリニックに通っていなくても心理カウンセリングをうけることは可能ですか。
A 可能です。院外の患者様の場合はお電話で受け付けておりますので月曜日にご連絡いただければ、ご予約可能です。
Q 採卵日当日の受精方法の決め方について。受精方法を培養士と相談することは可能ですか。アドバイス等してもらえますか。
A 採卵後に培養士がお部屋に伺いますので、そこで受精方法や胚の培養をどうするかご相談させていただきます。当日の採卵個数、精子所見や他院での過去の採卵結果を踏まえて、受精方法を提案させていただくこともあります。
Q はらメディカルクリニックに2年前初診にかかり、すぐタイミングで妊娠・出産。2人目で通いたいですが、月経周期のいつ来院すればいいですか。
A 月経周期のいつ来院していただいても大丈夫です。ご都合がいい日に、ご予約ください。ただし断乳していることと、月経が2回以上来ていることが治療再開の条件です。月経周期のいつご来院して頂いても大丈夫ですが、1周期は自然排卵を確認させて頂いてから治療を進めていくことが多いです。
Q 他院で刺激をして採卵することは可能ですか。
A 可能です。診察にて、医師にその旨をお伝えください。
Q 胚凍結をおこなった場合、何歳まで保管可能ですか。また、更新手続きはどのように行いますか。来院して手続きが必要ですか。
A 50歳まで保管可能です。初回凍結時から1年間ごとに、更新手続きが必要です。保管期限の1か月前に、更新のお知らせを簡易書留にて送らせていただきます。継続の場合は、HPより依頼書を印刷していただいて郵送で送ってください。また、更新料の振込が必要です。来院していただく必要はありません。(ご来院での手続きも可能です)
Q 連続して採卵することは可能ですか。
A 卵巣状態によっては続けて採卵を行うことは可能です。卵巣が腫れていたり、ホルモン値の状態によってはお休み周期にしたりタイミング療法を行うこともあります。
Q 現在35歳。妊娠するためには、何個胚凍結すればいいですか。採卵は高刺激にしたほうがいいですか。
A 当院の妊娠実績報告から計算すると5個凍結できればいいことになります。あくまでも理論上の個数なので、何個採卵、凍結できるかは実際に採卵していただいただかないと分かりません。高刺激にすれば採卵個数が増えるというわけではないので、採卵周期に入った際にホルモン値、卵巣状態をみて医師と刺激方法についてご相談ください。
Q 久しぶりの来院になりますが、夫の検査は何か必要ですか
A 当院で一度精子検査を受けているようであれば、精子検査は必須ではございません。ただ、時間が経っていると(ご年齢などの変化で)精子の状態も変わることがありますので、もう一度受けて頂いても良いと思います。
Q 今AIDの初診待ちをしているのですが、今回の体外受精説明会の優先予約で予約日を早めることはできますか。
A 本日の優先予約は体外受精をご希望されている患者様が対象となりますので、大変申し訳ありませんがAIDの初診日を早めることはできません。ご予約いただいているAIDの初診日をお待ちください。
Q 他院でMD-TESEをしても精子が取れませんでした。はらメディカルクリニックでもう一度手術をしたら結果が変わりますか。
A 精巣から精子を回収する手術にはTESEとMD-TESEがあります。TESEは肉眼で精巣を観察して精細管と呼ばれる組織を採取する方法ですが、患者様が受けられましたMD-TESEは顕微鏡下で精巣を観察し状態が良く精子がいる可能性が高い精細管を採取して精子の有無を確認する方法です。当院では前者のTESEは行っているのですがMD-TESEは行っていません。もし、もう一度行うのであればMD-TESEのほうが良いのではないでしょうか。ですがMD-TESEでも、2回目は回収率が著しく下がるので、1回目回収できなくて2回目回収できる可能性はかなり低いです。泌尿器科のドクターと十分にご相談ください。
Q 体外受精はまだ未経験です。初診だけ受けて体外受精周期に入るまでに数か月空いてしまっても大丈夫ですか。
A 問題ありません。ただ精子検査は初診から1か月以内に行っていただく必要がございますのでご注意ください。また説明会での優先予約は体外受精から治療開始の人なので、治療に入るまでに空くのは構いませんが、タイミング・AIHからは選択できませんのでご注意ください。
Q 初診は周期のどの日でも良いですか。
A はい初診日は周期のどのお日にちでも受けていただけます。事前に申し込んでいただきましたお日にちにご来院ください。
Q 検査は何を受ければいいのですか。
A 奥様に受けていただく必須検査は感染症・甲状腺の検査があります。ただ他院で検査されていている場合、6か月以内の結果で結果用紙に他院の名前が入っているものをご提出いただければその項目を差し引いて必要分のみ検査することができます。初診時にご持参ください。また、体外受精をご希望の場合体外受精の周期の前の周期までにIVF術前検査を受けていただく必要がございます。男性側には精子検査を必ず受けていただく必要があり、初診から1か月以内に受けていただく必要がございます。
Q 助成金があと1回しか受けられません。次の誕生日(4月23日)までに採卵周期に入りたいです。
A 今回の優先予約では最短で1月の初診をご予約いただくことが可能です。3月に1周期診させていただきまして4月に採卵周期に入ることはスケジュール的には可能かもしれません。また必要な検査も早めに行っていただく必要もあります。ですが、患者様のお身体の状態にも左右されますので確約は出来かねます。また更に初診の優先予約の枠も埋まってしまう可能性もありますのでお早めにご予約をお取りください。”
Q 卵の質は検査できますか。
A 卵の質を検査することはできません。卵の質は毎周期によっても変わりますし、採卵、受精操作、培養してみないと何とも言えません。
Q 40歳以上での妊娠率はどのくらいですか。10%ぐらいですか。
A 当院のデータですと最も実施件数の多い凍融解胚盤胞1個移植の妊娠率で41~43歳は14.3%、44歳以上ですと8.7%です。※当院妊娠実績報告参照
Q 着床障害の補助治療(ヒアルロン酸含有培養液・マクロファージコロニー刺激因子含有培養液)について教えてください。
A ヒアルロン酸含有培養液は胚移植時に選択使用いただける培養液です。ヒアルロン酸は胚が子宮内膜にくっつくための接着剤の役割を持っています。そのため着床率の向上が期待できる培養液です。マクロファージコロニー刺激因子は胚と子宮内膜の間のコミュニケーションツールとなる物質です。そのため着床と着床継続率の向上が期待でき、流産や着床失敗を繰り返してしまっている方に有効です。またマクロファージコロニー刺激因子は胚の分割促進もあるため移植時だけでなく採卵周期の胚培養時にもご使用いただけます。採卵周期と移植時の併用使用が一番効果が高いといわれていますが、移植時のみでの使用でも効果が期待できます。
Q 凍結融解胚移植の周期について教えてください。
A 凍結融解は移植では自然排卵周期と低刺激周期、ホルモン調整周期があります。妊娠率にはあまり差はありませんが、移植実施の確実性が自然周期<低刺激周期<ホルモン調整周期の順に高いです。当院ではホルモン調整周期と低刺激周期が多いです。お薬を使って調整しますので移植周期にまた医師とご相談してください。
Q SEET法を行う場合簡易法は何回でも実施できるのですか。
A 簡易法は何度でも可能です。内膜刺激法SEET液は胚盤胞に発育した際の培養液を使用するのですがごく少量しか採取できない為1回分しか回収できません。簡易法の場合は未使用の培養液を使用するため回数制限はございません。
Q クロミッドを使用した際にお腹が痛くなったのですが中刺激・高刺激をしてお腹痛くなりませんか。
A 患者様の個人差にもよりますが中刺激・高刺激になると育ってくる卵胞の数も多くなりお腹が張ったり等の副作用が起こる可能性があります。どの薬でどのような症状が出た等を初診時に必ずお伝えください。
Q 採卵の次周期は必ず移植ですか。
A 採卵の次の周期は必ず移植周期という事はありません。もちろん移植も可能ですが、続けて採卵することも可能です。ただ、採卵後卵巣が張れてしまっている等のお体の状態によっては移植ができない場合もございます。採卵周期に入る際に今周期採卵ご要望書をご提出いただきますので、そちらにご希望の内容をご記入ください。
Q 1月に子宮鏡を受けるのですがその次周期は移植は禁止といわれました。はらメディカルクリニックの初診を2月15日(月経周期15日ぐらい)に取っています。その場合2月3月はどうすればいいのでしょうか。2月今通っているクリニックで採卵する事も考えています。
A 当院では採卵周期に入る前に1周期自然の排卵を診させていただきます。月経開始から見させていただくことになるかと思います。当院の初診日が月経周期の真ん中という事なので、当院では3月から自然の周期を見せていただくことになると思います。ですので2月の周期を無駄にしないようにするのであれば2月は今通っているクリニックで採卵しても良いのではないでしょうか。
Q 今通っているクリニックでいろいろ検査しているのですがはらメディカルクリニックでも必要ですか。
A 当院で受けていただく必須検査は、女性には感染症・甲状腺の検査が受けていただきます。ただ他院で検査されていている場合、6か月以内の結果で結果用紙に他院の名前が入っているものをご提出いただければその項目を差し引いて必要分のみ検査することができます。初診時にご持参ください。また、体外受精をご希望の場合体外受精の周期の前の周期までにIVF術前検査を受けていただく必要がございます。ホルモン値など毎周期変動するものについては何回か検査させていただきます。男性には精子検査を他院で実施済みでも必ず初診から1か月以内に受けていただく必要がございます。
Q 採卵数を増やしたいのですが高刺激が良いですか。
A 基本的には刺激を多くすることで採卵数は増えますが、全員が刺激を多くしたからと言って採卵数が増えるというわけではありません。また刺激を多くすることで副作用がおこる可能性もあります。採卵周期に入る際に今周期採卵ご要望書をご提出いただきますので、そちらに希望の採卵個数等をご記入ください。患者様のご要望を優先しながら過去の結果や現在の状態を参考に方法を決定させていただきます。
Q 初期胚の新鮮胚移植が一番値段が安くなるというのはどういうことですか。
A まず培養代金は培養3日目までと6日目まででお代金が変わります。初期胚の場合3日目までの培養となりますのでその分お安くなります。さらに新鮮胚移植の場合胚を凍結することなく移植するため胚の凍結・融解料金もかかりません。ただ新鮮胚移植は採卵した周期に移植を行うため卵巣が腫れていたり子宮内膜が薄いなどの理由で移植できない場合もございます。またホルモンバランスも乱れていることが多いので、妊娠率も下がる可能性がございます。
Q 初診まで時間があるのでそれまで今通っているのクリニックでAIHしても良いですか。
A はい問題ありません。可能性があるのであれば待っていただいている間の周期も無駄にしないようにしてください。