今回はサロンからのコラムです。
中医学の視点からタイプ別の食養生をお話したいと思います。
体のタイプは大きく分けると、気虚・血虚・陰虚・気滞・瘀血・痰湿の6つに分かれます。
気虚(ききょ)タイプ
症状としては、疲労や倦怠を感じやすい・冷えが気になりやすい・風邪を引きやすいなどがあげられます。
*おすすめ食材…山芋類、ねぎ、えび、南瓜、羊肉など
血虚(けっきょ)タイプ
症状としては、寒がり・貧血気味・髪のパサつき・生理不順などがあげられます。
*おすすめ食材…なつめ、クコの実、小豆、人参、鶏肉など
陰虚(いんきょ)タイプ
症状としては、肌の乾燥・ドライアイ・ほてりなどがあげられます。
*おすすめ食材…豆乳、トマト、豚肉、梨、白きくらげなど
気滞(きたい)タイプ
症状としては、イライラしやすい・偏頭痛・ガス、ゲップなどがあげられます。
*おすすめ食材…パクチー、三つ葉などの香味野菜、オレンジ・レモンなどの柑橘類、苦瓜など
瘀血(おけつ)タイプ
症状としては、肩こりや生理痛がひどい・高血圧・関節痛などがあげられます。
*おすすめ食材…玉ねぎなどの辛味野菜、いわし、さんまなど
肉類やバター、生クリーム、甘味はなるべく避けた方がよいです。
痰湿(たんしつ)タイプ
症状としては、体の水の流れがよくない状態・むくみ・便秘などがあげられます。
*おすすめ食材…はとむぎ、緑豆、玄米、バナナなど
複雑に絡み合って、いくつかの症状が合わさっている場合が多いので自分のタイプは専門家に診てもらい、偏った食材ばかりを食べないようにし、健康な身体で楽しく過ごしましょうね。