スタッフコラム・ブログ
手術時のネイルについて【看護部より】
こんにちは。看護部です。
採卵やその他手術が決まった時点で、患者様には看護師から注意事項などいくつか説明させていただいておりますが、今回はそのなかでもネイルについて詳しくお話させていただきます。
マニキュア、ジェルネイル、付け爪。
ファッションの一部として楽しんでいらっしゃる方は多いと思います。
わたしも大好きです。
職業柄手の爪にはできないため、もっぱら足の爪にはなりますが。
誰が見て喜ぶわけでもないのに…と思いながらも、季節やイベントにあわせたカラーや、凝ったアートにいくつになってもワクワクしてしまいます。
しかし、大好きなネイルも時として私たちを困らせてしまうことがあります。
手術中です。
私たち看護師は採卵やその他手術の際には、患者様の指先に血液中の酸素濃度を測定するためのモニターを装着させていただいております。爪の色を実際に見て患者様の状態を観察する場合もあります。
マニキュア、ジェルネイル、付け爪をされている患者様の場合は正確な測定と観察ができません。
場合によっては他の指先、さらには足の指先にモニターを装着しなおすこともあるため、1本だけのネイルオフでは対応しきれないことがあります。
血液中の酸素濃度の低下は命に直結します。
折角のネイルなのに…と思ってしまうお気持ちもわかりますが、手術を受けられる患者様が安全・安心に過ごして頂けるよう、私たちも努力をしております。
ネイルオフにご協力をお願い致します。
2024.6.4追記:足の爪のネイルは落とさなくて大丈夫です。両手のネイルは外してきてください。