不妊症・男性不妊・人工授精・体外受精・胚移植・AID・精子バンク等の不妊治療・不妊専門クリニック。

薬の種類により注射の箇所は異なります

注射は薬の種類により投与部位を変えて行います。部位が違う理由は薬の効果時間、全身にいきわたらせる時間の違いと考えてください。 ●静脈注射・・最も早く全身に薬が行き渡ります。約40秒で全身に作用しますので、麻酔薬や緊急時の投与に用います。 ●筋肉注射・・投与から20分程度で全身に行き渡ります。排卵誘発剤や採卵前の薬剤投与に使用します。 ●皮下注射・・約1時間程度で吸収されます。また、一部の薬剤はマイクロカプセルに入っていて、1か月かけて吸収されるようにした薬剤もあります。例・子宮内膜症治療薬(スプレキュアspなど) ●皮内注射・・吸収はごくゆっくりです。 ●ポンプ注射・・この方法は慶應病院産婦人科別館というところで開発されて方法で、日本中でも当院のほか一部の病院でしか行われていません。約3~5時間かけて薬剤を吸収させます。これは、自然の分泌に近い理想的な方法ですが、器械をつけたままになるので、その煩わしさが欠点となります。
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