人のからだはおよそ60兆個の細胞から成りたっています。そのひとつひとつに46本の染色体があり遺伝情報を子どもへと伝えていきます。
この60兆の細胞は、1個の受精卵から出発します。この受精卵は1匹の精子と1個の卵子が合体し1個の受精卵になります。精子と卵子の染色体は数が半分(23本)の特殊な細胞分裂で出来ていて(受精)して、46本になります。
つまり、子の染色体の半分は父親から、半分は母親からとなります。
同じ両親から生まれた子供でもおじいちゃん似とおばあちゃん似の違いがあります。これは、精子が出来るときには、父親が持つ46本の染色体のうち祖父からの染色体と祖母からの染色体が適当に「つぎはぎ」されて23本の染色体が完成します。このつぎはぎのパターンは精子ごとに違います。このため、同じ父親から生まれた子供でも祖父に似ていたり、祖母に似ていたりの違いとなります。