こんにちは 培養部です。
前回のコラムにて補助孵化療法のお話をさせていただきましたが、今回は当院で補助孵化療法に使用しているレーザーシステムについて紹介させていただきます。
現在、凍結胚移植をされている患者様のほとんどの方が移植前にLAH(レーザー・アシステッド・ハッチング)を行わせて頂いています。その利点は前回の培養部コラムにてお話しさせていただきましたのでご参照ください。
今回は、レーザーって安心なのですか?という不安を感じている方がいらっしゃいましたので、その安全性をお話しさせていただきます。
当院で使用しているレーザーシステムはRI社の「Saturn3」という機械です。
なぜこの機種を選んだかというと、
① パワーがあり、貫通力がある。
② パワーを上げても発熱量がすくなく、胚への影響を最小限にする。
③ 孔を開けたい場所と実際に穴が開く場所が正しいか、事前に目視確認が出来る。
(他社のレーザーでは確認する事が出来ない)
④ レーザー疑似ビームにより照射断面を目視で確認できる。
(他社のレーザーでは確認する事が出来ない)
⑤ 熱干渉範囲を図で表示する為、胚に影響なく穴をあける事が出来る。
このように、安全性の高い機種が出るまで院長と吟味し、安全性が確立している物を使用していますのでどうか安心してレーザーを受けて下さい。
メーカーのHPに動画がありますので、興味が有る方はご参照ください。
どのように使用して孔をあけているか見れますので面白いと思います。
アドレスはこちら↓
http://www.medi-con.co.jp/inst.html#09
また、レーザーを含めご質問がありましたらお気軽に培養士までご相談下さい。