今回のコラムは培養部が担当させていただきます。
昨年末より、みなさまに新しい培養液(ヒアルロン酸胚移植用培養液、GM-CSF(マクロファージコロニー刺激因子)含有培養液など)の資料をIVFファイルP38ページとして配布させていただいております。
興味のある方も多いのではないでしょうか?
ご希望される方には使用させていただいております。
ただ一点、みなさまにお願いがございます。
これらの培養液使用させていただく場合、事前の準備が必要になります。
① 新しい培養液は使用期限が短いため直前の準備となります。
② GM-CSF含有培養液は採卵の前日に胚を培養するディッシュを作成し、インキュベーターで胚を培養するのに最適な状態にしなければなりません。
またヒアルロン酸胚移植用培養液は、胚移植の当日に凍結している胚を融解し、数時間培養したのちに移植させていただきます。
このような理由から
これらの培養液の使用をご希望の場合は採卵、移植のスケジュールが決定した際に、看護師に申し出ていただく必要がございます。(使用には最低7日前までに申し出が必要です。)
採卵日、移植日当日にご希望されても準備が出来ておらず使用できませんのでご注意を願います。
一回、一回の採卵、移植を後悔せず、納得して治療していただきたいと考えております。
どうぞよろしくお願いいたします。