こんにちは、生殖心理カウンセラーの菅谷です。
今年もバレンタインデーが過ぎていきました。
高級チョコレートの値段を聞いてびっくりしたり、自分チョコ・友チョコ・逆チョコと随分と様変わりしていますが、日本では「女性から男性に愛を告白するために、チョコレートをプレゼントする日」ということが基本的な概念になっているようです。
しかし本来はキリスト教の記念日なのでしょうし、どういった由来があり、どのようなもの何か知りたかったので、やはり困った時の先生である「ウィキペディア」で検索してみました。
書いてあることが全て真実ではないかもしれない、と思いながらの閲覧ですが、なかなか面白かったです。
「日本のチョコレート年間消費量の2割程度がこの日に消費される」とも書いてありました。しかし、チョコレートを贈るのがマニュアルになっているのは日本だけのようです。
これも諸説ありますが、いずれも商業主義的な背景をまとって発展を遂げてきたのでしょう。
ベトナムでは「男性が女性に尽くす日」となっているそうです。
なんともうらやましいですね。
これは日本の話題ですが、職場でのチョコレート強要は「環境型セクハラ」に相当する恐れあり、など、穏やかではない内容のことも記載がありました。
でも、基本的に「男女の愛の誓いの日」であることは世界共通のようです。
「今日は本当の気持ちを言っていい日ですよ」と背中を押されると、言いやすくなるわけですね。
それだけ、気持ちを伝えるのは勇気がいるわけです。
愛の告白だけではなく、全般的に、気持ちは伝えないともったいないと感じます。
言葉にしなければ伝わらないことがほとんどです。
「何と言っていいかわからないので黙っている」
ではなく、
「何と言っていいかわからないけど、そのうまく言えない気持ちを持っていることを伝えてみる」努力はできるはずです。
もちろん、治療についてのお話をイメージしてお伝えしています。
男女の考え方には多少違いがあるので、ご夫婦がまったく同じ気持ちになることは難しいかもしれませんが、相手の考えていること、自分の考えていることを伝えて、理解し合っておく、ということは必要ではないでしょうか。
そんな時、チョコレートというツールは、気持ちを滑らかにつなげる潤滑油になってくれているのかもしれません。
「物に想いをこめて相手に贈る」ということは、私たちに与えられている特権です。
バレンタインデーに限らず、日々の気持ちを伝えていくことは、コミュニケーションの基本です。
コミュニケーションをこつこつと、上手に積み上げていきましょう。