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スタッフコラム・ブログ

お灸の効果について

こんにちは。今回はサロンが担当致します。
先月上野の国立博物館で「医は仁術」展の開催があり見学に行ってきました!(院長のブログでも登場しています。)鍼灸の歴史的書物も沢山展示しており、個人的に大変興味深く思わず2回も来館してしまいました。
そこで「日本のもぐさ」についてのコーナーもありサロンでもお勧めしている「お灸」について語られていました。江戸時代に国の医学として広く庶民の治療に役立てられていた漢方の一分野であるお灸は治療家やお年寄りなどが日常的に灸を据えて養生として広がっていったそうです。江戸時代の儒学者であった貝原益軒(かいばらえきけん)が83歳で書き記した「養生訓」の中で養生を説くと同時に灸を勧め、具体的な方法の指導もありました。
そこで今回は養生訓に書かれているお灸の効果を引用して皆様に江戸から伝わる民間療法であるお灸の素晴らしさをしっていただきたくご紹介したいと思います。
お灸の効果
『人の体に灸をするのは、どのような理由からであろうか。それについていう。人間が生きているのは、天地の元気をうけてそれを根本にしているからである。元気は陽気である。陽気は暖かで火に属している。
また陽気はよく万物を生成する。ところで陰血もまた元気から生じる。元気が不足して停滞してめぐらないと、気が減って病気がおこる。血もまた同じようにへる。
それゆえに火気をかりて陽を助け、元気を補充すると、陽気が発生して強くなり、脾胃が調整されて食がすすみ、気血がよく循環し、飲食がとどこおらないで、陰邪の気が去るといわれる。
これが灸の効力で、陽を助けて気血を盛んにし、病気を回復させる原理なのであろう。』
と書かれています。難しいかもしれませんが、お灸をすることで体の循環をよくし血流を促し自然治癒力を高め病気を回復される力をもっている。と江戸時代から伝わり現代もすたれることなく続くお灸は昔から民間療法として大事にされてきたのです。
サロンでは妊娠力を高めるお灸の場所や据え方などお伝えしています。皆様もぜひ江戸時代から伝わるお灸をはじめてみませんか?

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