こんにちは。サロンです。
日増しに秋の深まりを感じる季節となりましたが、いかがお過ごしですか。
今回は私が鍼灸学校時代から毎日日課にしている
「自分の体調を自分で簡単に知ることができる」チェック方法をお伝えします。
東洋医学では病気を診断するのに、下記の4つの診断方法
「四診」を用います。
「望診」:視覚によって相手の状況を観察して診断
「聞診」:耳と鼻によって相手の音声と匂いの異常を観察
「問診」:聞く
「切診」:相手の脈あるいは局部を触診し診断
このうち、「望診」は顔や、皮膚、髪、目、耳、口、歯、鼻、爪、舌と多くの部位から診断していきます。
その中でご自身で簡単にできる「舌診」を注目していきます。
舌を見る習慣は皆様ありますでしょうか。
舌はいろいろな情報が隠されていますのでご紹介していきます。
※明るいところで観察しましょう。また食事前に見ることをお勧めします。
◇舌から臓腑の状況がわかる
☆色や表面のざらつきがあればそれを臓器の不調と見ます。
①奥→腎・膀胱
②先→心・肺
③真ん中→脾・胃
④両脇→肝・胆
◇舌の形・色と症状
☆正常はピンク色ほどよい厚さと大きさ(口のサイズと同じくらい)
①周りに歯の跡がついている→むくみ
②表面がとげ状になっている→熱がこもっている
③舌の幅と厚さが大きい→気力減退
④舌が薄くて小さい→水分不足、血流の流れが不足している
③ピンク色より薄い→冷え症
④ピンク色より赤い→熱の症状
◇舌苔(表面の苔のようなもの)で胃の状況を判断
☆正常は潤っていて舌苔が薄い
①白っぽい→冷え症
②黄色→熱の症状
③黒い→冷えの症、熱の症状のいずれか強い場合
④舌苔が厚い→消化不良
⑤乾燥している→体内の水分不足
⑥部分的にはがれている→消化不良
舌を見ることで自分の体の疲れている臓器のツボをお灸で補ったり
冷えがある場合は温める、熱がこもっている場合には熱を発散させるといった食材をとることをおすすめします。
ぜひ鏡の前でペコちゃんマークをつくってご自身の体を知る習慣をつくってみてはいかがでしょうか。
(サロンではたまにペコちゃんが登場します。探してみてくださいね!)
ではこれからの季節、冷え込んが厳しくなりますのでお身体温かくしてお過ごしください。