こんにちは、生殖心理カウンセラーの菅谷です。
今回はカウンセリングで良くお聞きする「強い心」というキーワードについてお話ししてみたいと思います。
「心をもっと強くしたい。心が弱いから、気持ちの切り替えが上手にできない・・・。」
というご相談を受けることがあります。
気持ちの切り替えをぱっと一瞬でできるようになる魔法の方法は、なかなかありません。
そもそも「気持ちの切り替えをしなければいけない」という考えそのものが、果たして正しいのかどうか難しいのです。
「気持ちを切り替えなければいけない」という固定観念がある自分にとっては、「気持ちを切り替えられない」自分は、「ダメな存在」として感じられてしまうかもしれません。
しかし、
悲しいことがあった時は、悲しいと感じて良いのです。
嬉しいことがあった時は、嬉しいと感じて良いのです。
自分自身の心は私のものであり、どういう気持ちになっても、悪いということはないのです。
願いが叶わなかった時は悲しいし、その願いをほかの人が叶えたことを知ったら、切なくなって当然です。
うらやましいな~、ずるいな~、悔しいな~、こうした感情もわき起こってきます。
この時多くの方が、「なんて私はひどい人なんだ・・・。心から喜んであげられない。」とも感じます。
しかし、心の中ではどう感じても良いのです。
態度に出したとしたら別の問題が起こるかもしれませんが、心の中では正直な気持ちに向き合ってあげて下さい。
そして、もっと自分を認めてあげましょう。
毎日頑張っていますよね。
十分に悲しむことができたら、やっと次の一歩を踏み出せるのです。
心は機械ではありません。
強い心も弱い心もありません。
感じたままで良いのです。
心は、強く感じる時も、弱く感じることもあってよいのです。
この後はやはり、「人間だもの」でしょうか(笑)。
カウンセリングでもいつでもお待ちしております。