こんにちは、今回はサロンが担当させていただきます。
先日、関東も梅雨明け宣言を受け本格的な夏が始まりました。30度を超える暑い日が続いていますが、不妊治療をされている患者様は冷えを気にしてエアコンを家で使用しないでいるという話をよく聞きます。実際に職場、移動先や電車の中でとても体を冷やしてしまう方もいらっしゃいますので、夏こそ冷やしすぎに気を付ける必要があります。
『身体の冷え』は実際に冷えていると感じる方とあまり感じていないが触ってみると冷えているような感じがする、また、冷えの部位も手足の末端、太もも、お腹、全身など様々です。しかし、上記のように冷えを感じている方でも実際には体は冷えておらず、逆に熱のこもりやすい状態の方もいらっしゃいます。足先は冷えるがのぼせやすい、上半身は汗をかきやすいなどの方は熱がうまく体中に循環されず熱が上ってしまっているだけで熱のこもりやすい体質である可能性があります。このような方が一生懸命温めるとさらにのぼせを悪化させてしまいます。
東洋医学では体のバランスをとることが重要です。熱のこもっている状態もバランスが取れていないということを表しています。陰陽、虚実、寒熱などのバランスを整える事が妊娠のための身体づくりになります。
冷え症の方、熱がこもっている方、どちらの方も共通して重要なことは身体を動かして汗をかくことです。冷えの強い方は筋肉量を増やすことが重要ですし、熱体質の方は汗をかいて熱を体の外に出すことが大切です。運動といっても激しいものではなく、ウォーキングやヨガなどゆっくりした運動でも効果的です。ただ、ヨガについてはホットヨガにこだわらず熱体質の方は普通の教室で行われるヨガで十分です。
エアコンも設定温度を高めにセットするなど、体の負担を少なくして夏を乗り切りましょう。冷え対策も重要ですが熱中症にはお気を付けください。