こんにちは。看護部です。
今回はお忙しい患者様の通院回数を減らす自己注射について、自己注射練習中によく聞かれる質問にQ&Aで答えてみようと思います。自分で注射をするのは怖い、、不安と迷っている方は是非参考にしてください。
Q1 痛いですよね
A1 痛いです。痛点は点状に全身に分布しており、避けて打つというのはできません。少しでも痛みを和らげるには毎回場所を少しずらすと良いといわれています。同じ場所に連続して打つと組織が炎症を起こして敏感になってしまったり、皮膚が固くなって針が入りにくくなってしまうことがあるためです。
また、冷蔵庫で保存していた薬液であれば、注射する20分くらい前に室温に出して冷えた状態から戻しておくのも良いです。
あとは打つ部位をしっかりつまみながら打つなどもお勧めしています。自分は注射を打つので手が離せないからつまめない!という場合はご主人に協力してもらいましょう。
Q2. 毎回同じ時間じゃないとだめですか?
A2. 誘発の注射は同じ時間じゃなくて大丈夫です。ヘパリンは時間が多少変わっても大丈夫ですが大体12時間ごとを目安にしてください。また忘れないように習慣づけるという意味では同じ時間帯での注射をおすすめします。
また、採卵前のオビドレルやHCGは時間が指定されていますので、その時間に注射してください。
Q3. 持って帰ったけど、やっぱり怖くなってしまったらどうしたらいいですか?
A3. 当院が開いている時間でしたら、お渡しした注射をもってご来院ください。あまりストレスにならないよう、無理はしないでください。
Q4. 注射部位から出血しました 内出血しました
A4. 針を入れた時に血液の逆流がないことを確認しているので血管に入ってしまったわけではありません。刺してる途中で血管を傷つけてしまうことは時々あります。止血するまで2,3分押さえて圧迫してください。
Q5. 次回来院するのは先ですが、お腹が張ります。このまま注射打って良いですか
A5. OHSSの兆候でお腹が張っている可能性があります。注射を打つ前に当院へお電話ください。
患者様が不安なく実施できるよう自己注射練習や10分相談で看護師が疑問・不安に対応していきます。いつでもお声がけください。