不妊症・男性不妊・人工授精・体外受精・胚移植・AID・精子バンク等の不妊治療・不妊専門クリニック。

心理カウンセリング

不妊症の検査・治療

カウンセリングとはどういうものか馴染みがない方々も多いかもしれませんが、カウンセリングは、カウンセラーがいきなり相談にいらした方の状況の善し悪しを判断したり、考えを評価したり、説得したりするようなことはありません。その時の状況、気持ち、考えなどをお聞かせいただきながら、苦しみや悲しみ、ざわつく心が少しでも和らぐように、一緒に考えていきます。そして、その方おひとりおひとりに合った良き方向性を見い出せるように伴走します。 不妊治療中は、治療についてだけでなく、関連した様々な悩みを抱えられる方が多くいらっしゃいます。夫婦のこと、両親やきょうだいとのこと、仕事と治療の両立や人間関係、年齢や経済的なこと、さらにはご自身のあり方についてなど、その悩みはさまざまです。治療のことを含めた相談に関しては、「なかなか人に話せない。話したとしても理解してもらえないのではないか」と周りに相談することが難しいと思われる方も多く、おひとりでぐるぐると考えてしまう傾向があるようです。 不妊治療をしていると、「辛い」と感じながらも日常生活と治療の両立で精一杯で、ご自身にとって大事な「心のケア」にまで、なかなか考えが及ばないかもしれません。不妊治療は”治療”ではあるものの、痛みや疾患を治すというものではなく、「子どもが欲しい」という”思い”、つまり心が基本となる特殊な医療です。だからこそ、なおざりにしてしまいがちな「心」をケアすることを大事に考えていただきたいと思います。 はらメディカルクリニックでは「臨床心理士」と「不妊カウンセラー(家族相談士・キャリアコンサルタント)」の二人の心理カウンセリングをご提供しており、立場と個性が異なる二人のカウンセラーのどちらでもご希望いただけます。不妊の悩みのみならず、ご夫婦の問題、仕事のストレス、友人との人間関係等々、どんなお話しでも結構です。多岐に亘る内容についてお伺いいたしますので、どうぞお気軽にご利用ください。 尚、不妊カウンセラーにつきましては、当院の患者様以外の方でもお申込みいただけます。

ご予約の2営業日前の15時を過ぎるキャンセルにはキャンセル料がかかります。2営業日前の15時〜1営業日前の15時までのキャンセル料は20%、それ以降は50%、当日ご連絡のないキャンセルは100%です。

よくある質問

私にはいらないと思うけど、受けたほうがいいの?

受けなければいけないものではありませんが、気づかないうちにストレスが積み重なり、心がその悪影響を受けることが多分にあります。「なんだか辛いな・・・」「どうしたらいいのかな・・・」「胸がざわざわする」等、少しでもそんな気持ちに気づかれた場合には、カウンセリングをお勧めします。カウンセリングの場でご自身の気持ちを話すだけでも、心が軽くなることがあります。また話すことで思考が整理されることもあります。体を伸ばしてストレッチするように、ご自身の心を客観的に見つめるための心のストレッチとして受けられる方もいらっしゃいますので、お気軽にお越しください。

時間と料金は?

通常のカウンセリングは、1回60分3,300円(税込) 、70分3,850円(税込)です。 院外の方は、1回60分5,500円(税込)、70分6,600円(税込)です。 AID患者様のカウンセリングは、1回70分14,300円(税別)です。

1回で終わるの? 何回くらい受ければいいの?

回数が決まっているわけではありません。1回で気持ちが軽くなられたりする場合にはそれで結構ですが、長い間辛い時間が続いている、混乱が激しい、関わる事象が複雑といったような場合には、ゆっくり時間をかけながらご自身のお気持ちと向き合っていただくケースもあります。ご相談に応じながら進めています。

どんなことを話すの?

治療のことに限定していただかなくても結構です。最初は治療のことがきっかけだとしても、次第に、それにまつわる人間関係や仕事のこと、また夫婦関係やご自身のこと等についてお話しされる方が多くいらっしゃいます。モヤモヤしているお気持ちの要因がわからないこともあります。モヤモヤしたり苦しかったり、そんな感情が湧いた時には、内容問わずいらしてみてください。

話したことが他の人に伝わることは?

カウンセラーは、カウンセリングの場でお聞きした事をドクターはもちろん、スタッフや外部の方に伝えることはありません。守秘義務を厳守しておりますので、患者様の秘密は守られます。どうぞ安心してお話しください。
臨床心理士

永森

不妊カウンセラー・家族相談士・キャリアコンサルタント・産業カウンセラー

略歴

自身の6年間に亘る不妊治療経験から「一般社団法人MoLive(モリーヴ)」「オフィス永森」を設立し、当事者のための直接的及び間接的支援に従事。カウンセリングやわかち合いの会を通して多くの当事者の葛藤を支え、企業の管理職に現状を伝える役割を担う。著書:「三色のキャラメル -不妊と向き合ったからこそわかったこと-(文芸社)」

患者さまへのメッセージ

不妊の悩みは特有で多岐に亘ります。ご自身のことだけに留まらず、ご夫婦のこと、ご家族とのこと、仕事との両立のこと等複雑に絡んだ葛藤について、お話しなさってみませんか。経験者としてお気持ちに寄り添い、現状に折り合いをつける糸口が見つけられるようお手伝いします。

戸田

公認心理師、臨床心理士、がん・生殖医療専門心理士、生殖心理カウンセラー、ブリーフセラピスト

略歴

大学と大学院で臨床心理学を学び、修士課程修了後、臨床心理士資格を取得。ご相談者様の悩みに耳を傾けるだけでなく、ともに解決方法を探し変化をめざす心理療法、ブリーフ・セラピーを得意とする。 専門は夫婦関係、親子関係、妊娠出産、不妊、妊娠期のストレス、子育て、発達障害、セックスレス、性機能障害、親族を含めた家族の問題など。ご相談者様のニーズに沿った心の支援に努めている。

患者さまへのメッセージ

カウンセリングは、これからのことを考える作戦会議のようなもので、カウンセラーは司会進行役です。臨床心理学の専門的な知識を使い、相談者様のお悩みが少しでも解決に近づくようにお手伝いします。 不妊治療のどんなステージにいる方にも、役立つ会議ができるよう心がけています。どうぞお気軽にご相談ください。
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