一源三岐鍼(鍼灸)
不妊症の検査・治療
一源三岐鍼とは
一源三岐鍼
一源三岐鍼とは…その仕組みと具体的な目的 当院の鍼は「一源三岐鍼」という*会陰(えいん)へのツボ刺激も含む手法を用いるのが特徴です。 東洋医学では「一源三岐」という、衝脈・任脈・督脈の三つの流れが、直接的に一源である子宮に注ぎ入り、 生殖を支えるエネルギーになると考えられています。女子が発育成熟してくると、「一源三岐」および、「気」「血」が充実して月経が始まり、 妊娠が可能になります。したがって、一源三岐の流れがバランスを失ったり、気血が不足したりすると、月経不順や不妊などの状態がおこってきます。 一源三岐のツボを刺激することで、自律神経を整え、ホルモンバランスを調節し、 子宮内の血流を増加させ着床時期にふさわしい子宮環境を整えていくことを目的にしています。 受精卵は、胚盤胞まで発達後、ハッチング(脱出)し、子宮内膜内の毛細血管と結びつくことで着床を開始していきます。 この際重要なのは内膜の質=十分な血流が着床を順調に進め、着床開始から約12日目〜14日目に着床を完了します。 また、受精卵の着床を促進させ、免疫状態を安定化しますので移植後も安心してお受けいただけます。医師在中施設のため、会陰への処置が可能です。
まとめ
- 子宮内膜への血流増加で卵子と着床しやすい環境作り(子宮内膜自体の増殖はボーンスクイズの方が有効です)
- 免疫を安定させ、着床の促進を図る
- プロゲステロン(P)の分泌促進で黄体期(高温期)を維持
- 黄体期特有の自律神経アンバランスの調整
注意事項
- 鍼を行った当日は、好転反応が出る場合がございます。だるくなったり、眠くなったりしますのでそのような症状が出た場合には無理をせず休んでください。
- 採卵で8つ以上採取できた周期は鍼は実施しないでください。次周期以降は可能です。
- OHSS(卵巣過剰刺激症候群)の疑いがある場合は鍼は実施しないでください。