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今回は、無精子症のために第三者の提供精子によって家族をつくる選択をし、2人のお子さんを授かったラックさん(夫)とララさん(妻)に当院の鴨下医師が聞き手となり体験談を伺いました。ラックさんとララさんは国内の医療機関で7回人工授精(AID)を行っても授かりませんでしたが、例外的に体外受精に進み2人のお子さんを授かりました。(ラックさんララさんの医療機関名に関する問合せには応じられません。現在、当院では提供精子の体外受精を行っていますので本方法を希望する方は当院までお問合せください。)
妊活と不妊治療に至るまで
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医療機関での提供精子の医療を選択した理由
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提供精子で姉妹を授かってみて
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2人の子どもに恵まれ、理想の家族像を手に入れることができ、ドナーさんには感謝しかないです。
文:髙見すずは 写真:松本 理恵子 (一部) 編集:平藤篤(MULTiPLE Inc.)
PROFILE
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ラック(40)&ララ(33)
夫・ラックは空調機器の開発企業に勤務しており、現在はテレワーク中心の生活。妻・ララは研修会社に勤務しており、現在は育児休暇を取得している。2017年に結婚し、同年春頃から妊活を始めたものの違和感があったため、病院を受診。その結果、夫・ラックの無精子症が判明し、不妊治療を開始。医療機関でのAIDを経て、体外受精に移行し、匿名の同一ドナーによる精子提供にて2歳違いの姉妹を妊娠・出産。
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鴨下副院長(聞き手)
医学博士 日本産婦人科専門医 生殖医療専門医 日本がん・生殖医療学会認定医がん・生殖医療ナビゲーター。2007年東京医科大学医学部医学科卒業。 2009年東京慈恵医科大学産婦人科教室入局、2010年東京慈恵会医科大学産婦人科教室助教、2012年東京慈恵会医科大学附属病院 生殖内分泌外来 2014年聖マリアンナ医科大学産婦人科教室にて、卵巣組織凍結、がん・生殖医療の臨床及び基礎研究に従事、2016年東京慈恵会医科大学付属病院にて生殖内分泌外来、がん・生殖医療の外来担当。2020年国立がん研究センター東病院にてがん・生殖医療外来を新設、専任。2021年9月よりはらメディカルクリニック勤務。著書に『誰も教えてくれなかった卵子の話』(集英社、2014年、共著)