不妊治療中、あるいは妊娠中の「COVID-19ワクチン」「インフルエンザワクチン」「花粉症の薬」についてNo.107
【1】COVID-19ワクチン
【2】インフルエンザワクチン
【3】花粉症の薬
【1】COVID-19ワクチン
日本産科婦人科学会より公式見解が発表されました。以下よりご確認ください。
http://www.jsog.or.jp/news/pdf/20210127_COVID19.pdf
COVID-19のFAQ
Q1:不妊治療中にCOVID-19ワクチン接種をしてもよいですか?
A1:COVID-19ワクチンについては接種後の避妊期間が不明なため、わかりません。上記の公式見解をよくお読みいただきご自身でご判断いただけますようお願いいたします。また、COVID-19ワクチンを接種する際には、その医療機関に不妊治療をされていることをお伝えください。今後、避妊の必要性などの指針が示された場合にはメール配信にてお知らせいたします。
Q2:特にCOVID-19ワクチン接種を検討した方がよいのはどのような場合ですか?
A2:感染リスクが高い医療従事者、重症化リスクがある可能性がある肥満や糖尿病など基礎疾患を合併している方は、ワクチン接種を検討した方が良いです。
Q3:妊娠判定で陽性でした。COVID-19ワクチン接種をしてもよいでしょうか?
A3:器官形成期(妊娠 12 週まで)は、ワクチン接種を避けてください。
Q4:はらメディカルクリニックでCOVID-19ワクチン接種はできますか?
A4:今のところできません。
【2】インフルエンザワクチン
インフルエンザワクチン接種は一般的に妊娠中のすべての時期において安全であり、妊婦がインフルエンザに感染すると重症化することがあるため、ワクチン接種が勧められています。ただし、タイミング・人工授精・胚移植後の方は妊娠の可能性があることをインフルエンザワクチンを接種する施設にお伝えください。
【3】花粉症の薬
・点眼薬、点鼻薬は妊娠の可能性がある期間でも安心してお使いいただけます。
・点眼薬や点鼻薬で症状改善がなければ内服薬の使用も可能です。内服薬については、特にクラリチン、デザレックスが安心です。他には、アレグラ、ザイザル、ジルテック、タベジール、ポララミン、レミカットも使用可能です。それ以外の内服薬を使用する場合は、診察にて医師にご確認ください。
(2021年1月31日)