お知らせ
卵巣予備能が低下した症例におけるG-CSFプライミングの臨床研究 No.174
来年1月より、「卵巣予備能が低下した症例におけるG-CSFプライミングの臨床研究」を開始します。
これは、G-CSFプライミングが、前胞状卵胞の成長を促進する可能性を研究する新しい取り組みです。先行研究の論文では、採卵周期前の2周期、G-CSF薬剤を連続投与することで、受精率・胚盤胞発生率の増加、AMHの上昇、臨床妊娠率及び継続妊娠率の増加が認められました。
当院はこの方法を、PPOS法―凍結胚移植にて実施します。当院は採卵あたりの胚盤胞獲得率が、36歳以下94.7%、37歳~39歳89.3%、40歳以上72.4%と非常に高いため、本研究の主な目的は、
・前胞状卵胞の成長促進による、胚盤胞の質の向上
・妊娠率と妊娠継続率の向上
・AMHの増加です。
▼臨床研究の対象者
・AMH2.0未満の方
・臨床研究のため自費で体外受精(顕微授精)をする方
・IVF-D、卵子凍結をする方
・本臨床研究への参加を希望の方
▼スケジュール
採卵周期前2周期、連続で、排卵後に1回G-CSF注射を投与します。G-CSF注射をする2周期の間、採卵や胚移植をすることができません。タイミング法と人工授精は可能です。
▼参加方法など、詳しくは動画(10分)をご覧ください。
https://vimeo.com/897462393?share=copy
↓臨床研究参加説明・同意書↓
https://www.haramedical.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2023/12/gcsf.pdf
ご不明点はクリニックまでお問合せください。
みなさま、楽しいクリスマスをお過ごしください。
(2023年12月24日)