提供精子の体外受精(IVF-D)を希望する方へ
1月14日に発表しました、提供精子による生殖補助医療の新しい実施要項において、今後は体外受精(以下IVF-D)を行うことをお伝えしましたが、IVF-Dの進め方について再度ご説明致します。
【1】当面のIVF-D運用
【2】第1回IVF-D説明会は約20組を予定
【3】第2回IVF-D説明会の開催時期は未定
【4】体外受精説明会はいつでも参加可能
【5】AIDは2022年12月末まではこれまで通り実施可能
【6】治療をする夫婦に今考えてほしいこと
■スケジュール
https://www.haramedical.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2021/12/schedule_d.pdf
■実施要項
https://www.haramedical.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2021/12/guidelines_d.pdf
【1】当面のIVF-D運用
実施要項13ページに、IVF-Dの対象条件を記載しています。例えば、AID6回以上行ったが出産に至っていない方が対象、としています。しかし、実施要項15ページの「IVF-Dの運用の実際」の通り、現時点ではIVF-Dの対象条件を満たしている患者数が非常に多いため、当面の間はAID実施回数が多い方から順にIVF-Dをご案内いたします。第1回IVF-D説明会の対象者が、AID何回以上の方になるのかについては、2月20日にメールを配信致します。今暫くお待ちください。また、他院でAIDをやっていた方で、まだ当院へ回数の申告をされていない場合は、1月29日までに受付にお電話下さい。それ以降にご申告された場合は、回数を反映できませんので、ご注意下さい。
【2】第1回IVF-D説明会は約20組を予定
AIDからIVF-Dへのステップアップは、準備が複雑であることから、当面の間は都度対象者数を限定して行っていきます。第1回IVF-D説明会の対象者数は約20組を予定しています。この20組はAID回数が多い方から順に選定します。具体的なAID回数は2月20日にメール配信します。第1回IVF-D説明会は3月19日(土)です。ご夫婦両方の参加が必須です。方法はzoomです。
【3】第2回IVF-D説明会の開催時期は未定
第1回IVF-D説明会に参加した方の手続きがある程度完了したところで、第2回IVF-D説明会を開催致します。開催時期や対象人数については、現時点では全く決まっておりません。皆様が一番気になるところだと思いますので、見通しがつき次第すぐにメール配信致します。
【4】体外受精説明会はいつでも参加可能
IVF-Dに進むご夫婦は、体外受精説明会にもご参加いただきます。体外受精説明会は毎月1回開催しておりますので、いつでもご参加ください。AID回数の制限などなく自由にご参加いただけます。診療予約システムの「説明会・勉強会」からご予約ください。参加はご夫婦いずれか1人以上でよいです。
【5】AIDは2022年12月末まではこれまで通り実施可能
IVF-Dを待っている間も含め、2022年12月末までは、年齢制限なく、AIDはこれまで通り実施していただけます。2023年1月以降は年齢制限がございますので、詳しくは実施要項7ページをご確認ください。
【6】治療をする夫婦に今考えてほしいこと
提供精子の生殖補助医療は、幸せな家族をつくるための方法です。しかし、実際には、提供精子で生まれたことで苦しんでいる子どもたちがいます。生まれた子どもが犠牲になることは絶対に避けなければいけないことは皆様も共通の見解だと思います。今一度皆さまに考えてほしいことを動画にしました。ぜひご覧ください。IVF-Dにステップアップする際には、「子どもの福祉に関する面談」があります。これは、児童福祉の専門家がご夫婦1組ごとに面談し、ご夫婦が子どもの福祉や告知をどこまで考えているのかを確認します。AIDを始める時にも考えた告知について、あれから時間も経っておりますし、この動画を見たうえで今一度ご夫婦でお話してみてください。
▼治療をする夫婦に今考えてほしいこと(6分45秒)
https://youtu.be/0aDHLQsI1-4
(2022年1月23日)