お知らせ
3月16日の地震による当院凍結胚・卵子・精子や施設への影響はありません
16日午後11時36分ごろ、宮城県と福島県で震度6強の揺れを観測し、都内も震度3〜4と比較的強い揺れとなりました。皆さまお怪我などはございませんでしょうか。この地震による凍結胚・卵子・精子や、当院施設への影響はありませんのでご報告いたします。
▼詳しく知りたい方へ
<凍結細胞の管理>
凍結胚・卵子・精子を保管している「凍結タンク」は地震の際にお互いのタンクが衝突しないよう管理されています。今回のような地震の強さであれば影響はありません。また、凍結タンクの冷却動力は電力ではないので、もし停電した場合でも問題はありません。凍結タンクは液体窒素を充填することでマイナス196度を保っています。
<培養中の受精卵管理>
採卵後、受精し、培養中の受精卵は、インキュベーターという機械の中で保管されています。これは温度と空気管理を電力で行っているため、万が一に備えてバックアップ電源につなげていますが、今回停電にはなりませんでしたので通常通りの稼働でした。インキュベーター内の受精卵管理箇所は非常に小さく、地震による揺れがあっても影響はありません。
当院はISO9001を取得しており、品質管理で重要となる災害マニュアルも完備しています。地震後のチェックはマニュアルに即して行いました。
2022年3月17日