不妊症・男性不妊・人工授精・体外受精・胚移植・AID・精子バンク等の不妊治療・不妊専門クリニック。
お知らせ

D配信#6:第1回IVF-D対象者条件となるAID回数のご連絡

【1】 第1回IVF-D対象者の条件
(1)IVF-D採卵当日の年齢が42歳以下であること。
(2)卵管に問題がない場合は当院でAID30回以上実施していること。片側卵管閉塞・切除(狭窄は含まない)の場合は当院でAID20回以上実施していること。なお、第1回IVF-Dは他院実施分のAID回数は対象になりません。また、両卵管閉塞の方も対象になりません。
*本決定の理由は文末に記載

【2】 お願い:ご自分が上記1の条件を満たしているかどうかを確認するために、当院まで電話・メールをすることはどうぞお控えください。判断に迷う場合は以下3より説明会の申込みをしてください。当院では全ての申込を精査し、条件を満たしているかどうかについてメールでご連絡いたします。

【3】 第1回IVF-D説明会申し込み
●7月2日(土)15時~17時(zoomのみ)

●ご夫婦揃って最初から最後まで視聴していただく必要があります。
上記1、2の方は【6月18日(土)】までに以下のフォームより第1回IVF-D説明会をお申込みください。説明会参加の確定は、当院より6月20日(月)~28日(火)の間にメールにてご連絡します。29日になってもメールが届かない場合は、迷惑メールBOXやプロモーションBOXなどすべての受信箱を確認していただき、それでも確認できない場合にはお電話にてご連絡ください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf5LMbzpG6r8IPMXoAkIINyG0nnifBNtgs9vEpT7-5Szea6gA/viewform?usp=sf_link
*IVF-D説明会の内容はD配信#4をご覧ください

【4】IVF-D説明会に参加するためには、D配信#4でお知らせした「提供精子における生殖補助医療の同意書」を6月18日(土)までに提出してください。同意書の提出がない場合は説明会にはご参加いただけません。同意書は以下のURLより印刷してご提出ください。
https://www.haramedical.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2021/12/p_ConsentForm_d.pdf

【5】第1回IVF-D説明会からIVF-D実施までのスケジュールを今一度ご確認ください。スケジュールは更新されています。
https://www.haramedical.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2021/12/schedule_d.pdf

【6】第1回IVF-Dを進める上での注意点
●注意その1:途中終了の可能性
提供精子で体外受精を行うことは法律的には問題はありません。しかし、日本産科婦人科学会では提供精子の医療は人工授精までと定めています。提供精子の医療がなぜ人工授精までしか認められていないのかという問題提起を厚生労働省は2001年に認識しましたが、厚生労働省は提供精子に関する法整備が完了するまで現状維持のままでいるよう通達を出したため、日本産科婦人科学会はその方針を支持する形になっています。しかし、その後21年経った今も法整備はされていないため提供精子の医療は人工授精までに制限されているという状況です。そこで、この度当院は、提供精子にかかる問題点(出自を知る権利保全、ドナーの権利保全、情報を100年間保全)を当院独自の方法で解決する仕組みを備えて提供精子の体外受精に進みます。しかしながら、当院はあくまでも認可の上で診療活動を行える立場にあり、もしも今後強い指導が入った場合にはこれを進めることができない可能性があります。

●注意その2:夫婦の取組が必要
IVF-Dは当院独自の取り組みになるため、顧問弁護士の指導のもとで慎重に進めています。重要になるのが、「プロセスの中でも夫婦の考えは当院規定の要件を満たし、夫婦の意思は一致していたのか」という点になります。そのため、夫婦そろって同じタイミングで取り組んでいただくことがこの先3回あります。
① 夫婦揃って説明会に最初から最後まで参加すること(zoom)
② 夫婦揃って社会福祉士の面談をうけること(zoom)
③ 夫婦揃ってIVF-D前個別説明をうけその場で契約を取り交わすこと(来院)
この3つのうち1つでも途中参加・退席、実施できない場合には第1回IVF-Dを実施することができません。①は7月2日15時~17時、②③は上記5のスケジュールの通りです。もし、現時点で①②③いずれかにおいて都合がつかない場合には、第1回ではなく、第2回説明会にお申込みください。なお、患者様の都合で準備や治療を中断や終了することは全く問題ありません。IVF-Dは、説明会後、社会福祉士の面談後、IVF-D前個別説明後、などいつでも自由に中断、終了することができます。ただし、再開する場合は説明会から参加しなおしていただく可能性が高い点をご了承ください。

*1の決定理由について
・年齢制限については、提供精子による生殖補助医療の実施要項に記載の通りです。
・AID回数については、非匿名精子が用意でき、かつ、第1回IVF-Dとして当院が管理できる夫婦数として28組と決定し、28組が対象者となるAID回数を算出した結果です。28組の方は治療期間が長く、数年前から来院していない方も含まれますので、実際にIVF-Dに進まれるのは約半数と予想されますが今回は対象者の追加は行いません。
・片側卵管閉塞の場合には、両卵管に異常がない場合と比較し妊娠率は半分にはならないことを鑑み回数を決定しました。
・両卵管閉塞については該当患者様の倫理委員会申請日から現在までの期間が、AID30回実施してきた方の治療期間に比べて優位に短いことから第1回については対象外としました。
・第1回IVF-DについてはD配信#4でお伝えした通り、当院で治療をしてきた方を優先し、他院AID実施分は対象外としました。

(2022年6月5日配信)

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