不妊症・男性不妊・人工授精・体外受精・胚移植・AID・精子バンク等の不妊治療・不妊専門クリニック。
お知らせ

家族になることを一緒に考える会(2022年7月23日開催)

家族になることを一緒に考える会とは
精子提供で生まれた子どもを育てている先輩パパやママを交えて、これから家族をつくる皆さまが一緒に考え、意見交換をする会です。

 

はらメディカルクリニックの取り組み
はらメディカルクリニックの取り組み

 

なぜ、家族になることを一緒に考える会をするのか?
提供精子を用いて妊娠を目指す選択をした生殖補助医療においては、生まれてくる子どもへの出自告知に充分な配慮が必要です。
これを怠れば、自身が生まれた経緯を配慮なく子どもが知ることで、それまでの成長体験への信頼がゆらいでしまう、いわゆる「アイデンティティの喪失」などの不幸な事象が発生します。これらを避け、親子がこの選択を必然だと受容するためは、まず親が段階的な告知方法、およびその根幹となる意識の持ち方を体得する必要があります。
当院でも、夫婦両名にこれらの研修を行い、その定着を倫理委員会が認めるまでは、治療の実行を認可していません。

この研修に特効薬はありませんが、なぜ告知や意識付けが必要なのかを、当治療の経験者から共有いただくことは、かなり有用で得難い機会となります。
例えば、精子提供を経て妊娠、出産をした後、以下のような場面に遭遇したら、あなたならどうしますか。

・子どもに障がいがあったら?
・ご夫婦の両親・祖父母など親族にはどのようにオープンにしますか?
・職場や近隣、子どもが幼稚園(保育園)に行ったら、そこの先生や父母に対しては?
・精子提供者の周辺情報(身長・体重、簡単な体の特徴、職業、趣味、国籍、血液型、病気・遺伝情報、精子提供をして下さる理由)を、子どもにいつ、どんな言葉で、どんな場面で、どのように話す?
・子どもに「お前は本当の父親じゃないだろ!」と言われたら?
・子どもが18歳になって、提供者に会いたいと言ってきた時、どうする?

これらに関しては、これまでにご夫婦でも話し合われこともあるでしょう。
しかし、言語化できるところまでは考えられていない方が多いのではないでしょうか。これらには正解もありませんが、間違いなくその一助となるのは、ご経験者の体験談です。
そこで、ご経験者のコミュニティである、AID当事者の会にご協力いただき、この会を開催いたします。

 

日時 2022年723日(土)15時開始
配信方法 ZOOM
費用 無料
演目 1部:「体験談:寺山夫婦の治療から子育てまで」(60)

2部グ:ループ座談会(6090 ) ()

※各グループに先輩パパやママのファシリテーターが参加します

対象者 (1部)

提供精子の医療を検討している方、

治療受診中の方()、受診後妊娠・出産した方

※他院で治療中の方も歓迎。卵子提供治療中の方にも有用です

(2部)

当院で AID を受診している方

申込方法 下記URLより申し込み。申込締切2022710日(日)

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScXRaYr-EZIIxVgFbm5NBT4W4ZEILx5l9zmNTJaGIQ2U612WA/viewform?usp=sf_link

登壇者 (1部) AID当時者の会代表・寺山ご夫婦

第三者からの精子・卵子・胚の提供による生殖補助医療を考える当事者のためのポータルサイト「タネはな.com(https://tane-hana.com/)を主催。自身も提供精子を用いて子どもを授かることに悩み、苦しんだ経験を持つ。まず、然るべきプロセスを経て不妊を受容し、その後に発生する事象への対処法を考える根幹となる意識の持ち方を、自身の失敗談を含めつつ解説する。

(2部)同治療を経験された先輩パパ、ママの複数名がファシリテーターとして参加。

提供精子による生殖補助医療 AIDとIVF-Dについて
https://www.haramedical.or.jp/content/provision/aid-ivf-d

はらメディカルクリニックの精子バンク
https://www.haramedical.or.jp/content/provision/bank

精子提供で子どもを授かったご夫婦のインタビュー
https://www.haramedical.or.jp/feature/interview01

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