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8月宮崎院長の外来休診、AIDの黄体補充薬について No.159
【1】8月宮崎院長の外来休診
【2】AIDの黄体補充薬について
【1】8月宮崎院長の外来休診
8月19日(土)から26日(土)まで、宮崎院長の外来診療はお休みとさせていただきます。この期間中の診療は、他の医師が対応させていただきます。詳細は以下のリンクからご確認いただけます。
https://www.haramedical.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2023/05/2023summer.pdf
【2】AIDの黄体補充薬について
AID(非配偶者間人工授精)は保険適用外の自由診療となります。そのため、自費の場合は人工授精後の黄体補充に、体外受精で使用するようなホルモン含有量が多い膣坐薬も使用することができます。
昨年は、国内の膣坐薬の供給不足と流通制限があったため、膣坐薬の使用を体外受精周期のみに制限していました。しかし、3月頃より流通が安定してきたため、AIDの黄体補充薬として、妊娠率が高い「膣坐薬」を主に処方することとなりました。(保険人工授精の場合は膣坐薬は保険適用外のため使用できません)
▼黄体補充薬別成績
2022年、人工授精(AIH+AID)の妊娠20週までの妊娠継続率は、経口薬よりも膣坐薬の方が1.6倍高いという結果が出ています。黄体補充は妊娠後の維持に重要であり、特に流産率に大きな差が見られました。具体的には、経口薬使用群の流産率は、膣坐薬使用群の流産率の1.9倍ありました。
・母数は黄体補充あり周期1138周期(AIH+AID)
・実施者平均年齢36.4歳、妊娠者平均年齢34.0歳
これからも妊娠成功に向けて最善の選択をご提案します。ご不明な点や要望などありましたら診察にて医師にお伝えください。
(2023年5月21日)