子宮膜の再生と増殖のモニター募集
現在、体外受精の胚移植においては子宮側の受容能を大きく改善できる方法はありません。(SEET法や内膜スクラッチは着床因子を分泌させるため有効ですが大きな改善にはなりません)
そこで当院では2016年12月より子宮内膜の再生と増殖について研究を進めてきました。倫理委員会の許可のもと、2017年11月より研究は第二段階に入っています。これに際しモニターを募集します。モニター参加の方は一般臨床治療開始となるよりも早く胚移植に合わせて子宮内膜再生と増殖のための治療を受けていただくことができます。
≪6つの条件≫
1、年齢が35歳~41歳までの方
2、月経が2018年6月7日(木)~6月16日(土)に開始予定の方
3、上記1の月経開始から6日~14日前に来院が可能で、その際に「採血」が可能な方
4、上記1の月経が予定通り始まり、その3日目に月経血採取のために来院できる方
5、本研究は最終的に胚移植時の妊娠率を向上させる目的のため、現在凍結胚がある方、もしくは2018年9月までに採卵し胚凍結をする予定の方
6、以下URLの「子宮内膜の再生と増殖に関する研究へのご協力(ボランティア)のお願い」と「感染症検査の説明と同意書」の内容について理解し同意できる方
*月経血が少ない場合や、感染症が陽性の場合には中止となるなど留意点を正しくご理解ください。
≪募集人数≫
10名、申込順
≪申込方法≫
診療時間内にクリニックまでお電話いただき、「研究に協力したい」とお話しください。
TEL 03-3356-4211
≪詳細と同意書≫
●子宮内膜の再生と増殖に関する研究へのご協力(ボランティア)のお願い
http://docs.haramedical.or.jp/pdf/ENDOMETRIUMagreement.pdf
●感染症検査の説明と同意書
http://docs.haramedical.or.jp/pdf/E-KANSENSYOUagreement.pdf
≪すでにご協力済みの方へ≫
2017年11月より、順次、当院からお声がけしており既に多くの患者様にご協力いただいております。
当時はその際に採取した月経血を臨床使用することができるかどうかが未定であったためその点の言及ができませんでしたが、お蔭様で研究は順調に進んでおり、皆さまにご協力いただいた分につきましても当然胚移植と合わせて使用が可能です。
改めてご協力に感謝しております。