胚盤胞到達率向上のためのタイムラプス培養、ERP37歳以下治験の終了、採卵周期のhCG採血、年末年始の休診日 No.100
【1】胚盤胞到達率向上のためのタイムラプス培養
【2】子宮内膜再生増殖法ERP37歳以下治験の終了
【3】採卵周期2・3日目のhCG採血
【4】年末年始の休診日
【1】胚盤胞到達率向上のためのタイムラプス培養
タイムラプスとは胚を培養器に入れたまま外に出すことなく観察と培養を行えるシステムです。環境の変化がないので、胚のストレスが軽減され、従来の培養器よりも胚盤胞到達率が11.8%上昇しました。(2017~2019年当院実績)胚盤胞到達率向上だけを目的としたタイムラプス培養を現在よりもお手頃な料金でご利用いただけるよう、タイムラプス培養を2つのプランにわけました。詳しくは以下のURLよりご確認ください。10月12日(月)よりお申込みいただけます。https://www.haramedical.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/02/TIME-LAPSE.pdf
【2】子宮内膜再生増殖法ERP37歳以下治験の終了
子宮内膜再生増殖法ERPとは幹細胞培養上清液を胚移植前に注入することで妊娠率の向上と流産率の軽減を目的とした再生医療です。ERPには「月経血由来」と「臍帯由来」の2種類あり、月経血由来の実施後成績は、妊娠率16.3%増、流産率32.4%減と効果の高い治療です。(2020年7月)詳しくはこちらのURLよりご確認ください。https://haramedical.actibookone.com/content/detail?param=eyJjb250ZW50TnVtIjozNTU0NX0=&detailFlg=0
本研究において、幅広い年齢層の治療成績データを必要としましたが37歳以下の実施数が不足していたことから、2019年7月より37歳以下限定治験を行ってきました。これは通常45万円かかる月経血幹細胞培養上清液3本分の生成費用が18万円で行えるという治験です。この度37歳以下の実施数が必要数を満たしましたので本治験は12月26日(土)をもって終了とさせていただきます。
【3】採卵周期2・3日目のhCG採血
採卵周期は皆様の月経の認識により開始されますが、前周期に妊娠行為をされた方は、その出血が月経ではなく妊娠後出血の可能性があります。妊娠後出血であるかどうかはこの時期の超音波検査ではわからないため、今後は採卵周期2・3日目の採血の際にご希望制にてhCG採血も実施できるようになります。ご希望は10月12日(月)より要望書にて確認させていただきます。
【4】年末年始の休診日
年末年始の休診について以下よりご確認ください
https://www.haramedical.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2020/10/2020_2021.pdf
(2020年10月11日)